聖翼男子学園の性活【R18】

和田光軍

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一年

初デート

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次の日、俺はアスカと一緒に学園の敷地内を散策していた。
中等部からの進学組であるアスカに案内をしてもらいながら、敷地内にある施設を一つ一つ紹介してもらっている。
読書が趣味な俺としてはぜひ図書館に引きこもりたかったのだが、アスカが笑顔で阻止した。
可愛い顔して大人しいかと思っていたが、案外芯が通っていて好感度が上がる。
出会って30分で恋人?関係になったのだから、知らない部分を見つけるたびに嬉しくなる。
俺はデート気分でアスカと敷地内を歩き回った。
………後ろの方に邪魔者がストーキングしているが。

「おい、あいつら何を話してるんだ?」
「この距離から聞き取れませんよ!」
「誰か盗聴器持ってないか?」
「持ってたとして、どうやって取り付けるだよ?」

ストーキングするなとは言わないが、せめてバレないような努力はしろと言いたい。
声を抑えるなり、物陰に隠れるなり何かしら方法はあるだろうと。
後ろの奴らにアスカも当然気付いており、少し不満そうにしている。

「せっかくのデートなのに」

あ、良かった。
俺だけがデート気分じゃなかったんだ。

「敷地内だからノーカンにしようか。どうせなら休日にどこか行こう」
「うん、ヤマトはどこ行きたい?」
「図書館」
「うん、そこ以外で僕が考えておきます」

嬉しそうな笑顔で食いついてきたアスカだったが、俺が行きたい場所を伝えたところで無表情になって敬語で言われた。
図書館デート…少し憧れなんだけどなぁ…。

「敷地内の建物はだいたいわかった、ありがとう」

図書館の場所はしっかり覚えておいた。
いつか絶対に引きこもるために。

「ありがとう、他に質問あったら答えるよ?」
「食事はどうするんだ?食堂がなかったみたいだけど?」

そう、図書館や講堂、売店はあったのだが、食堂はこの敷地内に無かったのだ。
まさか、あの小さな売店のおにぎりだけでこの学園の高等部、さらに中等部が満足するとは思えないし、売店のおばちゃんにそこまで重労働させてるとは思いたくない。
それに、学生たちは全員が寮生活を送っている。
中等部には寮に食堂があるらしいが、高等部の寮には食堂がない。
俺たちの部屋にキッチンはついてたが、10階の三部屋だけについている、とアスカと寮監の先生が教えてくれていた。

「高等部は外でご飯を食べていいんだって。敷地の外に商店街があるから行ってみようよ」
「そうか、アスカは商店街に行ったことは?」
「…あまりないんだよね、一人だとちょっと」
「中等部も商店街には行けるんだ?」
「もちろん、門限までに戻ればお咎めなしだよ」
「門限は19時だったっけ?」
「高等部はね。中等部は17時」

商店街か…せっかくキッチンもあるんだし、食材も買っておきたいな。
お金も下ろさないといけないし、今日のうちに済ませておこうかな。

「ヤマト、一緒に商店街に行かない?」
「うん、いろいろ買い物したいから付き合ってくれると嬉しいな」
「もちろん、付き合うよ」

「ちょっと待てお前らぁ!」

校門から出ようとした時にストーカーに呼び止められた。
どうせ取り巻きも一緒に出てくるんだろ?
はいはいお約束お約束。

「つ、付き合うって…武蔵ぁ!お前、天使ちゃんに何したんだ!」
「それは俺が逆に質問したい、何してんの織田?」
「俺たちはな、天使ちゃんを悪いやつから守る役目があるんだよ!」

ストーカーこと、織田は俺を指差して悪いやつ扱いしてきやがった。
アスカを背中に庇ってストーカーから守っている俺が悪いやつなら、こいつは何なんだろう。
アスカもさりげなく俺に抱きついてきてるし…いや、嬉しいんだよ?
でも、お尻に押し付けられてる股間のせいで、脚の長さが同じって気付いてね…。
…俺の方が身長高いのに、脚の長さは同じかぁ…。

「おい、聞いてんのか!」
「聞いてないけど大丈夫、録音してるから後でゆっくり聞いておくよ」
「………また録音しているのか?」
「ん?あぁ、もちろん。今も録音しているよ」

