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最終話
心の友(2)
しおりを挟む風邪も徐々に治り、正月休みが明けていつも通り仕事が始まった。
新鮮だったのは新年の挨拶を交わす最初の二、三時間くらいで、あとは普段の職場の空気に淡々と戻る。目の前の仕事を片付けないと首が締まるのは自分自身なので、社会人はいつまでも正月の余韻には浸っていられない。
まぁ、早々に正月気分を抜け出すことで悲しいことに体のリズムが戻って来るわけだ、と自分に言い聞かせる。
そうして日常に戻ると、いよいよあの年末に起こった事は私の見ていた夢か何かではと思う。
だが、家に帰ると最早我が家のように居座っている美しい白猫の幽霊を見る度に、あの時の事は本当にあったことなのだと思えた。
そしてある程度日常に戻ったところで、私は再び非日常の世界へと旅立つ。
「ついに来た……」
Seven Seasのライブ会場となっているドームに到着し、正面入り口を見上げる。
情報解禁から抽選申し込み、当落発表、そしてチケット発券と数々の戦場を潜り抜けて、ファンはこの場に立つ。
今回の私はそれに加えて珍事件に巻き込まれて、いつも以上の困難を乗り越え、やっとの思いでこの場所に立っている。
感動と期待と推しの供給過多を想像して膝が震えていた。
「今回はここまで長かったな~」
隣に立って正面入り口を見上げた真紀ちゃんが苦笑を浮かべた。
推し活で苦楽を共にする同志だったが、まさか今回の事件でも苦楽を共にするなんて夢にも思わなかった。いや、真紀ちゃんの意思ではなくただただこちらが巻き込んだだけだが。
『突っ立っていないでさっさと行くわよ』
そして私たちの間をするりと通り抜けて颯爽と歩いていく一匹の白猫。
「相変わらずお猫様やってるねぇ」
しゃなりしゃなりと文字通りのキャットウォークで堂々と闊歩しているノエルを見て、真紀ちゃんは感心したように呟く。
「ねぇ、私思ったんだけどさ、幽霊なんだったらノエル別にチケットいらないんじゃないの。人から視えないんだし、どこからでも視たい放題じゃん」
ノエルの横に並んで話しかけると、ノエルはフンッと鼻を鳴らした。表情はよく分からないが、バカにされていることだけはよく分かった。なんだか既視感がよぎる。
『バカねぇ。ご用意された席で堂々と見るのが醍醐味なんでしょう。それでもあなたオタクなの?』
まさか猫にオタクがなんたるかを説かれる日が来るとは思ってはいなくて、思わずぽかんとしてしまう。
それはそうなんだけど言い方がめちゃくちゃ腹立つな。
「いや、お席ご用意されたのは私でしょ。ノエルは横からぶんどったんじゃん」
『細かい事はいいのよ。ほら、ぼんやりしていると他所様の迷惑になるわよ』
矛盾した事も素知らぬ顔ですらりと交わす。まるで自分が法律と言わんばかりだ。
根拠も理論もなくても、度胸と自信だけあれば我が道を行けるのか、と羨ましく思うものの、度胸も自信もない私には到底無理な技だなと思った。
「おい」
「すすすすみませ……あ!?」
後ろからドスの効いた声が聞こえて、思わず反射で謝りながらその場から飛び退いた。
振り返るとそこには目尻がキュッと吊り上がり、両耳に大小様々なピアスをつけた、紫色の髪をした男の子が立っていた。
元々の目つきが悪いせいかどうかは分からないが、じとりとした目線でこちらを睨め付ている。
「迅くんじゃん。久しぶり」
驚きで声が出ない私よりも先に、真紀ちゃんがあっけらかんと名前を呼んでひらひらと手を振っている。
「あ、え……じ、迅くんもライブ観にきたの?」
「チケット当たって席がご用意されたからな」
ふん、と胸を張って言うところはなんだか先ほどのノエルの様子に似ていた。
親族ならチケットを融通してもらえそうなのに、自ら戦争に突っ込んで勝ち取るとはさすがオタクと言うべきか。
『あら迅。久しぶりね』
「気配がすると思ったらやっぱりいやがった」
