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41〜アレク目線〜
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俺はどうしたいんだ。
紅が人間の姿に変化して、優にキスをした時今迄に無いような、腑が煮え繰りかえる気がした。八つ裂きにしたい、そこまでの衝動は初めてだった。それに『アレク様、助けて』と言われて、手を伸ばされた時にちゃんと奪還出来なかった。俺は騎士として、今迄きちんと責務を果たしてきた。それなのに、あの時、怯える優を守れなかった。不甲斐ない。それに優、甘い喘ぎ声ではなく、強制的に上げさせられる喘ぎ声。あの声を上げさせるのが俺でありたかったと考えてしまった。あの時、優は紅の事しか考えられなかったはず。
いつの間にか、優はとても大事なものになってしまった。でも、わかっている。優は自分の意思で俺のベッドにいるわけでは無い。城で監視されながら寝るのがイヤで、俺と共に眠るだけなのだ。それでも、俺はいいと思った。一緒に寝られるだけでも。でも、欲求は抑えられない、隙あらば優に口づけしてしまい、それ以上の事もしてしまいそうになる。優は俺の事は何とも思っていないだろう。しかし、あの吐息やキスの合間に出る喘ぎ声を聞くと誤解してしまいそうになる。
今迄の様に優に触れていては、優に嫌われる事をしてしまうかも知れない。でも、触れたい。優を一日中、俺しか考えられない様にずっと抱いていたい。紅に対して上げたあの喘ぎ声、俺がずっと上げさせたい。
そこまで考え、ふうっとため息を吐く。
俺は何を考えているんだ。優の意思を無視してまでする事では無い。泣かせる様な事はしたくない。でもーーー。グルグルと繰り返す思考を断ち切る為、隣でスヤスヤと眠る優を起こさない様にベッドを降り、冷たいシャワーを浴びる。優、大切な優。君が俺を求めてくれる時は来るのだろうか?
紅が人間の姿に変化して、優にキスをした時今迄に無いような、腑が煮え繰りかえる気がした。八つ裂きにしたい、そこまでの衝動は初めてだった。それに『アレク様、助けて』と言われて、手を伸ばされた時にちゃんと奪還出来なかった。俺は騎士として、今迄きちんと責務を果たしてきた。それなのに、あの時、怯える優を守れなかった。不甲斐ない。それに優、甘い喘ぎ声ではなく、強制的に上げさせられる喘ぎ声。あの声を上げさせるのが俺でありたかったと考えてしまった。あの時、優は紅の事しか考えられなかったはず。
いつの間にか、優はとても大事なものになってしまった。でも、わかっている。優は自分の意思で俺のベッドにいるわけでは無い。城で監視されながら寝るのがイヤで、俺と共に眠るだけなのだ。それでも、俺はいいと思った。一緒に寝られるだけでも。でも、欲求は抑えられない、隙あらば優に口づけしてしまい、それ以上の事もしてしまいそうになる。優は俺の事は何とも思っていないだろう。しかし、あの吐息やキスの合間に出る喘ぎ声を聞くと誤解してしまいそうになる。
今迄の様に優に触れていては、優に嫌われる事をしてしまうかも知れない。でも、触れたい。優を一日中、俺しか考えられない様にずっと抱いていたい。紅に対して上げたあの喘ぎ声、俺がずっと上げさせたい。
そこまで考え、ふうっとため息を吐く。
俺は何を考えているんだ。優の意思を無視してまでする事では無い。泣かせる様な事はしたくない。でもーーー。グルグルと繰り返す思考を断ち切る為、隣でスヤスヤと眠る優を起こさない様にベッドを降り、冷たいシャワーを浴びる。優、大切な優。君が俺を求めてくれる時は来るのだろうか?
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