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第10章
第212話
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魚屋で、タダで魚をもらうことができたケイは、他の店を見て回る。
「……茶店か。団子でも食べて行こうか?」
【だんご!?】「ワウッ!?」
ケイの目に着いたのは茶店だ。
日本でもなかなか見なくなった光景に、何とも郷愁を誘われる。
キュウとクウは、団子と聞いて喜ぶ。
アンヘル島では米を栽培している。
ケイと美花によって、団子を作ることもしていた。
もち米ではないとは言っても、十分団子として美味かった。
キュウたちも団子が気に入っており、時折催促される時もあるくらいだ。
「すいません! 磯部とあんこ、それとお茶下さい!」
「は~い!」
店の外にある緋毛氈(赤い布)のかけられた縁台に座って、店内にいる店員に注文をすると、元気な返事が返ってきた。
見た感じだと、ここのお店主の娘さんが手伝っているらしく、12歳くらいの女の子が注文の確認に来た。
「この子たちにも同じ団子をお願いできますか?」
「大丈夫ですよ!」
【ワ~イ!】「ハッハッハッ!」
お店の料理を従魔に食べさせることを嫌う店はある。
大体が貴族が行くような高級店が多いのだが、日向ではどうだか分からない。
なので、とりあえず確認をしてみたのだが平気そうだ。
大陸では断られることもあったので、少女の言葉を聞いたキュウは何度も弾み、クウはお座りの状態で尻尾をブンブン振り回している。
「フフッ、少々お待ちください!」
キュウたちの様子を見て少し微笑んだ少女は、すぐに店の中へと入って行った。
「フゥ~……」
【おいしかった!】「ワフッ!」
少しして、店員の少女が持って来た団子とお茶を楽しみ、ケイはホッと落ち着く。
キュウとクウも、2回もおかわりしてようやく満足したようだ。
見た目が完全に柴犬のクウに、最初団子を上げていいのかと思ったのだが、一応魔物なので大丈夫なようだ。
「あっ! 蕎麦屋だ!」
【そば?】「ワウッ?」
茶店でのんびり町を行きかう人たちを眺めていたら、遠くに蕎麦屋の暖簾が見えた。
この世界には、主食になるコメがあり、野菜も色々育てていたため、食に困るようなことはなかった。
島では麦が手に入らなかったので、代わりに米粉を使ったりしてパンやうどんを作っていたのだが、蕎麦の実が手に入らないため、当然蕎麦も食べられないでいた。
ケイは米も好きだが、麺類も結構好きだ。
時折無性に蕎麦が食べたくなることがあったのだが、島に無いのでは仕方ないし、そもそも、この世界に前世同様に蕎麦があるかも分からなかった。
日向にはあるのではないかと期待していたのだが、やはり存在しているようだ。
「キュウ! クウ! 蕎麦食いに行くぞ!」
あると分かればすぐにでも食べたい。
そう思ったケイは、すぐさま縁台から立ち上がる。
「お代はここに置いてくよ!」
「は~い! ありがとうございました!」
ケイが食べた団子の串が乗った皿と、お茶の湯飲みが乗せられたお盆の上に料金を支払い。
店内にいる店員の少女にケイは声をかける。
少女はお盆の上の料金を確認すると、にっこりと微笑んでケイを見送った。
ケイはというと、蕎麦しか目に入らなくなっているようで、キュウとクウが蕎麦が何か分からないと言っているのを無視して、一目散に蕎麦屋へと向かって行ったのだった。
「へい! らっしゃい!」
店に入ると、店主の声が響いてきた。
昼は過ぎているのにもかかわらず、店内は半分の席が埋まっている。
これだけの人間がいるということは、かなり人気の店なのかもしれない。
「従魔もいいすか?」
「あぁ、大人しけりゃ大丈夫だよ!」
キュウたちが邪魔にならないように、ケイは端の席へと座る。
そして、先程同様に従魔同伴は良いか尋ねると、了承がもらえた。
「ざる蕎麦1つと、かけ蕎麦2つ」
「あいよ!」
