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第12章
第321話
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「ケクロプスか……」
目の前に出現した魔物を見て、ラファエルが呟く。
上半身は人間、下半身は蛇の姿をした魔物であるケクロプスだ。
両手には剣を持っていて、対峙している者たちに目を向けている。
「足引っ張んなよ! ラファエル!」
「うるさい! それはこっちの台詞だ! オスカル!」
ケクロプスを前にしていながら、軽い言い合いをする2人。
それも少しの間だけで、すぐに敵に対して最大に警戒を高めていた。
「侵入者……殺す……」
「「っ!!」」
ケクロプスが言葉を発したことに、ラファエルとオスカルは驚く。
オークやオーガ、他にはゴブリンなどの人の形に似た生物の討伐は数えきれないほどやってきた。
しかし、彼らは言葉を話す魔物の存在を見るのが、今回初めてだったからだ。
「こいつらもある意味魔族何だ! 気を付けろよ!」
「じいちゃん説明が軽いって……」
言葉を話す魔物を魔族とするなら、このケクロプスも魔族と言っていいだろう。
そのことを、離れた位置で観戦するケイは簡単に説明する。
魔族と戦える実力をつけるための訓練とはいえ、いきなり実戦をさせられると思ってもいなかった。
しかも、ケイの説明が簡単すぎるため、オスカルは文句の言葉を呟いた。
「魔族が生まれるほど強力なダンジョンになっているということでしょうか?」
「その通り」
孫のオスカルとは違い、ラファエルはケイに対して丁寧な言葉づかいで問いかける。
その問いに、ケイは特に言葉を付け加えることなく返答した。
「どれだけダンジョンを成長させてんだよ!」
ラファエルとケイのやり取りに、オスカルが思わずツッコミを入れる。
ここはアンヘル島に存在しているダンジョンだ。
ケイが幼少期に見つけた時は、雑魚ばかり出現するたいしたことないダンジョンだったが、自分の戦闘能力向上のために年々成長させてきた。
この世界のダンジョンは魔物と同じような存在。
ダンジョン内に入った生物などの死体を吸収して、内部の拡張やより強い魔物の製造をおこなう。
魔王とか言うゲームのような存在がいると発覚した以上、戦力を上げるために強敵との戦闘経験を増やさないといけなくなった。
しかし、強者になればなるほど、そう簡単に強い魔物と戦う機会はなくなってしまう。
それなら以前と同じように、ダンジョンの強化を人為的におこなうことにしたのだ。
島のみんなの協力を得たこともあって、今ではダンジョン内の魔物は魔人大陸以上に危険な魔物が蔓延るようになっている。
ダンジョンの拡張もされ、地下50階まででき、10階層ごとのエリアボスは災害レベルの強さになっていた。
「結構強いから気を付けろよ!」
「結構って……」
ケイの言葉に、オスカルはまたもツッコミを入れたくなる。
目の前にいるケクロプスを探知すると、とんでもない魔力量をしているのが分かる。
ボス以外のエリアの魔物たちが可愛く見えてくるほどの相手だ。
そんなのを相手に、ケイは軽い口調で話している。
ケイや息子のレイナルドやカルロスからすると、今ではこの程度は物足りなくなっているのかもしれない。
ダンジョン内の魔物は外に出ることがほとんどないから成長させたようだが、こんなのが出るまでどれだけ成長させているのだ。
「行くぞ!!」
「あぁ!!」
いつまで経ってもケイに近付いているのか分からない状況のままだが、今はそれよりも目の前の敵だ。
ラファエルの声により、オスカルはケクロプスとの戦いに挑むことにした。
「ヌンッ!!」
「っと!!」
ラファエルとオスカルが左右に分かれる。
そのうち、ケクロプスは右手に持つ剣でラファエルの方に攻撃をしてきた。
土魔法で作ったらしき剣が、ラファエルの横を通り抜ける。
その風圧だけで、足が浮かされそうになるほどの威力だ。
「このっ!!」
“パンッ!!”
