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第十一章 楓と直樹の初めてまでのすれ違い
73. 引き渡しと違和感 side. 直樹
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「良い部屋じゃないか」
マンションのリビングに足を踏み入れたじぃちゃんが、感心したような声で言った。
午前中にマンションの引き渡しを受けた俺は、午後にじぃちゃんと待ち合わせをして、今は部屋を案内中だ。
「しかし1ヶ月前に購入して、今日が引き渡しだなんて、物凄い早さだな」
「俺が購入した時点でマンションは完成してたからね」
「ああ、そうか。たまたまキャンセルが出た部屋だと言ってたな」
「そうそう」
そんな会話をしながら、部屋をまわっていく。
一通り部屋を見終えると、じぃちゃんが俺の方に向き直って言った。
「……直樹、本当に住む気はないのか?」
「うん」
俺が楓を閉じ込めようなんて暗い欲望を克服できたら、楓と住むことも考えていた。
だけど。
楓との次の約束が無い今、この部屋に楓と住む日が来ることを想像することが出来なかった。
「……俺が住むことは、もしかしたら、もう無いかもしれない」
「そうか」
じぃちゃんはそう言って、窓の外へと視線を移した。
◇
その後、じぃちゃんが今使っている家具や家電は処分して新しく揃えると言うので、2人で家具を見に行った。
担当者に案内されながら、ショールームを回り始める。
すると、何故かじぃちゃんは、家具ではなく俺の方を見ていることに気付いた。
「直樹は、どれがいいと思う?」
「うーん、……これなんか、じぃちゃん好きなんじゃない?」
「まぁ、それはそうだが。……直樹は、どれがいいんだ?」
「え? 俺?」
「ああ。直樹、お前だ」
じぃちゃんの家具選びなのに、何で俺の意見を聞くのだろう?
不思議に思いながらも、目の前に視線を移すと大きなL字型のソファに目が奪われた。
「……俺は、これかな」
これなら、楓とゆっくりくつろげそうだ。
……なんて想像をして、すぐに楓との未来が不透明であることを思い出し、暗い気持ちになる。
すると、そのソファを検分するように触れたり座ったりしていたじぃちゃんは、顎に手を当てて言った。
「ふぅん、これはなかなか良いな」
そうしてじぃちゃんは俺の選んだソファを、担当者に伝えた。
その後、他の家具を選ぶ際も、何故かじぃちゃんは俺の意見を聞いては担当者に伝えていく。
少し不思議に思ったけれど、俺がじぃちゃんから受けた影響はとても大きい。
もしかしたら、じぃちゃんの影響で、家具の趣味も似ているのかもしれないと思い至り、納得した。
ある程度決まったところで、来週、担当者にマンションの採寸に来てもらうことになった。
◇
家具店を出て、俺とじぃちゃんは車に乗り込んだ。
「じぃちゃん、このまま家電も見に行く?」
「家電はな、だいたい目星を付けてあるんだが、……直樹が今使ってる製品を参考にしたいから教えてくれ」
「ああ。俺のは、……高校の時、じぃちゃんに買ってもらったのをまだ使ってるよ」
俺はじぃちゃんに勧められた高校に通っていたのだけど、家から離れた学校だったため、じぃちゃん所有のマンションに住まわせてもらって一人暮らしをしていたのだ。
その時にじぃちゃんが揃えてくれた家具も家電も、まだ現役だった。
「おいおい、高校入学の時のだろ? ……10年以上も前じゃないかっ!」
「あの時、高校生には勿体無いぐらい良い物を買ってもらったからね。使いやすいし、まだ使うつもりだよ」