相変わらず凶悪な目つきでノエルを見下ろすが、ノエルはまったく気にしていない様子だ。
『なに? いたら悪い?』
「あんだけお涙頂戴の演出しておいて、のうのうと現世に居座ってるなんて相変わらず図太いなと思っただけだよ」
『本当にあなた口が悪いわねぇ。また会えて嬉しいくらい言えないのかしら』
「誰が化け猫に会って嬉しいんだよ」
『あら怖い怖い』
そう言ってノエルは私の足の後ろに隠れて、尻尾で口元を隠した。
怖いと言う割にはさほど怖がっていなさそうだ。
迅くんは深々とため息をついてこちらに視線を向けた。猫の時とだいぶん目線が違うので違和感がすごい。
「…………で……こね……よ」
「えっ? なんて?」
首元のスヌードに口元が埋まっていて、言葉がきちんと聞き取れなくて聞き直す。
「なん……で……こねぇんだよ」
「…………ごめん、もう一度お願いします」
再トライしてもやっぱり聞き取れなくて、泣きの三回目をお願いしたら、迅くんはキッと目を釣り上げて口を大きく開いた。
「なんで! 連絡! してこねぇんだよ!」
あまりの勢いの良さにのけぞってしまった。そして言葉の意味を考えて、ぶるりと震える。
問題が解決した今、私と連絡をとりたがる意味が分からなかった。
「…………えっ、迅くん、もしかして……そういう……? 好き、だったり……?」
私の言葉に真紀ちゃんが吹き出し、ノエルはなんとも言えない表情を浮かべていた。
めちゃくちゃ自惚れているとしか思えない言葉だが、ここで不幸な事故を起こさない為にも確認は必要だ。
私は異性として彼のことを好きなわけではない。
同志のような、兄弟のような、それでいて他人という不思議な関係に、恋愛と名付けてしまうことがとても不粋に、どこか残念に感じた。
「んなわけあるか!」
しかし迅くんが光の速さで否定してくれてホッとした。
「だよね。安心した」
私がへらりと笑うと、迅くんはフンっと鼻を鳴らす。さっきノエルの仕草に感じた既視感は迅くんのものだったのかと気付いた。
ノエルを拾ってきたのは冬馬くんなのだが、多分というか絶対迅くんもお世話していたと思われるので、迅くんもノエルの飼い主に名を連ねる権利はあるだろう。
「普通に心配すんだろ。俺からは連絡できねぇし、どうしたもんかと思って今日朝からここで張ってた」
「朝から!?」
いくら晴れているとはいえ、この寒空の下でずっと私を待っていたかと思うと申し訳なさすぎる。
「案の定ノエルが居着いてるしよ。大丈夫なのか?」
「まぁ、ちょっとうるさいけど、そんなに害はないかな」
『ちょっと! うるさいってなによ! あんたがいない時に霊が入ってこようとしても私知らないわよ!』
「嘘というか言葉の綾ですノエルさん!」
足元から飛んできたヤジに素直に謝る。だって霊に入ってこられるのは嫌すぎる。やはりできるお猫様であった。
「あんないい感じに別れたのに結局この世に居座ってるとか、兄貴が知ったら泣くぞ」
それまでは私の足に隠れていたノエルが、私の前に出てきて凛とした眼差しで迅くんを見上げる。
『何がどう幸せなのかは、私が決めることでしょう。人が決めることじゃないわ。たとえ冬馬や迅であってもね。そのためのなら幾つだって綺麗な嘘を並べてあげるわ』
彼女の言葉に、迅くんは小さく息を吐き出した。
「それもそうだな」
飼い主の願う幸せと、ペットが思う自身の幸せは必ずしも一致するとは限らない。
親が子の幸せを願うように、友達が友達の幸せを願うように。
「まぁそれはいいが、せいぜい兄貴には見つかんねぇようにしとけよ」
『分かってるわよ』
ノエルがプイッとそっぽを向いた。
ここはここで兄妹っぽいよなぁと、横で見守りながら勝手に思った。
「心配してくれてありがとうね。お世話になったお礼もしたかったけど、家に行くのは気が引けるし、どうしようかと思ってたからまた会えて嬉しい」
私の言葉に、迅くんはさっきのノエルと同じようにそっぽを向く。やっぱり仕草がそっくりだ。
「お礼」
「うん?」
「してくれんだろ」
