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ショートストーリーズ
王子様の弟
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『明日デートするから車貸せ』
2歳上の兄・雄大から突然電話がかかってきて、開口一番そう言われたので、翔多は瞬く。
「は?デート?誰が?」
最初、自分が彼女と車で海までデートに行く約束をしているのを兄貴に話したっけな、と的はずれなことを考える。いや、それは日曜日だから明後日だ。
明日は―――
「は?兄貴が?」
『俺がデートしたら何が問題あるのか』
(え?マジかよ…兄貴…これって初めてのデートだよな?)
電話口で呆然としている翔多にしびれを切らしたのか、雄大が今からお前の家に車を取りに行くからな、と電話を切った。スマホの画面をぼんやり眺めながら、翔多はまだ信じられていなかった。
自分が物心ついた頃から兄の雄大はずっと自分を守ってくれていた。
ろくでもない両親で、父親の記憶は翔多にはほとんど残っていない。水商売をしていた母親は滅多に家におらず、何くれとなく世話をしてくれたのは雄大だった。自分の育っている家庭環境が特殊であることに気づいたのは小学生の時。あの頃はずっと兄の背中を追いかけてばかりいた記憶がある。
中学生にあがった頃から、見目が非常に良かった雄大目当ての女子生徒から話しかけられることが格段に増え、雄大に彼女はいるのかだの、間を取り次いでほしいのだの…翔多は段々兄と関わるのが煩わしくなっていた。
加えて、理由はわからないが雄大自身がまったく恋愛に興味がないため取り付く島もない。しかも家にいるときは何故か彼はずっとヘッドフォンをして過ごしているため、あれだけ仲の良かった兄弟だったが徐々に会話が減っていった。あの頃は盛っている母親と男が家にずっといるから自分もあまりリビングにはいなかったからお互い様であるが。
とはいえ取り立ててそのことに不満を持ったことはなかった。
周りの友達でも兄や弟と仲良くしている男友達は皆無だったし、翔多は雄大と違って異性にめちゃくちゃ興味があった。男友達とエロ話をする時間の方が、不機嫌な兄と話すよりは断然楽しかったし、そもそも雄大と話すと、勉強しろ、まともにしとけ、と言われるだけだから、徐々に男友達と過ごす時間が長くなっていった。そうなると必然的に学校の成績は下降していった。
母親がまったく息子たちに興味がないため雄大だけが翔多の進路を気にしてくれていたが、トップレベルの高校に進学した雄大に対し、翔多は地区の中の下くらいのレベルの公立高校になんとかひっかかることに成功した。それくらいになると、優秀な兄がただただ疎ましく思えていた。
高校生になると、すぐに彼女が出来た。
同じクラスの、ふわふわした髪の毛の可愛らしい女子だ。雄大に比べると多少見劣りするかもしれないが翔多も容姿が整っていて、それなりにモテたが彼女が出来たのはこれが初めてのことで、翔多は彼女と過ごすことに夢中になった。
やがていつの間にか周りを取り巻く友人たちは変化して、彼らと夜遊びを覚えると、家にはほとんど寄り付かなくなり、そのまま出席日数が足りずに高校を中退したがなんとも思わなかった。
何の確証もなしに、自分は無限の可能性があると思っていたし、それが若さゆえの勘違いであったことを社会に出てから翔多は痛感した。高校くらいは卒業していても良かったかもしれない、と。
家で自室にこもって勉強ばかりしていた雄大が国立大学に進学したときには既に自分は高校を中退していた。頭の中身が違うんだ、と言い聞かせてみたものの、兄が眩しく、同時に面映ゆく感じ、あの頃が一番兄弟仲が悪かったように思う。
雄大はいつでも翔多を気遣うそぶりを見せてくれていたが、自分が彼の手をとる余裕がなかっただけだということを今は知っている。勿論今は、兄がいてくれたから生きてこれたと感謝している。母親とは、高校中退して家を出てから一度も会っていない。翔多にとって、兄だけが自分の家族なのだ。
だがあの時期だけは素直になれず、自分が仕事を見つけるまで、雄大から連絡があることはあっても、自分から彼に連絡することは一切なかった。
そんなわけで、雄大とは疎遠な時期もあったが、不誠実な付き合い方はしていないものの比較的短いサイクルで彼女が変わる翔多に対し、ストイックなまでに雄大には一切恋人の影がないことには気づいていて――兄に直接聞くのは気持ち悪いから考えたこともなかったが、翔多は…兄は童貞だと思っている。
(その兄貴が―――デート?は?マジかよ…?相手は…どんな女?いや、男…?)
