夕凪

銀行を辞めた八代は、沙織と離婚し、小笠原の島に渡り漁師になる。ある日、銀行員時代に不倫していた美佐子も銀行を辞め、離婚し、八代を追って島を訪れる。島で同居を始める八代と美佐子。何もかも失ったふたりは何もない島で、島のみんなと平凡に暮らしていた。島で唯一の飲食店「港町食堂」のオーナー、村上幸子の亭主が刑期を終えて島に帰ってくる。その亭主、村上銀次郎は物静かな元ヤクザで、なぜか八代とは馬が合った。男同士の友情と、そんな男たちを慈愛の目で見つめる女たち。やがて男たちは己の義を貫く生き方を選択するのだった。
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