可愛いなんて嘘ですよね？？

つまり……

「つまりソフィの話をまとめると、この世界を変えて欲しいと…？」


「うん…、この世界の女子は減少つつあるの…かつては、もっと、女の子達も努力をしていて、栄えてたんだけど…王子達が、ごくわずかの美人な女の子達を妻にしてしまい………今の現状がアレ」


ソフィの指差した方を見ると…、ブスな私がいうのもあれだが……結構グロテスクだな……


「ん？でも、私が何をすればいいの？」



「マナは美人さんで、喧嘩も強いし、この世界を変えてくれそうな気がしたから…」

「ん？誰が美人って？喧嘩は強いけど、美人ではないよ？それでも何かできるの？」


心の中で、ソフィが(逆にマナみたいな超絶美人を見たのは初めてだよ………)

と思っていた事は、鈍感なマナは知らない……


「大丈夫！マナはいるだけで、世界が変わるよ！それとも……元の世界に今すぐ帰りたい？」



ソフィがシュンっとした表情で聞いてくる



最近、むこうの世界にも、飽き飽きしてたし……ここはいっちょ世界とやらを変えて見ましょうか！



「いいよ！変えてみせる！ところで、美人って言ったらソフィじゃん」


「貴方には誰もかなわないよ……」

「ん？何か言った？」


「ううん、何も……私はこっちの世界では、貴方にしか見えないからね……後、動くときは一応これをはおっていて？」

顔が隠れる柔らかい生地の羽織る奴を渡された


「その顔で歩くと…前に進めなそうだからね…」


「まぁ、一応羽織っとくね！ありがと！」


「じゃあマナこれからよろしくね！」


「うん！」



こうして、私の不思議な異世界の冒険が始まった………