いつか、散り行く世界に愛を

僕は少女が眠る姿を見ている。
僕は、眠る少女に魅入られていた。
それは儚く可憐で美しい姿だった。
深い眠りに落ちた少女から生える異物は何の為にあるのか、それを僕は考えながらも日々を過ごす。
少女が生かされている意味は……世界は僕と眠る君に決して優しくなかった。ただ見ているだけだった。

──降りてゆく幕の向こう、一握の希望に向かって僕たちは芝居を続けた。
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