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第13章
第332話
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「「ハッ!!」」
四魔王の1人であるサンティアゴと戦うことになったケイとカルロス。
ケイはいつも通り両手に銃を持ち、カルロスは右手に刀、左手に拳銃を持つ戦闘スタイルだ。
相手がどれほどの強さかは分からないが、以前倒した吸血鬼の魔族であるギジェルモよりも強いことは疑いようがない。
ダンジョンを使っての戦闘強化を図ってきたため、いまならカルロスもギジェルモより強くなっている。
エルフの国やドワーフ王国の方にも別の魔王が向かっているということなので、時間をかけるわけにはいかない。
そのため、ケイとカルロスは様子見などしている暇はないと、最初から強力な魔法を放つことにした。
ケイの2丁と、カルロスの左手の銃から無数の水弾が発射された。
「っ!!」
目の前のエルフとハーフエルフから放たれた魔法攻撃に、サンティアゴは目を見開く。
数もさることながら、その1発1発の威力が高い。
当たれば危険と判断したサンティアゴは、細かいステップで迫り来る水弾を回避した。
「……驚いた。我々が寝ている間にエルフも戦う術を得ていたとはな……」
攻撃を躱したサンティアゴは、思わずと言ったように呟く。
先程驚いた理由は、ケイたちが攻撃の魔法を放ってきたからだ。
生まれながらに大量の魔力を有しているのがエルフだと言っても、目の前にいる2人は尋常じゃない魔力量をしている。
船からこの島まで移動した魔力の使用方法が見事だったため、それだけで自分が知っている無抵抗のエルフとは違うということは分かっていたが、実際に攻撃してきたことでようやく確信したという感覚だった。
「……寝ていた?」
サンティアゴの呟きのなかに、ケイにとって気になる言葉が紛れていたため、追撃の魔法攻撃を放つのを一旦停止する。
そもそも、魔王という存在がどこにいたのかが分からない。
しかし、寝ていたという言葉から推察するに、もしかしたら最近になって眠りから覚めたということなのかもしれない。
「人間たちの間では、我々のことが伝わっていないのか?」
「知るかよ。数年前にギジェルモとか言う奴に会うまでは、そんな存在がいるなんて知らなかった」
「魔王どころか、魔族という存在自体が滅多に遭遇することのない存在だからな……」
サンティアゴの問いに対し、ケイとカルロスは返答する。
まるで自分たちの存在を知っていて当然と言っているかのようだ。
そんなこ、どこの種族、どこの国にも伝えられていない。
ケイが前世の記憶を取り戻した時に持っていた、エルフの歴史書のような物にもそんな存在書かれていなかったように思える。
「なんて恩知らずな奴らだ」
「恩……だと?」
まるで感謝すべき存在のような発言だ。
自分たち人類を食料のように言っている存在が、どうしてそんなことになるのか分からず、ケイは理解に苦しむ。
「各種の人類が誕生し、国のような物がいくつかできた頃、この星の支配者は我々魔族だった。その当時、この星は天変地異が重なり荒れていた。調べてみれば、地中深くの熱が外へと放出されることによる高温化だった。そのまま行けば、我々四魔王なら耐えられても他の生物が死に絶える。そのため、我ら四魔王は己の魔力によるこの星の正常化を担うため、地下深くで眠りに入ったのだ」
「……つまり、自分たちは救世主だと言いたいのか?」
「あぁ、この星に生きる者たち全ては、我ら4人の力によって生き永らえていると言ってもいい」
「だから、食料として人間を家畜にすると言いたいのか?」
「その通りだ」
「馬鹿じゃねぇの?」
その話が本当だとしたら、たしかにこの星の救世主といってもいいかもしれない。
この星の崩壊を阻止するために眠りについたが、今はその環境が平穏になったから出てきたのだろうが、はっきり言って迷惑でしかない。
救世主だか何だか知らないが、だからといって喰われるわけにはいかない。
そのため、ケイは思わず強めのツッコミを入れた。
「そんな事認められるか! 人間以外で食料を見つけろ!」
魔族は一応魔物が進化した存在。
その王である魔王となると魔物の肉は合わないのかもしれないが、この世界には多くの生物が存在している。
人間以外の生物を食料とすれば、特に問題ないように思えるため、ケイは人間以外を食料とする事を薦めた。
「お前ら人間も美味いから牛や豚を飼っているではないか? 我々はそれと同じように人間を飼うだけだ」
