【完結・R18】「いらない子」が『エロの金字塔』世界で溺愛され世界を救う、そんな話

たたら

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新しい世界

104:湯殿にて<マイクSIDE>

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 私は欲望のまま、
ユウさまの身体に触れていた。

今度は正面からユウさまの身体を堪能する。

口づけを交わし、
双丘をやんわりと掴む。

愛撫をしていたせいか
少し意識を飛ばした様子のユウさまの
やわらかい双丘を堪能し、
その奥に指をずらすと、
ユウさまは驚いた顔で私を見た。

性急だっただろうか。

けれど、酔っているせいか
とにかく今はユウさまに触れたいし
私の欲を見せつけたいという気持ちが強い。

「ユウさま、ここに…」

つぷ、っと指先をユウさまの体内に入れる。
すでに秘所は蜜でじんわり濡れていた。

「私も…あの男のように
ココにこのまま…
ユウ様の中に入っても…?」

本当は指など引き抜いて、
猛った私の欲棒を今すぐユウさまの
体内に埋め込みたかった。

けれど、さすがにそれはダメだと
頭の中で声がする。

ぐっと指を中までいれると
ユウさまは私にしがみついてきた。

頼られている感覚が嬉しくて仕方がない。

私はユウさまの片足を軽く上げ、
さらに指の本数を増やして
体内を掻きまわした。

秘所からは蜜が溢れだし、
私の指だけでなく、
ユウさまの内腿まで濡らしている。

「私を…求めてくださっているのですね」

甘い蜜の匂いが、私を惑わせる。
もうユウさまを貫いていいのだと、
そう思ってしまう。

私の欲棒は痛いほどそそり立っていた。

「ユウさま…」

私はユウさまに口づける。

ユウさまが私を拒まないのなら、
私を求めてくださるのなら。

もしそうなら…

私はユウさまの片足を上げたまま
一気に欲棒でユウさまを貫いた。

「あーぁぁっ」

ユウさまが私にしがみついてくる。

愛おしい、というのは
こういう感情なのだと思う。

たまらない。

ユウさまの体内が私の欲棒を
締め付けたかと思うと
内側に誘うように緩まる。

ユウさまの体内は
あたたかく、狭く、
そしてキモチイイ。

私は必死で腰をユウさまに打ち付けた。

幼い体は私にしがみつき、
可愛らしい口は半分開いて
唾液を滴らしていた。

「ユウさま、申し訳ありません。
ナカに…ユウさまのナカに
注ぎたいのです」

ディランと一緒にユウさまを
抱いたときは、一度も私はユウさまの
体内に射精したことはなかった。

ディランもそうだった。

互いに…遠慮のようなものがあったのかもしれない。

ユウさまの体内に自分の精液を
出すと言うことは、ユウさまは
自分のものだと主張するように感じたからだ。

ユウさまは、自分一人だけのものではない。

そういう気持ちもあり、
私も…おそらくディランも
精液はすべて外に出していた。

だが、今ここにはディランはいない。

ユウさまは…今だけは私のものだ。

私はユウさまを抱きしめる。
強く抱きしめ過ぎたのか
きゅっと体内が締まり、
私はそれに流されるまま
ユウさまの中に精液を吐き出した。

どくどくとユウさまの中に
私の精液が注がれる。

だが私は欲棒を抜かなかった。

最後の一滴まで、
ユウさまの中に注ぎたかった。

全てを出し切り、
ようやく私はユウさまの身体を離した。

欲棒を引き抜くと、ユウさまの蜜と
私の精液がユウさまの秘所から溢れ出た。

白い濁った液が湯殿の床を汚す。

「ユウさま…お慕いしております」

とうとう…ユウさまの中に
私の精液を注いでしまった。

なんという甘美な…背徳感だろう。

トロトロと秘所からユウさまは
飲み込めなかった精液を零している。

私は指でその精液を掬い
ユウさまの体内に押し込んだ。

私の放ったものをユウさまの体内に
擦り付けたくなる。

「私の精液で…ユウさまを穢したくないと
ずっと…思っておりました」

けれど、どんなに私がユウさまに
欲を押し付けても、ユウさまは変わらない。

いつもと同じ優しい瞳で
私を受け入れてくださるのだ。

「けれど、私ごときが、ユウさまを穢すなど
出来るはずもない」

私は指を2本に増やす。

ぐちゃぐちゃと精液と蜜で濡れた秘所が
淫靡な音を立てる。

ユウさまの体内は
熱く…指を入れただけで、再び勃ってきた。

「ユウさまは、何をされていても
こうして私の精液を注がれてもなお、
神々しく、美しい…」

そして、決してユウさまは
穢れることがないのだ。

指を増やすと、ユウさまが私の腕を掴んできた。
