貴方との運命

22

「う、腕っ、痛いっ、離してっ」

 美緒は苦痛の表情を浮かべ、葉月を見る。

「お前が逃げようとするからだ、美緒。こないだは監視下と言ったが、お前の返事次第では監禁だな。俺とここに住み孕んだ子を育てるか、監禁されるか。どっちか選べ」

 腕を掴んだまま、葉月の方に引き寄せる。

「ま、まだ妊娠したって決まってないし！監禁なんてイヤよっ」

「今は孕んでなくてもな。今から孕むかもしれないぞ」

 ニヤリと葉月さんは笑い、美緒の顎を掴むと、逃げられないようにし、美緒に口付ける。逃げるのを許さないとばかりに顎は掴んだまま、もう片手は美緒の腰を掴む。

「それに、外に出ればまた誘拐されるかもしれないぞ」

 言い終わると再び口付ける。今度は激しく吸いながら、舌まで入れ美緒の口腔内を蹂躙する。

「うっ・・・んんっ」

 身をよじるが美緒は逃げる事が出来ない。

「諦めろ、美緒。お前はもう俺のモノだ。安心して抱かれろ」

 キスをしたまま、葉月は美緒を抱き上げ運ぶ。下ろした先は葉月のベッドだ。

「こんなに1人の女に執着するなんてな。美緒、今夜も寝かせない」

 呟いた葉月は美緒の服を剥ぎ取り、身体中に紅い花を咲かせる。そして、つい数時間前まで精を溢れされた場所に、再び精を注ぐ。宣言通り、朝までたっぷりと。