「……会話でどうにかなるとは思っていなかったが、やっぱり無駄そうだな……」
「そうだね……」
人間を食料と見ているような相手と話したところで、最初から話がかみ合わないことは分っていた。
しかし、魔王という存在がどうしてこれまで表に出てこなかった理由は理解できた。
昔は救世主でも、今は人類にとってはただの迷惑者でしかない。
カルロスと簡単に会話を交わしたケイは、中断していた攻撃を再開させることにした。
「お前らは昔のエルフからは想像できないほどの魔力量だ。さぞ美味いことだろう」
人族の中で生まれながらに魔力量が多いのがエルフ。
そのエルフが、無抵抗主義をやめて戦闘をするようになると、これほどの魔力量になるというのはサンティアゴとしても驚きだ。
魔力量の多い人間の肉は、自分たちにとって最高の調味料になり得る。
仕留める前から目の前の2人のエルフの味が気になり、サンティアゴは舌なめずりした。
「……随分余裕そうだな?」
「当然だ」
ケイとカルロスが銃に魔力を込めるのを、サンティアゴは邪魔をする気がないように立ち尽くしている。
その様子を見ると、戦う気がないように見える。
自分たちが舐められていると感じたケイは、余裕ぶっているサンティアゴへと問いかける。
その問いに対し、サンティアゴは自信満々で頷きを返した。
「星さえも変える魔王が、強くなったとは言ってもエルフごとき相手になるわけがない」
「なるほど、そうか……」
たった4体の生物が、壊滅へと向かう星の環境を安定させた。
聞いただけだととんでもないことだ。
そんな事ができた存在なら、たしかにとんでもない力を有しているだろう。
サンティアゴ自信が言うように、その余裕ぶりも当然かもしれない。
「じゃあ、こいつを食らいな!!」
「ハッ!!」
「なっ!?」
ケイの銃から強力な火炎魔法が発射される。
海水と先程ケイとカルロスが放った水弾の水分。
それを地下に集め、一気に加熱することによる水蒸気爆発。
それにより、サンティアゴの足下は大爆発を起こした。
予想外の攻撃に声を漏らしたサンティアゴは、一瞬で巻き上がった煙に姿を覆われた。
「グウゥ……」
「魔法の直撃に注意をしても、こんな攻撃は予想していなかったようだな?」
爆発による衝撃が直撃。
いくら魔王といえども無傷でいられるはずがない。
確認のために爆発の煙を風魔法で消したケイたちの前には、右足の膝から下が吹き飛んだサンティアゴの姿が存在していた。
四魔王の1人であるサンティアゴと戦うことになったケイとカルロス。
ケイはいつも通り両手に銃を持ち、カルロスは右手に刀、左手に拳銃を持つ戦闘スタイルだ。
相手がどれほどの強さかは分からないが、以前倒した吸血鬼の魔族であるギジェルモよりも強いことは疑いようがない。
ダンジョンを使っての戦闘強化を図ってきたため、いまならカルロスもギジェルモより強くなっている。
エルフの国やドワーフ王国の方にも別の魔王が向かっているということなので、時間をかけるわけにはいかない。
そのため、ケイとカルロスは様子見などしている暇はないと、最初から強力な魔法を放つことにした。
ケイの2丁と、カルロスの左手の銃から無数の水弾が発射された。
「っ!!」
目の前のエルフとハーフエルフから放たれた魔法攻撃に、サンティアゴは目を見開く。
数もさることながら、その1発1発の威力が高い。
当たれば危険と判断したサンティアゴは、細かいステップで迫り来る水弾を回避した。
「……驚いた。我々が寝ている間にエルフも戦う術を得ていたとはな……」
攻撃を躱したサンティアゴは、思わずと言ったように呟く。
先程驚いた理由は、ケイたちが攻撃の魔法を放ってきたからだ。
生まれながらに大量の魔力を有しているのがエルフだと言っても、目の前にいる2人は尋常じゃない魔力量をしている。
船からこの島まで移動した魔力の使用方法が見事だったため、それだけで自分が知っている無抵抗のエルフとは違うということは分かっていたが、実際に攻撃してきたことでようやく確信したという感覚だった。
「……寝ていた?」
サンティアゴの呟きのなかに、ケイにとって気になる言葉が紛れていたため、追撃の魔法攻撃を放つのを一旦停止する。
そもそも、魔王という存在がどこにいたのかが分からない。
しかし、寝ていたという言葉から推察するに、もしかしたら最近になって眠りから覚めたということなのかもしれない。
「人間たちの間では、我々のことが伝わっていないのか?」
「知るかよ。数年前にギジェルモとか言う奴に会うまでは、そんな存在がいるなんて知らなかった」