私を求めてくださっているのですね、ユウさま。

「そして…こうして私を求めてくださる姿は
とても…」

私は本の指を根元まで入れ
乱暴に出し入れした。

喘ぐ顔が。

「……愛しい」

私はたまらず、ユウさまの名を呼び
口づける。

けれど、抱きしめた指先が
冷たくなっていることに
私は気が付いた。

「体が冷えてしまったようですね。
私のせいでユウさまが体調を崩すようなことが
あってはなりません」

もう一度湯に浸かるべきかと思ったが、
そうだとしても
私の精液を流してからだろう。

私はユウさまを椅子に座らせて、
冷えないように肩からお湯を掛けた。

「私の精液で汚れてしまいましたね」

内股も、樹幹も。
座っていて見ることは叶わないが
おそらくは秘所も。

私の欲液でユウさまは汚れている。

私はゆっくりと湯を掛けながら
ユウさまの肌を洗った。

ユウさまは、くすくすと笑いながら
私のなすがままになっている。

けれど、私は気が付いていた。
ユウさまの樹幹が私の指に反応していることに。

ユウさまが、私を求めてくださっていることに。


私は濡れた床に膝を付き、
ユウさまの胸の突起に舌で触れた。

そのまま、強く吸う。

片方の突起も指で刺激を与えると
ユウさまの身体はわかりやすく震える。

「感じていらっしゃるのですね」

ユウさまの樹幹がさきほどよりも
自己主張しはじめている。

「こちらも…可愛らしく勃っておりますね」

わざと口にして言うと
ユウさまは顔を真っ赤にした。

「蜜を零されて…」

そっと息を樹幹に吐きかける。

「甘い匂いが…とてもおいしそうです」

甘い匂いに惹かれ…わざとユウさまに
見せつけるように、大きな動作で
ユウさまの樹幹の先端を舐めた。

「ここの小さな穴から…蜜が出るのですね」

この体は人間と同じなのに、
精液ではなく蜜が出るのが不思議に思う。

だから、少しの好奇心で
私は樹幹の先端を広げた。

ユウさまが目を見開いて樹幹を見る。

「ユウさま…?」

その反応に私も驚いた。

「な…なんでも…ない」

とは言われたが、
ユウさまの視線は蜜が零れている樹幹に向けられていた。

「もしかして…あまりご覧になったことが
ないのでしょうか」

まさかと思ったが。

「う、うん…
あまり…この体のことが良くわからなくて」

なんと、ユウさまは人間の身体を
あまり理解してないと言う。

ユウさまの本来の姿は
いったいどのようなものであったのか。

「では僭越ながら
私がお手伝いさせていただきます」

このままでは、
ユウさまも困るであろう。

「ユウさまのお身体は
私が隅々まで確認して差し上げますので
一緒に見ていきましょう」

私は提案した。

もちろん、下心が無いとは言わない。

だが、実際にユウさまも
自分自身の身体のことを知らなければ
今後、苦労されることもあるかもしれない。

常に私がおそばにいることが
できれば良いのだが、
今後、もし神殿や王宮がらみで
何か起こった場合、私の一存では
動けないことも出てくる可能性がある。


私はすべてをユウさまに捧げてはいるが
王都に残した家族のこともある。

それに金聖騎士団の団長と
副団長は王族だ。

身分を口に出されると
私の立場は弱くなってしまう。

だからこそ、
私はユウさまに人間の身体を…

蜜を零す快感の仕組みを
教えて差し上げるのだ。

とはいえ、このまま椅子で
ユウさまの身体に触れるのは
危ないと判断し、
私はユウさまを床に座るよう促した。

ユウさまの背は壁にもたれている。

「さぁ、足を開いてみてください」

おずおずと、ユウさまが足を開く。

可愛らしい樹幹が、
私を誘うように勃っている。

私はそれにしゃぶりつきたいのを我慢して
優しく笑顔を作った。

「では…一緒に見ていきましょうね」

そう、酔っていたのだ、私は。

だからこそ、ユウさまに
大胆にもこのようなことができたのだ。

翌朝、冷静になり私は顔を青くなるほど
この後、浴室で。
そしてベットで。

私はユウさまに無体なことを
一晩中強いてしまった。

そう、まさか。
私がユウさまにあのようなことを
強要するとは。

この夜のことは、
物凄い後悔に襲われたが
それ以上に私はユウさまへの愛の深さを確認し、
そしてユウさまから深い信頼を得ていると確信でき
喜びに満ち溢れる夜となった。

この夜のことがなければ、
恐れ多いことでもあるし、私が
自ら手を伸ばし、ユウさまに愛を乞うことは
はなかったと思う。

そう思うと、
この夜のことは私にとっては行幸なできごとだった。









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