織田たちは録音のことを言うと急に黙り込んで動揺し始めた。
録音されて困るようなことするんじゃねぇっての。

「…行こうか、アスカ」
「アスカぁ!?」
「そうだね、ヤマト」
「ヤマトぉ!?」
「さっきから何なんだよ、うるさいなぁ」
 
さすがに怒るぞ、俺も。
抱きつく腕を解く流れでせっかくさりげなく手を繋げたのに、邪魔してんじゃねぇよ。

「あ、天使ちゃん!」
「何?織田くん」
「武蔵の名前を…しかも呼び捨てに…?」
「うん、ヤマトがいいって言ってたし、僕からもお願いしたよ?それがどうしたの?」
「お、俺も名前で呼んでもいいかな?」
「ん~…呼び捨てにしないならいいかな。呼び捨てにしていいのはヤマトだけだし」
「あ、あすかちゃん…俺も下の名前で…」
「織田くんは織田くんだし、このままで呼ばせてもらうよ」
「そんな…いや、いつか下の名前で呼んでもらえるのなら構わない!が、武蔵!お前、あすかちゃんとどういう関係だ!?」
「どういう関係…」

さて、どうしようかな。
本当のことを言うか、誤魔化すか…。
アスカは少し不貞腐れたような顔をしているし、誤魔化したらアスカに怒られるだろうなぁ。
本当のことを言っても信じてもらえないだろうし…仕方ない。

「アスカ」
「ん?んんっ!?」

アスカに俺の方を向いてもらい顎を掴んで唇にキスをしてみた。
アスカもさすがに驚いていたけど、俺を突き放すことはしなかった。
むしろ、首に腕を回して唇を押し付けてくる。
…舌入れたら、織田に殺されるかな?

「んっ、こういう関係だ」
「ヤマト、強引なんだね」
「言葉で説明するより簡単だろ?…嫌だった?」
「嬉しかったよ、またしようね」

織田にもわかりやすく見せつけるようにキスをしたわけだが、結果的にアスカに喜んでもらえて良かった良かった。
織田も放心しているようで口を開いて呆然と立っていた。
なるほど、こいつはアスカが好きなんだな。
昨日の件も、「あの部屋」じゃなくて「アスカと同じ部屋」を望んでいたってことか。
このまま絡まれ続けたら、あの録音をアスカに聞かせてやろう。
………絡んでこないこのまま商店街に行こうかな。

「ヤマト、さっきのキスなんだけどね」
「ん?あぁ、さっきな。どうした?」
「帰ってからでいいから、したいなぁって」

そう言って俺を上目遣いで見つめるアスカに、拒否できるわけがない。
もちろん、帰ってからたくさんしますとも。
…あわよくば、その先も…。
俺は下心を隠して頷き、織田を置き去りにして二人で商店街へと向かった。

その日の夕方、俺たちは食材をいろいろと購入してから寮へと戻った。
今日は簡単に丼でも作るか。

「ヤマト、お疲れ様。お風呂湧いたよ」

キッチンで夕飯を作っていると、アスカが声をかけてきた。
部屋でのアスカの格好は半袖のTシャツにジャージの長ズボンといったラフな格好をしている。

「ありがと、こっちももう終わるよ。先にご飯にするか?」
「ん~…今日は汗かいたからお風呂から入りたいかな」
「了解、先に入ってていいよ」

鍋にフタをしてから火を止めて、俺はソファに座ろうと移動した。

「ヤマトも一緒に入ろうよ、ね?」

アスカはソファに座る俺の脚の上にお尻を乗せて、お風呂のお誘いをしてきた。
股間を擦り付け合うように腰を揺らしているのは、そっちのお誘いでもあるのか?

「僕ね、恋人ができたら一緒にお風呂に入りたいなって思ってたんだ。ヤマト、入ろう?」
「そっか、じゃあ一緒に入ろう」
「ありがとう、ヤマト…きゃっ!?」

ぎゅっと俺にしがみつくアスカの脚を持ち上げるように抱え上げ、抱っこをしたまま俺は洗面所へと向かった。
アスカは思った以上に軽く、途中で降ろすことなく到着した。

「びっくりしたぁ…ヤマトは力持ちだね」
「アスカが軽かったんだよ、ちゃんとご飯食べてる?」
「食べてるよ、ヤマトの力が強いだけだって」

たわいもない話をしながら、俺たちは服を脱ぎ始めた。
俺は自分の身体、肉棒含めてそこそこの自信を持っているつもりだ。
隠すことなく見せつけるように全裸となった。
アスカもタオルで隠すことなく全裸となったのは驚いたけど…可愛い顔して凶暴な肉棒を持ってることの方が驚いた。

