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結局、いいアイデアは出ず公務に出た陛下を見送り、4人は騎士塔に戻ってきた。アレク様はストニアの復興にも携わっている為、戻って早々に騎馬団長との打ち合わせに行ってしまった。なので、ライ様・ファイ様・優の3人は魔導師塔に移動する。
「ちょっと畑に行きませんか?」
優が何か思いついた様に言う。
「どうしたんだ?優」
「いい案が浮かんだとかじゃ無いんです。いちご食べたいなと思って。ここ数日食べて無いんですっ、いちごっ!」
だって、いちご美味しいし。魔力があるからいつでも美味しいいちご食べ放題っ!!
色々考えなきゃいけないのは分かるけど、ちょっと位息抜きで、いちご食べてもいいよねっ?
早速、優はいちごを大量に育て収穫し、せっかくだからと久し振りにぶどうも育て収穫する。
そして魔導師塔で作戦を考えつつ、いちごとぶどうを摘むのだが、なかなかいい案は浮かばない。しかし。
「もし、ラトニアが昔の様に戻り、近隣国との貿易が再開されれば、このいちごは輸入したいっ!何て甘酸っぱくて美味しいんだっ」
ファイ様は気に入った様だ。
いちごはあまり日持ちしないからジャムの輸出がおススメかも。
「紅、ぶどうはそれ位にしておけ」
ライ様の声に優は、はっとして紅の方を見るが・・・。
「紅、何で人間の姿になってるの?で、ライ様は何で驚かないの!?」
「あ?俺はぶどう食べなくても人間もどきになれるぞ?」
紅はブスッと答える。
「アレクから紅は人間になるって聞いてるからな」
ライ様は何でもないように答える、いちごを食べる。
食べるだけ食べて、何も案が出ないまま今日は解散になる。
そして、翌日も朝から陛下に呼ばれ、ライ様・アレク様、ファイ様、優は陛下の下を訪れる。
すると、陛下はこちらを見て訝しげな声を上げる。
「お前は誰だ?」
「ちょっと畑に行きませんか?」
優が何か思いついた様に言う。
「どうしたんだ?優」
「いい案が浮かんだとかじゃ無いんです。いちご食べたいなと思って。ここ数日食べて無いんですっ、いちごっ!」
だって、いちご美味しいし。魔力があるからいつでも美味しいいちご食べ放題っ!!
色々考えなきゃいけないのは分かるけど、ちょっと位息抜きで、いちご食べてもいいよねっ?
早速、優はいちごを大量に育て収穫し、せっかくだからと久し振りにぶどうも育て収穫する。
そして魔導師塔で作戦を考えつつ、いちごとぶどうを摘むのだが、なかなかいい案は浮かばない。しかし。
「もし、ラトニアが昔の様に戻り、近隣国との貿易が再開されれば、このいちごは輸入したいっ!何て甘酸っぱくて美味しいんだっ」
ファイ様は気に入った様だ。
いちごはあまり日持ちしないからジャムの輸出がおススメかも。
「紅、ぶどうはそれ位にしておけ」
ライ様の声に優は、はっとして紅の方を見るが・・・。
「紅、何で人間の姿になってるの?で、ライ様は何で驚かないの!?」
「あ?俺はぶどう食べなくても人間もどきになれるぞ?」
紅はブスッと答える。
「アレクから紅は人間になるって聞いてるからな」
ライ様は何でもないように答える、いちごを食べる。
食べるだけ食べて、何も案が出ないまま今日は解散になる。
そして、翌日も朝から陛下に呼ばれ、ライ様・アレク様、ファイ様、優は陛下の下を訪れる。
すると、陛下はこちらを見て訝しげな声を上げる。
「お前は誰だ?」
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