ケイは嬉しそうにざる蕎麦を注文し、キュウたちは麺をつゆに浸けて食べることができないだろうからかけ蕎麦を頼んだ。
【しゅじん! そばって?】「ワウッ?」
「麺料理だよ!」
まだ疑問が解消されないキュウとクウは、もう一度ケイに尋ねる。
注文をして少しだけ落ち着いたケイは、今度はその質問に答える。
【うどんみたいの?】
「ん~……、ちょっと違うかな?」
島では米粉で作ったうどんも出していたので、キュウたちは麺料理というとうどんがすぐに思い浮かぶようだ。
似ているかと言われたら似てるかもしれないが、麺の香りやつゆの味も微妙に違うので、同じというのは憚られる。
そういった微妙なことを説明しろと言われても、細かいニュアンスが説明しずらい。
「美味しいから楽しみにしていろよ!」
【うん!】「ワウッ!」
結局、食べれば美味しいので、キュウたちには期待させるように言っておく。
美味しいと聞いて、さっき団子を結構食ったにもかかわらず、キュウたちは嬉しそうに返事をした。
「へい! お待ち!」
「おぉ……蕎麦だ……」
ざるに乗り、綺麗に盛られた蕎麦がケイの前に出される。
この世界に来て初の蕎麦に、ケイは感動したように声を漏らした。
【これが蕎麦?】
「そうだよ!」
平たい器に盛って貰ったかけ蕎麦を見て、キュウは首を傾げる。
おつゆの色はうどんの時よりも少々濃い目の色をしていて、美味しそうな香りがしている。
キュウの言葉にケイが優しく答える。
【麺に色がついてる!】
「白いのもあるけど、この色がついているのが一般的な蕎麦になるんだ」
蕎麦にも色々あり、更科のように白い麺もあるが、この店で出された麺は前世でも良く見た蕎麦の色と言った感じだ。
蕎麦の実を挽いた時に、中心の方の粉を使うとこの色になるのだったと思う。
殻の方までも入れた粉だと、たしか田舎蕎麦と言われていたような気がする。
「美味い!」
【おいしい!】「ワウッ!」
久々の蕎麦の味と、鼻から抜ける香りが懐かしく、ケイは感動したように呟く。
そのすぐ側で、キュウとクウも嬉しそうに麺をすすっている。
どうやら蕎麦も気に入ってくれたようだ。
「…………兄ちゃん! 大陸の人なのに麺すするの上手いな?」
「えっ? えぇ……、妻が日向の女性なので……」
店主に食べ方を褒められて、ケイは一瞬戸惑う。
日向にまでキュウの捕獲に来るとは思わなかったので、変装は耳だけにしている。
そちらにしても、今の顔も偽装のために作ったマスクも、大陸の人間だとすぐわかる見た目をしている。
日向人のように黒髪黒目ではないからだ。
前世の時でもそうだが、外国の人は麺をすするのが苦手だ。
音を立てて麺をすするのが、マナーが悪いとされて育っているからだ。
この世界でも同じように、大陸の人間は麺をすするのはマナー違反だ。
前世の日本人としての感覚で、普通に麺をすすっていたのが、店主にとっては珍しく感じたのだろう。
なので、ケイは咄嗟に返答する。
「おぉ! そうかい?」
ケイの答えに、店主は何得したようだ。
咄嗟の言葉だが、嘘ではないので気にならなかったのかもしれない。
「ここの蕎麦は何割ですか?」
「二八だよ!」
前世で蕎麦屋に行ったときによく食べた感覚に近かったので、恐らくそうだとは分っていたが、ケイは蕎麦の配合を尋ねた。
小麦粉2のそば粉8。
これが蕎麦屋でよくある配合だ。
全部そば粉の10割というのもあるが、かなりの職人技がないとただブツブツ切れる蕎麦粉の塊と言ったようになってしまう。
だからと言って、二八蕎麦が簡単だとは言えないし、ちゃんとした十割はそれはそれで美味いが、二八は二八で美味い。
蕎麦は、作り方で微妙に変わてしまう奥が深い料理なのだ。
「美味しかったです。お代ここに置いて行きます」
「あいよ! ありがとうよ!」
蕎麦を平らげたケイは、満足した表情で椅子から立ち上がる。
机の上に料金を払い、店主に礼を言って店から出て行く。
店主も支払いの確認と、挨拶を言ってケイを送り出した。
【おいしかった!】「ワンッ!」
「また来よう!」
キュウとクウも蕎麦を気に入り、つゆまで飲み干していた。
