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ルート分岐
④遙真ルート
しおりを挟むトプンッ
「お、お兄様ぁ~~~~!!泣」
お兄様は1年前から家督を継いでいる。お父様とお母様は田舎でのんびりしたいんだそうだ。丁度執務室にいたみたい。僕はどうしても怖くて、逃げるのはお兄様の所しか考えられなかった。
「は、悠陽!?ど、どうし!?え、どこから!?」
あ、そういえばお兄様に魔法力ゴリゴリ上げてたの言ってなかったかも.......
ガシッ!
「は~る~ひ~?何があったのか、何を隠しているのか........洗いざらい吐きなさい......?」
ひ、ひ~~~~~~~~っ!!泣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「──────と、いうわけです.......」
「なるほどね.......。」
僕の前世から、不安だったこと、してきた事や、今何があって、何から逃げてきたかも全て吐きました。悠陽です......。
ついでに手枷と足枷は外してぽーいってしておきました。
.........それにしても.......。久しぶりに会ったお兄様、かっこいいなぁ........。
会ったら絶対ぎゅってしてくれるお兄様。僕と兄弟なのに、なんでこんなイケメンなんだろ。身長も全然高い。同じ両親から産まれて、髪色も瞳の色も一緒なのに.........。
「..........なに考えてるの?」
ビクーッ!?
「え!?い、いや.....!?」
「悠陽............?」
ひ、ひぃ~~~~泣 黒いオーラ.....泣
「う゛.........ッ ...............お、お兄様、かっこいいな.........って.............」
「...................ねぇ、悠陽?お兄様は常日頃から、悠陽は可愛いから気をつけて、男はみんな野獣だって、言ってたよね?」
「う、うん.........」
え、な、なに.......?すごい怖い笑顔なんだけど.......え?え?え?
「そんなに自分の認識が甘いなら...............いっそすべてから隠してしまおうか。」
「............え?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ずぷ~~~ッ♡
「は、ぅ、う~~~~♡お、おにぃしゃま........♡」
「悠陽.......♡」
何でこんなことになってるんだろう。
お兄様に優しくベッドに連れて来られたと思ったら、たくさんたくさん気持ちよくされて........気づいたらお兄様のちんこが僕のお尻に...........
たちゅッ♡たちゅッ♡たちゅッ♡
「あ♡あ♡あぁッ♡や、ぁんッ♡はぁ......ッ♡ お、にいしゃ、♡ら、めぇッ♡んッ♡んッ♡んぅ♡」
「可愛い可愛い俺の悠陽........ッ!はッ、..... 至る所で上位の家門の子息を引っかけて..........最近他の家からも婚約の打診が大量に来ているの、知ってた.......ッ?」
婚約の........打診?
ずちゅ♡ぱちゅ♡ずりゅ♡
「ん......え......しりゃな、あッ♡しょこ、しょこずりずり......♡は、あ♡きもちぃ♡お、おにいしゃまぁ♡」
「可愛い可愛い俺の、弟........ッ 絶対、他の男になんて、やるもんかッ!」
そ、そんなこと、思って、くれてたの........?
「あ♡お、おにぃさまぁ.........」
「ん.....ッ?なんだい?悠陽.......?」
「気持ちいい?」と聞きながら、優しく頬を撫でてくれた。僕はその手の温かさを感じながら思う。
いつも優しい僕のお兄様。ぎゅーってして膝にのせてくれるお兄様。いつも僕を心配して、僕を1番に考えてくれるお兄様。僕に婚約の打診........。僕は他の男と結婚しなきゃいけないのかな...........。お兄様と、一緒にいれない........?お兄様は長男............お兄様は、女の人と..............
い、いや..........。
嫌、だ.......。
僕の目から涙が溢れ出す。
「ぃ、やあ.......お、にぃさまぁ........!おにいさまは僕のぉ!!」
ぎゅぅぅぅぅっ
「は、悠陽.......?」
驚いた顔をしているお兄様。今、言わなければいけない気がした。今言わなければ、僕の1番欲しいものは永遠に手に入らない。そんな予感。
「お兄様は、僕の、なの、ぉ!結婚、しちゃやだあ!!」
ワガママなのはわかってる。それでも。
お願い、お兄様。
「...................」
ずぷ~ッ♡とちゅッ♡ぱちゅッ♡どちゅッ♡!
「んぁッ!?♡お、おにぃ....... ッや、うごか......あんッ♡あ、は、んあ゛~~~~~~ッッ!!!♡♡(ビクビクンッ)」
「悠陽ッ!悠陽ッ!俺は悠陽のものだよッ!一生一緒にいよう.........ッ お前が.......ッ それを望んでくれるなら......!好きだ...... 好きだ....... 愛してる.......ッ!ずっと、ずっと!」
ぱんッ♡ぱんッ♡ぱんッ♡ぱんッ♡
「あ゛~~~ッッ!!♡♡い、イった!今イ........♡ぅ、あ゛、あ゛♡あ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~~~~ッ!!♡♡♡(ビクビクビクッ)」
「ぐ.........ッ!」
ビュ、ビューーーーッ♡ビュルッビュルルル♡ビュッ♡
あ..........♡ お兄様の.........いっぱい........出て.......♡
「はぁーーーッ♡はぁーーッ♡あ、あはぁ♡き、きも、ち.......♡おにいさまの.......せぇ、し♡」
「はぁ....ッはぁ.....ッ 」
「おに、さまぁ♡あいしてる、って.......ほ、んと.......?」
「あぁ。本当だよ。俺の天使............」
「う.......れし♡おにい、しゃまぁ♡」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あれから、僕は学園をやめた。
精神的ショック、という理由をつけたらしい。
晃雅や風磨、快は連日家に来ているようだけど、お兄様が上手いこと言ってるのかな。
僕を誘拐した百里川は捕まったし、家には久住宮家から訴えてるから大丈夫だろう。
全部お兄様がしてくれてるから、僕は何も心配してないよ。
キィィ.......
「悠陽........♡」
「お兄様ぁ♡やっときた♡ねぇ.......ぎゅーして?♡」
「あぁ......。勿論だよ。」
ぎゅう.....
お兄様の腕の中で僕は問う。
「ねぇ、お兄様.......女の人と結婚、するの?」
「ううん.........孤児の子供を養子にもらおう。今までそういうことが無かった訳じゃないみたいだ。.........兄弟全員男しか愛せないとか......ね。」
「ほんと......?お兄様は全部僕の.......?精子も唾液も全部僕の........?♡」
「うん........♡全部悠陽のものだよ....... 。その代わり、悠陽も全部、俺に頂戴.......?」
「うん......♡うん........♡あげるぅ......♡お兄様ぁ.........♡」
僕はお兄様のものに、お兄様は僕のものになった。
お兄様の部屋が僕の居場所。お仕事の時以外はずっと僕の側にいてくれる。不安なんて感じない。むしろ、逆なんだ。
やっと..........、やっと............♡
「お兄様ぁ........?ずっと僕を愛してね.......♡」
④遙真ルート・メリーバッドエンド
トラウマによる共依存。
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