「魔王どころか、魔族という存在自体が滅多に遭遇することのない存在だからな……」
サンティアゴの問いに対し、ケイとカルロスは返答する。
まるで自分たちの存在を知っていて当然と言っているかのようだ。
そんなこ、どこの種族、どこの国にも伝えられていない。
ケイが前世の記憶を取り戻した時に持っていた、エルフの歴史書のような物にもそんな存在書かれていなかったように思える。
「なんて恩知らずな奴らだ」
「恩……だと?」
まるで感謝すべき存在のような発言だ。
自分たち人類を食料のように言っている存在が、どうしてそんなことになるのか分からず、ケイは理解に苦しむ。
「各種の人類が誕生し、国のような物がいくつかできた頃、この星の支配者は我々魔族だった。その当時、この星は天変地異が重なり荒れていた。調べてみれば、地中深くの熱が外へと放出されることによる高温化だった。そのまま行けば、我々四魔王なら耐えられても他の生物が死に絶える。そのため、我ら四魔王は己の魔力によるこの星の正常化を担うため、地下深くで眠りに入ったのだ」
「……つまり、自分たちは救世主だと言いたいのか?」
「あぁ、この星に生きる者たち全ては、我ら4人の力によって生き永らえていると言ってもいい」
「だから、食料として人間を家畜にすると言いたいのか?」
「その通りだ」
「馬鹿じゃねぇの?」
その話が本当だとしたら、たしかにこの星の救世主といってもいいかもしれない。
この星の崩壊を阻止するために眠りについたが、今はその環境が平穏になったから出てきたのだろうが、はっきり言って迷惑でしかない。
救世主だか何だか知らないが、だからといって喰われるわけにはいかない。
そのため、ケイは思わず強めのツッコミを入れた。
「そんな事認められるか! 人間以外で食料を見つけろ!」
魔族は一応魔物が進化した存在。
その王である魔王となると魔物の肉は合わないのかもしれないが、この世界には多くの生物が存在している。
人間以外の生物を食料とすれば、特に問題ないように思えるため、ケイは人間以外を食料とする事を薦めた。
「お前ら人間も美味いから牛や豚を飼っているではないか? 我々はそれと同じように人間を飼うだけだ」
「……会話でどうにかなるとは思っていなかったが、やっぱり無駄そうだな……」
「そうだね……」
人間を食料と見ているような相手と話したところで、最初から話がかみ合わないことは分っていた。
しかし、魔王という存在がどうしてこれまで表に出てこなかった理由は理解できた。
昔は救世主でも、今は人類にとってはただの迷惑者でしかない。
カルロスと簡単に会話を交わしたケイは、中断していた攻撃を再開させることにした。
「お前らは昔のエルフからは想像できないほどの魔力量だ。さぞ美味いことだろう」
人族の中で生まれながらに魔力量が多いのがエルフ。
そのエルフが、無抵抗主義をやめて戦闘をするようになると、これほどの魔力量になるというのはサンティアゴとしても驚きだ。
魔力量の多い人間の肉は、自分たちにとって最高の調味料になり得る。
仕留める前から目の前の2人のエルフの味が気になり、サンティアゴは舌なめずりした。
「……随分余裕そうだな?」
「当然だ」
ケイとカルロスが銃に魔力を込めるのを、サンティアゴは邪魔をする気がないように立ち尽くしている。
その様子を見ると、戦う気がないように見える。
自分たちが舐められていると感じたケイは、余裕ぶっているサンティアゴへと問いかける。
その問いに対し、サンティアゴは自信満々で頷きを返した。
「星さえも変える魔王が、強くなったとは言ってもエルフごとき相手になるわけがない」
「なるほど、そうか……」
たった4体の生物が、壊滅へと向かう星の環境を安定させた。
聞いただけだととんでもないことだ。
そんな事ができた存在なら、たしかにとんでもない力を有しているだろう。
サンティアゴ自信が言うように、その余裕ぶりも当然かもしれない。
「じゃあ、こいつを食らいな!!」
「ハッ!!」
「なっ!?」
ケイの銃から強力な火炎魔法が発射される。
海水と先程ケイとカルロスが放った水弾の水分。
それを地下に集め、一気に加熱することによる水蒸気爆発。
それにより、サンティアゴの足下は大爆発を起こした。
予想外の攻撃に声を漏らしたサンティアゴは、一瞬で巻き上がった煙に姿を覆われた。
「グウゥ……」
「魔法の直撃に注意をしても、こんな攻撃は予想していなかったようだな?」
爆発による衝撃が直撃。
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