ケイも久々の蕎麦に満足した。
そのため、また来ることを密かに決めて、また町中の散策に向かうのだった。
「……茶店か。団子でも食べて行こうか?」
【だんご!?】「ワウッ!?」
ケイの目に着いたのは茶店だ。
日本でもなかなか見なくなった光景に、何とも郷愁を誘われる。
キュウとクウは、団子と聞いて喜ぶ。
アンヘル島では米を栽培している。
ケイと美花によって、団子を作ることもしていた。
もち米ではないとは言っても、十分団子として美味かった。
キュウたちも団子が気に入っており、時折催促される時もあるくらいだ。
「すいません! 磯部とあんこ、それとお茶下さい!」
「は~い!」
店の外にある緋毛氈(赤い布)のかけられた縁台に座って、店内にいる店員に注文をすると、元気な返事が返ってきた。
見た感じだと、ここのお店主の娘さんが手伝っているらしく、12歳くらいの女の子が注文の確認に来た。
「この子たちにも同じ団子をお願いできますか?」
「大丈夫ですよ!」
【ワ~イ!】「ハッハッハッ!」
お店の料理を従魔に食べさせることを嫌う店はある。
大体が貴族が行くような高級店が多いのだが、日向ではどうだか分からない。
なので、とりあえず確認をしてみたのだが平気そうだ。
大陸では断られることもあったので、少女の言葉を聞いたキュウは何度も弾み、クウはお座りの状態で尻尾をブンブン振り回している。
「フフッ、少々お待ちください!」
キュウたちの様子を見て少し微笑んだ少女は、すぐに店の中へと入って行った。
「フゥ~……」
【おいしかった!】「ワフッ!」
少しして、店員の少女が持って来た団子とお茶を楽しみ、ケイはホッと落ち着く。
キュウとクウも、2回もおかわりしてようやく満足したようだ。
見た目が完全に柴犬のクウに、最初団子を上げていいのかと思ったのだが、一応魔物なので大丈夫なようだ。
「あっ! 蕎麦屋だ!」
【そば?】「ワウッ?」
茶店でのんびり町を行きかう人たちを眺めていたら、遠くに蕎麦屋の暖簾が見えた。
この世界には、主食になるコメがあり、野菜も色々育てていたため、食に困るようなことはなかった。
島では麦が手に入らなかったので、代わりに米粉を使ったりしてパンやうどんを作っていたのだが、蕎麦の実が手に入らないため、当然蕎麦も食べられないでいた。
ケイは米も好きだが、麺類も結構好きだ。
時折無性に蕎麦が食べたくなることがあったのだが、島に無いのでは仕方ないし、そもそも、この世界に前世同様に蕎麦があるかも分からなかった。
日向にはあるのではないかと期待していたのだが、やはり存在しているようだ。
「キュウ! クウ! 蕎麦食いに行くぞ!」
あると分かればすぐにでも食べたい。
そう思ったケイは、すぐさま縁台から立ち上がる。
「お代はここに置いてくよ!」
「は~い! ありがとうございました!」
ケイが食べた団子の串が乗った皿と、お茶の湯飲みが乗せられたお盆の上に料金を支払い。
店内にいる店員の少女にケイは声をかける。
少女はお盆の上の料金を確認すると、にっこりと微笑んでケイを見送った。
ケイはというと、蕎麦しか目に入らなくなっているようで、キュウとクウが蕎麦が何か分からないと言っているのを無視して、一目散に蕎麦屋へと向かって行ったのだった。
「へい! らっしゃい!」
店に入ると、店主の声が響いてきた。
昼は過ぎているのにもかかわらず、店内は半分の席が埋まっている。
これだけの人間がいるということは、かなり人気の店なのかもしれない。
「従魔もいいすか?」
「あぁ、大人しけりゃ大丈夫だよ!」
キュウたちが邪魔にならないように、ケイは端の席へと座る。
そして、先程同様に従魔同伴は良いか尋ねると、了承がもらえた。
「ざる蕎麦1つと、かけ蕎麦2つ」
「あいよ!」
ケイは嬉しそうにざる蕎麦を注文し、キュウたちは麺をつゆに浸けて食べることができないだろうからかけ蕎麦を頼んだ。
【しゅじん! そばって?】「ワウッ?」
「麺料理だよ!」
まだ疑問が解消されないキュウとクウは、もう一度ケイに尋ねる。