買い替えるとしたら、結婚の時かなと思ってた。
でも結婚なんて、楓としか考えられない。
もしこのまま楓と終わってしまったら、俺はずっと独りなんだろうな、なんて思う。
すると、じぃちゃんが額に手を当て言った。
「流石にそろそろ買い替え時だろう?!」
「ううん、そんなことないよ。……それよりさ、じぃちゃん。家具と家電、俺にプレゼントさせてよ」
すると、じぃちゃんは盛大なため息をついた。
「お前は! ジジィに金なんか使ってどうする! そういうまとまった金はな、自分や大事な相手のために使うんだ。使う予定がないなら取っておけ。……本当にお前はそういうところ、ばぁさんにそっくりだ」
「そうかなぁ? じぃちゃんだって俺にプレゼントしてくれたし、俺はじぃちゃんに似てるんだと思うけど」
「……うーん、そうか?」
「うん。……ってことはじぃちゃんとばぁちゃんが似てるんじゃない?」
すると、じぃちゃんは目を瞬いた。
そして、静かに笑って言った。
「……ワシとばぁさんか。……そうかもしれんな」
じぃちゃんはそう言って、静かに微笑んだ。
◇◇◇
翌週の土曜日になっても、楓から連絡はなかった。
楓との終わりがゆっくりと近付いていることを感じて、暗い気持ちになる。
他に予定もなかったので、じぃちゃんの家具の採寸に俺も立ち会おうとマンションに行ったのだけど。
……着いて早々、じぃちゃんに怒られた。
「何で今日もお前がいるんだ! 恋人はどうした?!」
「……うん。予定があるんだって」
「だったら友人とでも会えばいいじゃないか!」
「今、あんまり友達と会う気分にはなれなくて」
仲が良い友人達にはみんな数年交際している彼女がいた。
みんなそろそろ結婚を考え始めていて、……そういった話を聞くのは、今はとても辛かった。
「……まぁ、そういう日もあるか」
じぃちゃんがポツリと言ったタイミングでチャイムが鳴り、家具店の担当者がやって来た。
担当者が採寸し、じぃちゃんが家具やカーテンをテキパキと発注していくのをぼんやりと見ていた。
担当者がタブレットで、発注した家具を配置してシミュレーションを作成していく。
じぃちゃんが発注した家具は先週、俺が選んだ家具ばかりだ。
ついつい、楓との生活をイメージして選んでしまったものばかりで、タブレットの中では、俺の理想の部屋がどんどん出来上がっていく。
すると、じぃちゃんが険しい顔を浮かべた。
「この部屋は通常の規格よりも大きめに作られているからか、ソファもダイニングテーブルも小さく感じるな」
すると、すかさず担当者が口を開いた。
「部屋に合わせてオーダーメイドさせていただくことも可能ですよ」
「じゃあ、それで頼む」
「えっ?!」
思わず俺は驚きの声を上げてしまった。
「じぃちゃん、近いうちにこの部屋から引っ越すって言ってたよね? この部屋に合わせてオーダーメイドしたら、引っ越し先で使えないんじゃ……?」
じぃちゃんは『近いうちに介護付きマンションに入るつもりだ』と言っていた。
この部屋に合わせるよりも、今後も使えそうな大きさの家具を選ぶのがいいはずだ。
それに、発注している家具も、先週聞いた家電も、最高級品ばかりだった。
オーダーメイドだと更に金額は上乗せされる。
限られた期間しか住まないこの部屋の家具へのこだわりように、違和感を抱いた。
すると、じぃちゃんは朗らかに笑って言った。
「まぁ、こんな機会はもう無いだろうしな。気にするな」
……こんな機会?
じぃちゃんが気に入った物件に住むのが、ということだろうか?