ラファエルへ意識が向いているのを確認し、オスカルは左手に持つ銃の引き金を引く。
オスカルの得意な戦闘スタイルは、銃と刀を使ってどの距離からでも攻撃できるようにしている。
隙と見ればどこからでも攻撃できるのが、本人が気にいっている所のようだ。
「っ!!」
「チッ! 剣で防いだか……」
オスカルから飛んできた心臓への銃撃に、ケクロプスは左手の剣を動かして防いだ。
予想以上の反応良さに、オスカルは思わず舌打をする。
「ハッ!!」
ケクロプスがオスカルの攻撃に意識が向いたのを見て、今度はラファエルが攻撃を仕掛ける。
左手の指先から小さい火球が飛び出す。
回転を加えて貫通力を高めた、オスカルの銃撃と同程度の威力を持った魔法攻撃だ。
「フッ!!」
その火球を、ケクロプスは視線だけで動かした石を火球へぶつけて相殺する。
そして、実を縮めるように屈んだ。
「何……をっ!?」
何をするのかと思っていたオスカルに向かって、ケクロプスはまるで下半身の蛇の部分をバネのようにして使うことで高速でその場から発射した。
台詞途中で突っ込んで来たケクロプスに、オスカルは慌ててその場から横へ向かって跳び退いた。
咄嗟の判断により、オスカルは間一髪攻撃を躱すことに成功した。
「危なかったな……」
「下半身蛇だから動きが鈍いと思っていたのに、何だよあの直進力……」
ケクロプスの攻撃から逃れてきたオスカルに、ラファエルが近寄りつつ話しかける。
それに対し、オスカルは愚痴をこぼすように返す。
直撃していたら、魔闘術をおこなっているといっても骨の1本折られていたかもしれない。
そう考えると、冷や汗が背中に流れた。
「気を付けろよ~」
「……軽いって」
孫が危ない目に遭ったというのに、ケイは変わらず離れた位置で声をかけてくる。
しかも言葉とは裏腹に、そのが本当に心配しているのか怪しく感じるような口調だ。
そのため、オスカルは思わず小さくツッコミをいれた。
「分かっていたことだが、遠距離で戦うだけじゃ無理そうだな?」
「あぁ、奴の懐に出入りしないとまともに攻撃を与えられないな」
様子見とは言っても、オスカルの銃撃もラファエルの魔法攻撃もケクロプスには通用しなかった。
遠距離からの攻撃で何とかできるなら、それで戦って安全に勝利を得るつもりだったが、思っていた通りそんな簡単な話ではなかった。
危険とは分かっているが、接近戦も覚悟しないといけないようだ。
「じゃあ、交互に左右からって事で」
「分かった」
短い会話でお互いの役割を分担する。
いつもたわいもないことで揉める2人だが、互いに実力を認め合っているからか、こういった時はキッチリしている。
そして、話合った通り2人はまたも左右に分かれた。
「「行くぞ!!」」
「ムッ!?」
息の合った声と共に、オスカルとラファエルはケクロプスを中心にして時計回りに走り出す。
その2人に目を配るように、ケクロプスは視線を左右へ行ったり来たりさせている。
「ハッ!!」
「ヌッ!?」
先にケクロプスに接近したのはラファエルだ。
島で作られている日向刀(日本刀)で斬りかかる。
それをケクロプスは右手の剣で防ぎ、左手の剣で斬りかかろうとした。
ケイがいつも妻の美花の刀を持っている姿が、島民にとっては当たり前の光景になっていて、少しでもケイの強さにあやかろうと、同じように刀を持つようになったというのが刀鍛冶がおこなわれるようになった原因だ。
ケイといったら2丁拳銃の方が戦闘スタイルなので、銃を持って戦う者もいる。
しかし、両手を遠距離攻撃の銃で塞ぐのは、戦闘においてバリエーションが狭まる。
そのため、 銃を持っても、オスカルのように刀と銃での戦闘スタイルが、島では基本の戦闘スタイルになりつつある。
「させるか!!」
「クッ!!」
両手をラファエルに使えば隙ができる。
刺客に入るように動いていたオスカルが、その隙をついて銃で火球の魔法を放った。
自分に向かって来る火球に、ケクロプスはラファエルへの攻撃をやめて、左手の剣で飛んできた火球を弾いた。
「ハッ!!」
「ガッ!!」
オスカルの方に目が行ったことで、今度はラファエルが火球魔法を放つ。