そりゃあもちろんさせて頂くつもりだったが、まさか迅くんがその気なことにちょっと驚いた。十中八九「いらね」って言われると思っていたから、どうしようかとすら考えていた。
いざ前のめりに来られると、どんな要求をされるか分かったもんじゃない。
「う……うん……まぁ、そんなに高いものは用意できないけど、良識の範囲内でお願いします……」
「ん」
お礼をするといった癖に、対応できることに限りがあることに情けなく思っていると、迅くんがスマホを出してきた。
「うん?」
「あんたの連絡先。なんかあった時に連絡できねぇの不便だろ」
「え、いや、私なんかの連絡先知ってもなんにもならないんじゃ……」
「そっちにノエルもいるし、兄貴の話、あんた以外に誰にするんだよ」
「オタク友達とかいないの」
「いねぇ」
聞いた自分が悪いのだが、ツッコミにくいオチになってしまって思わず沈黙してしまう。
「兄貴が推しっていうと大体の奴は変な目で見てくるから、昔からの知り合い以外で俺が兄貴のオタクだって知ってる奴はいない。あんまり関わる人が増えると厄介だしな」
推しの近くにいたらいたで、色々と弊害はあるらしい。人間の世の中はいつだってどこだって難儀なものだなぁと思った。
「でも、あんたは兄貴が俺の推しだって知っても、何も変わらなかった。それがどれだけありがたいことなのか、あんたには分かんねぇかもしれねぇが」
迅くんは私のスマホをすんなりと手に取って、スタタタと高速で何かを操作していく。普通の人にされたら嫌だが、迅くんだからという安心は確かにある。
「そ、そうなのかなぁ……? 私からしたら見ず知らずの変なこと言うオタクを助けてくれた迅くんの方がありがたいと思うけど」
「まぁあんたの言ってる事が嘘じゃないことくらいは分かるしな」
迅くん……! 終始私を使えない奴(いや実際迷惑をかけるだけで全く使えていませんでしたけれど)みたいな目でしか見たことなかったのに、そんな風に思ってくれていたの……! と少し感動してしまった。
「真紀さんも連絡先教えてもらえませんか。この人になんかあった時に連絡取れないと困るので」
「いいよ」
真紀ちゃんが苦笑しながら頷く。
私どこまで信用ないんだろうか、と少し不安になってしまったが、今回のことがあるのでなんにも言えなかった。
「冬馬くんは……その、大丈夫?」
私が人間に戻ったということは、みーちゃんはいなくなったということだ。
自分で言うのも変な気がするが、冬馬くんにとってみーちゃんは大事な家族だ。いなくなったことで心を痛めていないといいのだが、と少し心配していた。
「元の家族のところに戻れたって言ったら、少し寂しそうだったが納得してた」
仕方のないこととはいえ、申し訳ないことをしてしまった。
「あとこれやる」
私が一人で罪悪感を感じていると、迅くんが鞄から何かを取り出す。
見慣れた銀色のフィルムは、中にランダムブロマイドが入っていることが察せられた。
「ブロマイドくれるの?」
聞いても迅くんは返事をくれず、ずっとこちらにブロマイドを差し出すばかりだ。迅くんがブロマイドをくれる理由がよく分からないが、とりあえず受け取って中身を確認する。
「あーっ!?」
中に入っていたのは、Seven Seas全員で撮ったブロマイドだ。ランダムブロマイドのシークレットのもの。
真ん中にいる冬馬くんが、とっても嬉しそうに三毛猫を抱っこしていて、他のメンバーがそれを微笑ましそうに見つめている。
「うーわー……目が虚ろだ……」
隣から真紀ちゃんも覗き込んできて吹き出す。
この時はパニックでカメラを気にしているどころではなかった。
猫の姿なのがまだ救いである。人間の姿でこんな顔を晒したらそれこそ人権を失う気がする。
「あんたも買うかもしんねぇけど、当たったからやる」
いろんな意味での奇跡の写真である。
「ありがとう」
お礼を言うと、迅くんは少し顔を赤くしてそっぽを向いてしまった。
迅くんとは席が離れていたので、会場に入った後は別れてそれぞれの席に向かった。