すげぇ…あれが俺の中に入るのかなぁ…。

「や、ヤマト…そんなにジッと見られたら恥ずかしいな…」
「あ、ごめん。アスカのちんちんが立派で見惚れてたよ」
「僕の怖くないの?こんな大きさなのに」
「入れるとしたら怖いかもしれないけど、アスカのだから愛しさがあるかな」
「ぼ、僕もヤマトのおちんちんは立派だと思うよ?そのくらいの方が、好きだし」
「ありがとう、そろそろお風呂に入ろうか」

お互いに相手の肉棒を褒め合うという儀式を終えて俺たちは浴室に入った。
昨日は一人で入ったけど、やっぱり広いなぁ。
二人で入っても余裕あるって、初めからこういう目的で作ったんじゃないのだろうか。

「アスカ、身体を洗うから椅子に座って」
「へ?ヤマトは?」
「背中を洗ってやるよ、ほら」

少し戸惑い気味のアスカを椅子に座らせ、後ろでタオルを泡だてて綺麗な背中を優しく洗い始める。
背中の次は首、腕、脇腹と順に洗っていき、アスカはくすぐったそうに身体を捩らせる。
お腹も洗い胸元に移動すると、アスカの様子が少し変わり始めた。

「んっ…はぁ……あっ…」

タオルが乳首に擦れるたびに可愛い喘ぎ声を出し始める。
乳首も勃ってきており、普段から乳首を弄りながらオナニーしているのだろう。
アスカの喘ぎ声に俺も興奮してしまう。

「やっ…タオル…んんっ」
「やっぱり、タオルじゃなく手で洗った方が洗いやすいなって」
「それでも…乳首ばかり…あっ」
「アスカが可愛い声を出すから、もっと聞きたくて…アスカの凶暴なちんちんも洗って欲しそうにしてるよ?」
「うん…ヤマトの手で洗って…お願い…」

アスカの肉棒が勃起して反り返っており、俺は恐る恐る手を伸ばした。
BL本でよく見る展開だが、実際に立ち会うと緊張してしまう。
アスカの肉棒は固く、熱かった。

「ヤマトにおちんちん触られてる…んっ、ヤマトの手、気持ちいい…」

アスカの背後から腕を伸ばして肉棒を手洗いしているため、俺の身体がアスカの背中に密着しているがお互いにアスカの肉棒に夢中になっており、俺も無意識にアスカの背中に肉棒を擦り付けていた。
十分に泡立った肉棒を両手を使って扱き、尿道からカウパー液が溢れ出てきた。

「ヤマトっ!もう出るよっ!出ちゃうっ!」
「アスカのイクところ、見せて」
「見せるよっ!見て!ヤマト見てぇっ!」

激しく肉棒を扱くとアスカが雄叫びをあげて浴室の壁に精液をぶっかけた。
射精を終えてからも俺はアスカの肉棒を触り続け萎えることなく固さを維持させていた。

「背中…温かい…ヤマトもイッたんだね…」
「あ、ごめん。洗い流すよ」

アスカとほぼ同時に俺も絶頂に達しており、俺のお腹とアスカの背中が精液で汚れていた。
シャワーを使ってそれぞれの精液を流し終えると、アスカは立ち上がって浴槽のふちに手をつき俺に綺麗なお尻を向けてきた。

「ヤマト…僕のお尻におちんちん入れて…?」

その格好での誘惑に抗えることなどできるはずもなく、俺の肉棒はアスカを求めるかのように勃起し続けていた。

「あ、大丈夫!汚くないから!」
「そりゃ、アスカに汚いところはないけど…」
「ちゃんとトイレで綺麗にしてきたから大丈夫だよ!」

俺がご飯を作っている間に何をしていたのかは後で問い詰めよう。
それより、俺を誘うように揺れているお尻と肉棒から目が離せない。
アスカのお尻を両手で抑えて拡げ露わになったアナルに肉棒を押し付けると、抵抗もなく挿入されていった。
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