至近距離なので、防いだり躱したりすることなどできず、ケクロプスはラファエルの火球によって受けた痛みで軽く呻いた。
「チェンジ!!」
「おうっ!!」
視線が自分に戻った所で、ラファエルはその場から後退する。
それと同時に近接戦を変わるように、今度はオスカルがケクロプスへ刀で斬りかかって行った。
目の前に出現した魔物を見て、ラファエルが呟く。
上半身は人間、下半身は蛇の姿をした魔物であるケクロプスだ。
両手には剣を持っていて、対峙している者たちに目を向けている。
「足引っ張んなよ! ラファエル!」
「うるさい! それはこっちの台詞だ! オスカル!」
ケクロプスを前にしていながら、軽い言い合いをする2人。
それも少しの間だけで、すぐに敵に対して最大に警戒を高めていた。
「侵入者……殺す……」
「「っ!!」」
ケクロプスが言葉を発したことに、ラファエルとオスカルは驚く。
オークやオーガ、他にはゴブリンなどの人の形に似た生物の討伐は数えきれないほどやってきた。
しかし、彼らは言葉を話す魔物の存在を見るのが、今回初めてだったからだ。
「こいつらもある意味魔族何だ! 気を付けろよ!」
「じいちゃん説明が軽いって……」
言葉を話す魔物を魔族とするなら、このケクロプスも魔族と言っていいだろう。
そのことを、離れた位置で観戦するケイは簡単に説明する。
魔族と戦える実力をつけるための訓練とはいえ、いきなり実戦をさせられると思ってもいなかった。
しかも、ケイの説明が簡単すぎるため、オスカルは文句の言葉を呟いた。
「魔族が生まれるほど強力なダンジョンになっているということでしょうか?」
「その通り」
孫のオスカルとは違い、ラファエルはケイに対して丁寧な言葉づかいで問いかける。
その問いに、ケイは特に言葉を付け加えることなく返答した。
「どれだけダンジョンを成長させてんだよ!」
ラファエルとケイのやり取りに、オスカルが思わずツッコミを入れる。
ここはアンヘル島に存在しているダンジョンだ。
ケイが幼少期に見つけた時は、雑魚ばかり出現するたいしたことないダンジョンだったが、自分の戦闘能力向上のために年々成長させてきた。
この世界のダンジョンは魔物と同じような存在。
ダンジョン内に入った生物などの死体を吸収して、内部の拡張やより強い魔物の製造をおこなう。
魔王とか言うゲームのような存在がいると発覚した以上、戦力を上げるために強敵との戦闘経験を増やさないといけなくなった。
しかし、強者になればなるほど、そう簡単に強い魔物と戦う機会はなくなってしまう。
それなら以前と同じように、ダンジョンの強化を人為的におこなうことにしたのだ。
島のみんなの協力を得たこともあって、今ではダンジョン内の魔物は魔人大陸以上に危険な魔物が蔓延るようになっている。
ダンジョンの拡張もされ、地下50階まででき、10階層ごとのエリアボスは災害レベルの強さになっていた。
「結構強いから気を付けろよ!」
「結構って……」
ケイの言葉に、オスカルはまたもツッコミを入れたくなる。
目の前にいるケクロプスを探知すると、とんでもない魔力量をしているのが分かる。
ボス以外のエリアの魔物たちが可愛く見えてくるほどの相手だ。
そんなのを相手に、ケイは軽い口調で話している。
ケイや息子のレイナルドやカルロスからすると、今ではこの程度は物足りなくなっているのかもしれない。
ダンジョン内の魔物は外に出ることがほとんどないから成長させたようだが、こんなのが出るまでどれだけ成長させているのだ。
「行くぞ!!」
「あぁ!!」
いつまで経ってもケイに近付いているのか分からない状況のままだが、今はそれよりも目の前の敵だ。
ラファエルの声により、オスカルはケクロプスとの戦いに挑むことにした。
「ヌンッ!!」
「っと!!」
ラファエルとオスカルが左右に分かれる。
そのうち、ケクロプスは右手に持つ剣でラファエルの方に攻撃をしてきた。
土魔法で作ったらしき剣が、ラファエルの横を通り抜ける。
その風圧だけで、足が浮かされそうになるほどの威力だ。
「このっ!!」
“パンッ!!”