別れる時も「しっかり網膜に焼き付けて来いよ」と迅くんから激励をもらったが、「息を止めないように頑張る」としか言えなかった。
「ちっ…………か…………!! えっ、死ぬ死ぬ死ぬ!!」
「これは……ちょっと……」
ステージとのあまりの近さに真紀ちゃんと二人で絶句した。
こんなに近くで推しを見れるなんて、今から動悸息切れが止まらない。
「蛍、前世でよっぽど徳を積んだのね……」
「今世でも積みまくってるつもりなんですけど!」
しかしその徳も今日で全て精算される勢いである。
『……人波に揉まれなくても、家でゆっくり観られるのだから、それでいいじゃないって思ってたけど、そうじゃないのね』
ノエルが目の前の舞台を見上げながら感慨深そうにつぶやいた。
「やっぱり音の迫力は実際体験すると違うし、なんてったってずっと自分が観たいところを観れるからねぇ。BDとかだと、どうしても画角が限られるからさ」
『そう』
あまり分かっていないようだが、こればっかりは実際経験してみないことには分からない。
荷物を整理して自分の席に座ると、いよいよ気持ちが込み上がってくる。
目の前のセットを見上げて、今日までのあれやそれや、ここに辿り着くまでのありとあらゆる障害を乗り越えたことを思い出して目頭を熱くさせていると、視界の下に白いふわふわの頭がカットインしてきた。
言わずもがなノエルだ。
「ノエルさん、そこで見るんですか」
『なに? 文句ある?』
「イエ、ナンデモアリマセン」
普段は呼んでも絶対に近寄らないし、ちっとも触らせない癖に、こう言う時は我が物顔で私の膝の上を独占する。
幽霊でも重みと暖かさは感じるから不思議だ。
やがて会場の照明がグッと落とされ、客席から歓声が上がる。
「始まるよ、ノエル」
『ええ』
膝に白い猫を乗せて、推しのライブが幕を開ける。
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完結おめでとうございます!
しばらく浮上していなかったので、見に来ると完結してて驚いた次第です。なんやかんや最後はきれいに収まるとこ収まった感じで良かったです。個人的には迅君と蛍ちゃんの関係がどう変わっていくのかは興味がありますが野暮なことなのでしょう。
最後までありがとうございました。
サカキさんいつもコメントありがとうございます!
最後までお読み頂けて嬉しいです。迅くんと蛍ちゃんのこれからの関係についてはお答えしても良いのですが、私が言ってしまうとそれが正解になってしまうと思うので、サカキさんの中でこうだったらいいなを想像して楽しんで頂いた方が良いかなと思います。もちろん気になられる様でしたら全然お答えしますので気兼ねなく聞いてくださいませ!
この度は最後までお付き合いくださって本当にありがとうございました!
更新ありがとうございます。
推しに抱っこされるとか考えたくないですね、死にます。同じような考えを持つねこちゃんが推しに抱っこされてる状況がちょっと不憫で笑いました。
後、猫ちゃんを猫にした正体が明かされてただの猫まで妖怪化させてしまう、推し君にちょっと引きましたw
サカキさん、こちらこそ再びのコメントありがとうございます!
推しにはあまり近付きたくないけど、近くで見たい欲望との戦いになりますよね(笑)
主人公的には「このチャンスを逃したくはないけど、果たして心臓は保つのか……無理無理……いや、このチャンスを逃す方が無理じゃない? いやでも無理でしょ!?」という複雑なオタク心を発揮していそうです。
冬馬くんは無自覚魔性の男なので、いろんな人を狂わせてくれそうだなと思っています。
推しの猫になるという斬新さがとても面白くて、覗きました。
ある意味予想を裏切る面白さで、まだ序盤ではありますがこれからの展開が楽しみです。更新ありがとうございます。
サカキさん、作品をお読み頂いた上にコメントまで下さってありがとうございます!
これからのお話も楽しんで頂けるよう頑張ります!