もしかすると、介護付きマンションにはじぃちゃん好みの物件が無いのかもしれない。
「そしたらさ、じぃちゃん、この部屋にずっと住みなよ! 俺、介護付きマンションの代わりをするよ?」
「……だからお前は! すぐにジジィの面倒見ようとするな!」
そんなやり取りをしていたら、家具店の担当者に笑われた。
◇
家具の搬入は6月中旬の金曜日に決まった。
……その日は、悠斗と葵ちゃんの命日だった。
「その日に引っ越しも済ませるとするか」
「じぃちゃん、引っ越し手伝うよ。荷造りはいつからする予定?」
「お前、平日は仕事だろう?」
「その時期は落ち着いてるから、休みを取るよ」
「……そうか。荷造りは引っ越し業者に依頼する予定で人手はいらんから、この部屋で家具の引き取りを頼めるか?」
「うん、もちろんっ!」
「もし都合がつくようなら、直樹の恋人も連れて来い」
「……!」
「どうした?」
「……もしかしたら、恋人とは、……もう、ダメかもしれなくて……」
「……そうか」
じぃちゃんは静かにそう言った後、ふぅと一息ついた。
「じゃあ、行くか」
「……え? どこに?」
すると、じぃちゃんはニカッと笑って言った。
「今日は飲むぞ」
マンションのリビングに足を踏み入れたじぃちゃんが、感心したような声で言った。
午前中にマンションの引き渡しを受けた俺は、午後にじぃちゃんと待ち合わせをして、今は部屋を案内中だ。
「しかし1ヶ月前に購入して、今日が引き渡しだなんて、物凄い早さだな」
「俺が購入した時点でマンションは完成してたからね」
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「そうそう」
そんな会話をしながら、部屋をまわっていく。
一通り部屋を見終えると、じぃちゃんが俺の方に向き直って言った。
「……直樹、本当に住む気はないのか?」
「うん」
俺が楓を閉じ込めようなんて暗い欲望を克服できたら、楓と住むことも考えていた。
だけど。
楓との次の約束が無い今、この部屋に楓と住む日が来ることを想像することが出来なかった。
「……俺が住むことは、もしかしたら、もう無いかもしれない」
「そうか」
じぃちゃんはそう言って、窓の外へと視線を移した。
◇
その後、じぃちゃんが今使っている家具や家電は処分して新しく揃えると言うので、2人で家具を見に行った。
担当者に案内されながら、ショールームを回り始める。
すると、何故かじぃちゃんは、家具ではなく俺の方を見ていることに気付いた。
「直樹は、どれがいいと思う?」
「うーん、……これなんか、じぃちゃん好きなんじゃない?」
「まぁ、それはそうだが。……直樹は、どれがいいんだ?」
「え? 俺?」
「ああ。直樹、お前だ」
じぃちゃんの家具選びなのに、何で俺の意見を聞くのだろう?
不思議に思いながらも、目の前に視線を移すと大きなL字型のソファに目が奪われた。
「……俺は、これかな」
これなら、楓とゆっくりくつろげそうだ。
……なんて想像をして、すぐに楓との未来が不透明であることを思い出し、暗い気持ちになる。
すると、そのソファを検分するように触れたり座ったりしていたじぃちゃんは、顎に手を当てて言った。
「ふぅん、これはなかなか良いな」
そうしてじぃちゃんは俺の選んだソファを、担当者に伝えた。
その後、他の家具を選ぶ際も、何故かじぃちゃんは俺の意見を聞いては担当者に伝えていく。
少し不思議に思ったけれど、俺がじぃちゃんから受けた影響はとても大きい。
もしかしたら、じぃちゃんの影響で、家具の趣味も似ているのかもしれないと思い至り、納得した。
ある程度決まったところで、来週、担当者にマンションの採寸に来てもらうことになった。
◇
家具店を出て、俺とじぃちゃんは車に乗り込んだ。
「じぃちゃん、このまま家電も見に行く?」
「家電はな、だいたい目星を付けてあるんだが、……直樹が今使ってる製品を参考にしたいから教えてくれ」
「ああ。俺のは、……高校の時、じぃちゃんに買ってもらったのをまだ使ってるよ」
俺はじぃちゃんに勧められた高校に通っていたのだけど、家から離れた学校だったため、じぃちゃん所有のマンションに住まわせてもらって一人暮らしをしていたのだ。
その時にじぃちゃんが揃えてくれた家具も家電も、まだ現役だった。
「おいおい、高校入学の時のだろ? ……10年以上も前じゃないかっ!」
「あの時、高校生には勿体無いぐらい良い物を買ってもらったからね。使いやすいし、まだ使うつもりだよ」
買い替えるとしたら、結婚の時かなと思ってた。
でも結婚なんて、楓としか考えられない。