ラファエルへ意識が向いているのを確認し、オスカルは左手に持つ銃の引き金を引く。
オスカルの得意な戦闘スタイルは、銃と刀を使ってどの距離からでも攻撃できるようにしている。
隙と見ればどこからでも攻撃できるのが、本人が気にいっている所のようだ。
「っ!!」
「チッ! 剣で防いだか……」
オスカルから飛んできた心臓への銃撃に、ケクロプスは左手の剣を動かして防いだ。
予想以上の反応良さに、オスカルは思わず舌打をする。
「ハッ!!」
ケクロプスがオスカルの攻撃に意識が向いたのを見て、今度はラファエルが攻撃を仕掛ける。
左手の指先から小さい火球が飛び出す。
回転を加えて貫通力を高めた、オスカルの銃撃と同程度の威力を持った魔法攻撃だ。
「フッ!!」
その火球を、ケクロプスは視線だけで動かした石を火球へぶつけて相殺する。
そして、実を縮めるように屈んだ。
「何……をっ!?」
何をするのかと思っていたオスカルに向かって、ケクロプスはまるで下半身の蛇の部分をバネのようにして使うことで高速でその場から発射した。
台詞途中で突っ込んで来たケクロプスに、オスカルは慌ててその場から横へ向かって跳び退いた。
咄嗟の判断により、オスカルは間一髪攻撃を躱すことに成功した。
「危なかったな……」
「下半身蛇だから動きが鈍いと思っていたのに、何だよあの直進力……」
ケクロプスの攻撃から逃れてきたオスカルに、ラファエルが近寄りつつ話しかける。
それに対し、オスカルは愚痴をこぼすように返す。
直撃していたら、魔闘術をおこなっているといっても骨の1本折られていたかもしれない。
そう考えると、冷や汗が背中に流れた。
「気を付けろよ~」
「……軽いって」
孫が危ない目に遭ったというのに、ケイは変わらず離れた位置で声をかけてくる。
しかも言葉とは裏腹に、そのが本当に心配しているのか怪しく感じるような口調だ。
そのため、オスカルは思わず小さくツッコミをいれた。
「分かっていたことだが、遠距離で戦うだけじゃ無理そうだな?」
「あぁ、奴の懐に出入りしないとまともに攻撃を与えられないな」
様子見とは言っても、オスカルの銃撃もラファエルの魔法攻撃もケクロプスには通用しなかった。
遠距離からの攻撃で何とかできるなら、それで戦って安全に勝利を得るつもりだったが、思っていた通りそんな簡単な話ではなかった。
危険とは分かっているが、接近戦も覚悟しないといけないようだ。
「じゃあ、交互に左右からって事で」
「分かった」
短い会話でお互いの役割を分担する。
いつもたわいもないことで揉める2人だが、互いに実力を認め合っているからか、こういった時はキッチリしている。
そして、話合った通り2人はまたも左右に分かれた。
「「行くぞ!!」」
「ムッ!?」
息の合った声と共に、オスカルとラファエルはケクロプスを中心にして時計回りに走り出す。
その2人に目を配るように、ケクロプスは視線を左右へ行ったり来たりさせている。
「ハッ!!」
「ヌッ!?」
先にケクロプスに接近したのはラファエルだ。
島で作られている日向刀(日本刀)で斬りかかる。
それをケクロプスは右手の剣で防ぎ、左手の剣で斬りかかろうとした。
ケイがいつも妻の美花の刀を持っている姿が、島民にとっては当たり前の光景になっていて、少しでもケイの強さにあやかろうと、同じように刀を持つようになったというのが刀鍛冶がおこなわれるようになった原因だ。
ケイといったら2丁拳銃の方が戦闘スタイルなので、銃を持って戦う者もいる。
しかし、両手を遠距離攻撃の銃で塞ぐのは、戦闘においてバリエーションが狭まる。
そのため、 銃を持っても、オスカルのように刀と銃での戦闘スタイルが、島では基本の戦闘スタイルになりつつある。
「させるか!!」
「クッ!!」
両手をラファエルに使えば隙ができる。
刺客に入るように動いていたオスカルが、その隙をついて銃で火球の魔法を放った。
自分に向かって来る火球に、ケクロプスはラファエルへの攻撃をやめて、左手の剣で飛んできた火球を弾いた。
「ハッ!!」
「ガッ!!」
オスカルの方に目が行ったことで、今度はラファエルが火球魔法を放つ。
至近距離なので、防いだり躱したりすることなどできず、ケクロプスはラファエルの火球によって受けた痛みで軽く呻いた。
「チェンジ!!」
「おうっ!!」
視線が自分に戻った所で、ラファエルはその場から後退する。
それと同時に近接戦を変わるように、今度はオスカルがケクロプスへ刀で斬りかかって行った。
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