注文をして少しだけ落ち着いたケイは、今度はその質問に答える。
【うどんみたいの?】
「ん~……、ちょっと違うかな?」
島では米粉で作ったうどんも出していたので、キュウたちは麺料理というとうどんがすぐに思い浮かぶようだ。
似ているかと言われたら似てるかもしれないが、麺の香りやつゆの味も微妙に違うので、同じというのは憚られる。
そういった微妙なことを説明しろと言われても、細かいニュアンスが説明しずらい。
「美味しいから楽しみにしていろよ!」
【うん!】「ワウッ!」
結局、食べれば美味しいので、キュウたちには期待させるように言っておく。
美味しいと聞いて、さっき団子を結構食ったにもかかわらず、キュウたちは嬉しそうに返事をした。
「へい! お待ち!」
「おぉ……蕎麦だ……」
ざるに乗り、綺麗に盛られた蕎麦がケイの前に出される。
この世界に来て初の蕎麦に、ケイは感動したように声を漏らした。
【これが蕎麦?】
「そうだよ!」
平たい器に盛って貰ったかけ蕎麦を見て、キュウは首を傾げる。
おつゆの色はうどんの時よりも少々濃い目の色をしていて、美味しそうな香りがしている。
キュウの言葉にケイが優しく答える。
【麺に色がついてる!】
「白いのもあるけど、この色がついているのが一般的な蕎麦になるんだ」
蕎麦にも色々あり、更科のように白い麺もあるが、この店で出された麺は前世でも良く見た蕎麦の色と言った感じだ。
蕎麦の実を挽いた時に、中心の方の粉を使うとこの色になるのだったと思う。
殻の方までも入れた粉だと、たしか田舎蕎麦と言われていたような気がする。
「美味い!」
【おいしい!】「ワウッ!」
久々の蕎麦の味と、鼻から抜ける香りが懐かしく、ケイは感動したように呟く。
そのすぐ側で、キュウとクウも嬉しそうに麺をすすっている。
どうやら蕎麦も気に入ってくれたようだ。
「…………兄ちゃん! 大陸の人なのに麺すするの上手いな?」
「えっ? えぇ……、妻が日向の女性なので……」
店主に食べ方を褒められて、ケイは一瞬戸惑う。
日向にまでキュウの捕獲に来るとは思わなかったので、変装は耳だけにしている。
そちらにしても、今の顔も偽装のために作ったマスクも、大陸の人間だとすぐわかる見た目をしている。
日向人のように黒髪黒目ではないからだ。
前世の時でもそうだが、外国の人は麺をすするのが苦手だ。
音を立てて麺をすするのが、マナーが悪いとされて育っているからだ。
この世界でも同じように、大陸の人間は麺をすするのはマナー違反だ。
前世の日本人としての感覚で、普通に麺をすすっていたのが、店主にとっては珍しく感じたのだろう。
なので、ケイは咄嗟に返答する。
「おぉ! そうかい?」
ケイの答えに、店主は何得したようだ。
咄嗟の言葉だが、嘘ではないので気にならなかったのかもしれない。
「ここの蕎麦は何割ですか?」
「二八だよ!」
前世で蕎麦屋に行ったときによく食べた感覚に近かったので、恐らくそうだとは分っていたが、ケイは蕎麦の配合を尋ねた。
小麦粉2のそば粉8。
これが蕎麦屋でよくある配合だ。
全部そば粉の10割というのもあるが、かなりの職人技がないとただブツブツ切れる蕎麦粉の塊と言ったようになってしまう。
だからと言って、二八蕎麦が簡単だとは言えないし、ちゃんとした十割はそれはそれで美味いが、二八は二八で美味い。
蕎麦は、作り方で微妙に変わてしまう奥が深い料理なのだ。
「美味しかったです。お代ここに置いて行きます」
「あいよ! ありがとうよ!」
蕎麦を平らげたケイは、満足した表情で椅子から立ち上がる。
机の上に料金を払い、店主に礼を言って店から出て行く。
店主も支払いの確認と、挨拶を言ってケイを送り出した。
【おいしかった!】「ワンッ!」
「また来よう!」
キュウとクウも蕎麦を気に入り、つゆまで飲み干していた。
ケイも久々の蕎麦に満足した。
そのため、また来ることを密かに決めて、また町中の散策に向かうのだった。
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