車の鍵を取りに来た雄大は、デートの相手について明かしてはくれなかったが、モールに行く、とだけ言った。
「いいけどさ、俺、あかりちゃんと日曜に海行くから、夜には車返してよな。まだ掃除してねぇから、掃除しておいてよ…で、マジでデートすんの?兄貴、正気?」
「正気だ。車は明日の夜返しに来る」
雄大の顔を見た翔多は、あまりの恥ずかしさに心の中でのたうちまわった。
(おいおい…顔、ありえないくらいゆるんじまってるよ…)
雄大は約束通り、翌日の夜に車を返しにきたが、デートの詳しい話を聞こうとする翔多を振り切ると、さっさと帰宅していった。デートがうまくいったのか、そうではなかったのか聞きたかったのに、いつも冷静な雄大にしては珍しく感情的だったように思うのが気にかかる。
(まぁ振られたんだとしたら…今度慰めてやったらいいか)
翔多は雄大に返された車の鍵を手で弄びながらそう考えていた。
数週間後、雄大に紹介したい人がいる、と言われたので仰天した。
あれから何回も雄大に、デートはどうだったのかとメッセージしてもなしのつぶてだったのに、やっと返信があったかと思ったら、突然そんなことが書いてあったのだ。
これは、あれだ、色ボケしてたんだな、兄貴。
(おいおい何だよ…初めての恋人が出来て、うかれてただけかよ。うかれるなんて兄貴らしくねぇぞ)
翔多はメッセージに自分の都合の良い日を打ち込みながら、口元に笑みが浮かぶのを抑えられなかった。
兄に初めて出来た彼女があまりにも美人で、それだけではなく内面にも非の打ち所がなく、しかも兄が完全に《色ボケ》していて、翔多が愕然とするのはその次の週末のことであった。
2歳上の兄・雄大から突然電話がかかってきて、開口一番そう言われたので、翔多は瞬く。
「は?デート?誰が?」
最初、自分が彼女と車で海までデートに行く約束をしているのを兄貴に話したっけな、と的はずれなことを考える。いや、それは日曜日だから明後日だ。
明日は―――
「は?兄貴が?」
『俺がデートしたら何が問題あるのか』
(え?マジかよ…兄貴…これって初めてのデートだよな?)
電話口で呆然としている翔多にしびれを切らしたのか、雄大が今からお前の家に車を取りに行くからな、と電話を切った。スマホの画面をぼんやり眺めながら、翔多はまだ信じられていなかった。
自分が物心ついた頃から兄の雄大はずっと自分を守ってくれていた。
ろくでもない両親で、父親の記憶は翔多にはほとんど残っていない。水商売をしていた母親は滅多に家におらず、何くれとなく世話をしてくれたのは雄大だった。自分の育っている家庭環境が特殊であることに気づいたのは小学生の時。あの頃はずっと兄の背中を追いかけてばかりいた記憶がある。
中学生にあがった頃から、見目が非常に良かった雄大目当ての女子生徒から話しかけられることが格段に増え、雄大に彼女はいるのかだの、間を取り次いでほしいのだの…翔多は段々兄と関わるのが煩わしくなっていた。
加えて、理由はわからないが雄大自身がまったく恋愛に興味がないため取り付く島もない。しかも家にいるときは何故か彼はずっとヘッドフォンをして過ごしているため、あれだけ仲の良かった兄弟だったが徐々に会話が減っていった。あの頃は盛っている母親と男が家にずっといるから自分もあまりリビングにはいなかったからお互い様であるが。
とはいえ取り立ててそのことに不満を持ったことはなかった。
周りの友達でも兄や弟と仲良くしている男友達は皆無だったし、翔多は雄大と違って異性にめちゃくちゃ興味があった。男友達とエロ話をする時間の方が、不機嫌な兄と話すよりは断然楽しかったし、そもそも雄大と話すと、勉強しろ、まともにしとけ、と言われるだけだから、徐々に男友達と過ごす時間が長くなっていった。そうなると必然的に学校の成績は下降していった。
母親がまったく息子たちに興味がないため雄大だけが翔多の進路を気にしてくれていたが、トップレベルの高校に進学した雄大に対し、翔多は地区の中の下くらいのレベルの公立高校になんとかひっかかることに成功した。それくらいになると、優秀な兄がただただ疎ましく思えていた。
高校生になると、すぐに彼女が出来た。
同じクラスの、ふわふわした髪の毛の可愛らしい女子だ。雄大に比べると多少見劣りするかもしれないが翔多も容姿が整っていて、それなりにモテたが彼女が出来たのはこれが初めてのことで、翔多は彼女と過ごすことに夢中になった。
やがていつの間にか周りを取り巻く友人たちは変化して、彼らと夜遊びを覚えると、家にはほとんど寄り付かなくなり、そのまま出席日数が足りずに高校を中退したがなんとも思わなかった。
