賽ノ式神

――穢れとは、ひとの生み出すものです。ひとのこころ、念い。こぼれ落ちるそれは、『かなしみ』です――


 傀儡師の鞠介(まりすけ)は、貴人の邸宅に赴く傀儡女の送りと迎えの仕事を任されていた。匂い立つような、ある春の日。橋の上から霞む景色を眺めていると、不思議な僧侶の姿を見つける。彼は、青く輝く螺鈿の瞳を持っており、人間には見えない。鞠介は僧侶が鬼なのではないかと思った――。


※平安時代風小説です。式神、神、鬼、ひとの織りなす和風ファンタジー。
24hポイント 21pt
小説 13,181 位 / 66,034件 キャラ文芸 249 位 / 1,929件