43 / 80
43
しおりを挟む
ライ様は要らない物を箱から出し、今回必要な物をどんどん入れていく。そして片付け終わると優に声をかける。
「優はもう行けるの?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、騎士塔の厨房に行くよ」
「は?」
何故に厨房?
そして騎士塔の厨房に着くと、何枚かの紙を料理長に渡す。そして優に
「優、この場所。頭にイメージ残しといてね。じゃないと俺たち、食いっぱぐれるからね。料理長、ここに料理置いてね。足りない時は式送るんで追加お願いします」
「はぁ」
「ライ様、説明お願いします」
「願いの箱から、この場所に置いてある料理を取り出すんだ。練習しようか?」
するとライ様は焼きあがったスコーンをカゴに入れて、さっき指示した場所に置く。そして厨房から出て椅子に座らせる。
「優、願いの箱を出して、さっきの台辺りを思い浮かべて、この机の上を指して『食べ物』って言ってみて」
ふむふむ。
「食べ物」
すると、ぽんっとカゴに入ったスコーンが出てくる。厨房を確認すると確かに無くなっている。
「今回の遠征には料理人は連れて行かないからね。ここの料理が食事がそのまま食べれるよ。優が願いの箱持ってて良かったよ」
ライ様はかなりご機嫌だ。
「じゃあ、よろしくね~」
軽やかに厨房に声をかけてグリフィン騎士団に向かう。
そして正午、グリフィン騎士団とライ様、優はストニアに向かう。ライ様もグリフィンに乗せてもらうのかな?と思ったら、座り心地の良さそうな椅子を取り出し座る。
「ライ様?」
「ああ、俺はコレで行くから」
「優、ライ様は空飛ぶ椅子だから問題ない」
グリフィン騎士団が飛び立つと、ライ様の椅子もフワリと浮き上がり、騎士団と一緒に空を飛ぶ。
「このスピードで立ってると腰にくるからね」
とライ様は笑う。
「優はもう行けるの?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、騎士塔の厨房に行くよ」
「は?」
何故に厨房?
そして騎士塔の厨房に着くと、何枚かの紙を料理長に渡す。そして優に
「優、この場所。頭にイメージ残しといてね。じゃないと俺たち、食いっぱぐれるからね。料理長、ここに料理置いてね。足りない時は式送るんで追加お願いします」
「はぁ」
「ライ様、説明お願いします」
「願いの箱から、この場所に置いてある料理を取り出すんだ。練習しようか?」
するとライ様は焼きあがったスコーンをカゴに入れて、さっき指示した場所に置く。そして厨房から出て椅子に座らせる。
「優、願いの箱を出して、さっきの台辺りを思い浮かべて、この机の上を指して『食べ物』って言ってみて」
ふむふむ。
「食べ物」
すると、ぽんっとカゴに入ったスコーンが出てくる。厨房を確認すると確かに無くなっている。
「今回の遠征には料理人は連れて行かないからね。ここの料理が食事がそのまま食べれるよ。優が願いの箱持ってて良かったよ」
ライ様はかなりご機嫌だ。
「じゃあ、よろしくね~」
軽やかに厨房に声をかけてグリフィン騎士団に向かう。
そして正午、グリフィン騎士団とライ様、優はストニアに向かう。ライ様もグリフィンに乗せてもらうのかな?と思ったら、座り心地の良さそうな椅子を取り出し座る。
「ライ様?」
「ああ、俺はコレで行くから」
「優、ライ様は空飛ぶ椅子だから問題ない」
グリフィン騎士団が飛び立つと、ライ様の椅子もフワリと浮き上がり、騎士団と一緒に空を飛ぶ。
「このスピードで立ってると腰にくるからね」
とライ様は笑う。
10
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる