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ソイウィール家
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目の前に広がる大きな国……
「すっごー!なんか、建物とかはヨーロッパみたい!」
「今日から、マナはこの国で暮らすことになるよ!」
すっごい綺麗な国!広いし綺麗だし……ん?でも
「私……住む家ないよ?」
「あーそれは大丈夫!ちゃんと用意してあるから!」
自信ありげな、ソフィの後をついていくと
「ようこそマナちゃん!」
え?親しげな様子で私の親と同じくらいの夫婦が話しかけてきた
「彼らは、私たち妖精が見えるの!私が相談したら、マナを娘としてかんげいするって!」
「む、娘?」
「俺たちの娘は嫌かい?」
「とんでもないです!嬉しいです!」
「そうか…これからよろしくねマナちゃん!」
「はい!」
「マナ?彼らはこの国でもトップを誇る貴族だからね!」
きっきぞく?私とは無縁だと思っていた……
「まぁ、そんな堅苦しくはしなくても大丈夫だよ…あ、私たちには息子がいるんだ2人……マナちゃんと同じくらいの年だよマナちゃんは18歳だったよね?」
「はい!18です」
「美人さんだから、これから気をつけなきゃだな笑あ、私の息子と奥さんだ」
おぉ!さすが貴族様………奥さん普通に可愛い……しかも息子さん達は……び、美形すぎる…
「お父さん、いきなり、妹が出来るって…」
「そうだよ!どうせ女はブスしかいないのによ」
おぉ…見事に嫌われてる…
しかもブスとは……あたってる
「そんなこと言ったらいけませんよ、ほらマナちゃんに謝りなさい」
「それにマナちゃんは美人さんだぞ」
ちょ、そんな…………期待させたらいけませんよ……
「ふんっ女はみんな不細工だ……今時ブスじゃない女なんて見たことねぇ」
そんなことを吐き捨てながら、1人行ってしまった
「ごめんねマナちゃん、自己紹介がまだだったわね、私は貴方のお母さんになるリンよ、旦那がシェルで長男がレイ……そしてさっき行っちゃった子がソウ……仲良くしてあげてね」
「はい、改めてよろしくお願いします」
「ところで、顔は見せてくれないのかい?」
長男のレイさんが興味ありげに見てくる
「そんなお見せするほどの顔じゃないのですが……」
「見せてくれよ」
「うん……」
私はそっと布をあげた
「………………」
「あの!ほんとブスですみません」
「マナちゃんは、鈍感さんなんだな」
と、リンさん達が笑ってる
レイさんによっては
「妹を嫁にすることは可能か?」
なんて言ってるし………
「ブスな私ですが、これからよろしくお願いします!」
はれて私は異世界で、ソイウィール家族の一員になりました…
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