何の確証もなしに、自分は無限の可能性があると思っていたし、それが若さゆえの勘違いであったことを社会に出てから翔多は痛感した。高校くらいは卒業していても良かったかもしれない、と。
家で自室にこもって勉強ばかりしていた雄大が国立大学に進学したときには既に自分は高校を中退していた。頭の中身が違うんだ、と言い聞かせてみたものの、兄が眩しく、同時に面映ゆく感じ、あの頃が一番兄弟仲が悪かったように思う。
雄大はいつでも翔多を気遣うそぶりを見せてくれていたが、自分が彼の手をとる余裕がなかっただけだということを今は知っている。勿論今は、兄がいてくれたから生きてこれたと感謝している。母親とは、高校中退して家を出てから一度も会っていない。翔多にとって、兄だけが自分の家族なのだ。
だがあの時期だけは素直になれず、自分が仕事を見つけるまで、雄大から連絡があることはあっても、自分から彼に連絡することは一切なかった。
そんなわけで、雄大とは疎遠な時期もあったが、不誠実な付き合い方はしていないものの比較的短いサイクルで彼女が変わる翔多に対し、ストイックなまでに雄大には一切恋人の影がないことには気づいていて――兄に直接聞くのは気持ち悪いから考えたこともなかったが、翔多は…兄は童貞だと思っている。
(その兄貴が―――デート?は?マジかよ…?相手は…どんな女?いや、男…?)
車の鍵を取りに来た雄大は、デートの相手について明かしてはくれなかったが、モールに行く、とだけ言った。
「いいけどさ、俺、あかりちゃんと日曜に海行くから、夜には車返してよな。まだ掃除してねぇから、掃除しておいてよ…で、マジでデートすんの?兄貴、正気?」
「正気だ。車は明日の夜返しに来る」
雄大の顔を見た翔多は、あまりの恥ずかしさに心の中でのたうちまわった。
(おいおい…顔、ありえないくらいゆるんじまってるよ…)
雄大は約束通り、翌日の夜に車を返しにきたが、デートの詳しい話を聞こうとする翔多を振り切ると、さっさと帰宅していった。デートがうまくいったのか、そうではなかったのか聞きたかったのに、いつも冷静な雄大にしては珍しく感情的だったように思うのが気にかかる。
(まぁ振られたんだとしたら…今度慰めてやったらいいか)
翔多は雄大に返された車の鍵を手で弄びながらそう考えていた。
数週間後、雄大に紹介したい人がいる、と言われたので仰天した。
あれから何回も雄大に、デートはどうだったのかとメッセージしてもなしのつぶてだったのに、やっと返信があったかと思ったら、突然そんなことが書いてあったのだ。
これは、あれだ、色ボケしてたんだな、兄貴。
(おいおい何だよ…初めての恋人が出来て、うかれてただけかよ。うかれるなんて兄貴らしくねぇぞ)
翔多はメッセージに自分の都合の良い日を打ち込みながら、口元に笑みが浮かぶのを抑えられなかった。
兄に初めて出来た彼女があまりにも美人で、それだけではなく内面にも非の打ち所がなく、しかも兄が完全に《色ボケ》していて、翔多が愕然とするのはその次の週末のことであった。
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素敵な作品を生み出して下さり、ありがとうございました♪
ちびさま〜〜!!!
わーい、ありがとうございます✨
そうやって言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
皆様のおかげで受賞できました…!!ちびさまにも心からの感謝を申し上げます!!
想像以上にほっこり読ませて頂きました。ありがとうございます。
続きが読みたいような、新作も読みたいです。
さとさま
感想書いてくださってありがとうございます!
ほっこりして頂けたなら良かったです😭
こちらこそありがとうございます…!
8月中に番外編をもういっぺん更新できたらいいなと思っています…が
どうなるか…とにかく読んで頂けただけで感謝です!
P子さま🐧
感想ありがとうございます✨
そうですね…
うまく書けていたら良いのですが、
こうやって翔多を振り切れない雄大だからこそ、
ずーっと一人で悩んでいたと思っていて。。。
そしてそういう雄大じゃなかったら優実と呼応しなかったかも知れないですね。
シンデレラの姉かぁ…
確かに私も読んでみたい〜😁
降りてきますように🙏
現代ものって難しいなと思っているのはまだ変わらないんですけれど
色々と自分に引き寄せた問いかけを書くことが出来るのは興味深いなぁ〜
番外編ももうちょっと書けたらいいなと思っているので
気長に待っていてやってください〜〜!!!!