もしこのまま楓と終わってしまったら、俺はずっと独りなんだろうな、なんて思う。
すると、じぃちゃんが額に手を当て言った。
「流石にそろそろ買い替え時だろう?!」
「ううん、そんなことないよ。……それよりさ、じぃちゃん。家具と家電、俺にプレゼントさせてよ」
すると、じぃちゃんは盛大なため息をついた。
「お前は! ジジィに金なんか使ってどうする! そういうまとまった金はな、自分や大事な相手のために使うんだ。使う予定がないなら取っておけ。……本当にお前はそういうところ、ばぁさんにそっくりだ」
「そうかなぁ? じぃちゃんだって俺にプレゼントしてくれたし、俺はじぃちゃんに似てるんだと思うけど」
「……うーん、そうか?」
「うん。……ってことはじぃちゃんとばぁちゃんが似てるんじゃない?」
すると、じぃちゃんは目を瞬いた。
そして、静かに笑って言った。
「……ワシとばぁさんか。……そうかもしれんな」
じぃちゃんはそう言って、静かに微笑んだ。
◇◇◇
翌週の土曜日になっても、楓から連絡はなかった。
楓との終わりがゆっくりと近付いていることを感じて、暗い気持ちになる。
他に予定もなかったので、じぃちゃんの家具の採寸に俺も立ち会おうとマンションに行ったのだけど。
……着いて早々、じぃちゃんに怒られた。
「何で今日もお前がいるんだ! 恋人はどうした?!」
「……うん。予定があるんだって」
「だったら友人とでも会えばいいじゃないか!」
「今、あんまり友達と会う気分にはなれなくて」
仲が良い友人達にはみんな数年交際している彼女がいた。
みんなそろそろ結婚を考え始めていて、……そういった話を聞くのは、今はとても辛かった。
「……まぁ、そういう日もあるか」
じぃちゃんがポツリと言ったタイミングでチャイムが鳴り、家具店の担当者がやって来た。
担当者が採寸し、じぃちゃんが家具やカーテンをテキパキと発注していくのをぼんやりと見ていた。
担当者がタブレットで、発注した家具を配置してシミュレーションを作成していく。
じぃちゃんが発注した家具は先週、俺が選んだ家具ばかりだ。
ついつい、楓との生活をイメージして選んでしまったものばかりで、タブレットの中では、俺の理想の部屋がどんどん出来上がっていく。
すると、じぃちゃんが険しい顔を浮かべた。
「この部屋は通常の規格よりも大きめに作られているからか、ソファもダイニングテーブルも小さく感じるな」
すると、すかさず担当者が口を開いた。
「部屋に合わせてオーダーメイドさせていただくことも可能ですよ」
「じゃあ、それで頼む」
「えっ?!」
思わず俺は驚きの声を上げてしまった。
「じぃちゃん、近いうちにこの部屋から引っ越すって言ってたよね? この部屋に合わせてオーダーメイドしたら、引っ越し先で使えないんじゃ……?」
じぃちゃんは『近いうちに介護付きマンションに入るつもりだ』と言っていた。
この部屋に合わせるよりも、今後も使えそうな大きさの家具を選ぶのがいいはずだ。
それに、発注している家具も、先週聞いた家電も、最高級品ばかりだった。
オーダーメイドだと更に金額は上乗せされる。
限られた期間しか住まないこの部屋の家具へのこだわりように、違和感を抱いた。
すると、じぃちゃんは朗らかに笑って言った。
「まぁ、こんな機会はもう無いだろうしな。気にするな」
……こんな機会?
じぃちゃんが気に入った物件に住むのが、ということだろうか?
もしかすると、介護付きマンションにはじぃちゃん好みの物件が無いのかもしれない。
「そしたらさ、じぃちゃん、この部屋にずっと住みなよ! 俺、介護付きマンションの代わりをするよ?」
「……だからお前は! すぐにジジィの面倒見ようとするな!」
そんなやり取りをしていたら、家具店の担当者に笑われた。
◇
家具の搬入は6月中旬の金曜日に決まった。
……その日は、悠斗と葵ちゃんの命日だった。
「その日に引っ越しも済ませるとするか」
「じぃちゃん、引っ越し手伝うよ。荷造りはいつからする予定?」
「お前、平日は仕事だろう?」
「その時期は落ち着いてるから、休みを取るよ」
「……そうか。荷造りは引っ越し業者に依頼する予定で人手はいらんから、この部屋で家具の引き取りを頼めるか?」
「うん、もちろんっ!」
「もし都合がつくようなら、直樹の恋人も連れて来い」
「……!」
「どうした?」
「……もしかしたら、恋人とは、……もう、ダメかもしれなくて……」
「……そうか」
じぃちゃんは静かにそう言った後、ふぅと一息ついた。
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