【完結・R18】「いらない子」が『エロの金字塔』世界で溺愛され世界を救う、そんな話

たたら

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隣国へ

155:露天風呂でもする

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 露天風呂にあった長椅子は、
濡れても良いように
樹木に動物の皮のようなものを
貼ったような作りをしていた。

 ディランに抱っこされて
長椅子のところまできたけれど、
目の前の椅子はそんなに大きくはない。

大人一人用だろう。

だから
ディランと一緒に椅子に座るのは無理だ。

と思っていたら、
ディランは私を長椅子ではなく
浅い、メインの温泉から湯を引き、
川のように流れている温泉に
私の身体を下した。

「寒いか?」

「ううん。大丈夫」

流れてくる湯が、あたたかい。
少なくと足や座っているのでお尻にも
暖かいお湯がかかっている。

きっとここは、
温泉旅行のパンフレットで見た
寝ころび湯なのだろう。

初めて入ったけれど、
確かに寝ころんだら気持ちよさそう。

「ユウさま」

私が周囲を見回していると
マイクがタオルを持ってそばに来た。

「このような場所にユウさまを
お連れしてどうする気だ」

マイクがディランに険しい声で言うが
ディランは、にやりと笑って、
「こういうのもいいだろう?」
と、私の脇に手を差し込み
身体を浮かせ、私を膝立にした。

どうするのかと思っていると、
いきなり、ディランの指が
私の秘所に触れた。

体がこわばったのは一瞬だ。

ディランの指にすぐに体が反応し
ぐい、と指を飲み込んでしまう。

マイクがディランを止めようと口を開いたが、
その前にディランは自分の足を
私の両足の間に入れて
私の足を左右に大きく開かせた。

マイクに見られているというのに、
さらにディランはぐちゃぐちゃと
私の体内を指で掻きまわす。

私は思わず声を挙げ、
おおきくのけ反った。

背中にはディランの固い胸板がある。

すぐに蜜が秘所から溢れ出てきて、
ディランの指の動きを助けた。

「ほら、ユウ。
マイクに見せてやれよ。

足を開いて、おまえがイイって
言ってる姿を見せつけてみろ」

マイクの指が激しく出し入れする。

私は体に力が入らなくなってきた。

「自分から俺の指を咥えこんでるぞ」
ディランが笑った。

「ほら、こうしてみるか」

ディランは私の中に指を入れたまま
ゆっくりと私の後ろに腰を下ろす。

私の身体もそれにあわせて
お尻や地面についた。

が。

両足は左右に大きく開いたままで、
まるでマイクに私の秘所を見せつけるかのようだ。

「ユウ……さま」

マイクが唾を飲む音がする。

「この男の指がキモチイイのですか?」

マイクが私の前に座り、
私の樹幹の側面を撫でた。

「こんなに昂らせて…
可愛らしいユウさまの
なんて淫らな……」

マイクは呟きながら
私の樹幹に顔を寄せる。

舐められる!

そう思ったのに、マイクは口を開け
私を見た。

「可愛らしいユウさま。
どうぞ、命じてください。
私に……奉仕するように。

舐めろと、命じていただければ
私はそのように致します」

うっとりするように言われ、
私はためらう。

「どうした?ユウ。
命じてやれよ。こいつはお前
舐めたいんだとよ」

指をぬちぬち動かしながら
ディランが笑う。

「ほら、出ないと俺が先に入れちまうぞ」

ディランが指の本数を増やして言う。

「ま……マイク、舐め……て?」

この指が体内から出て行ったとき、
きっとディランの欲棒が私を貫くのだ。

だからその前に……。

マイクは「仰せのままに」と頷き、
そっと私の樹幹に触れた。

横から握り、
親指で先端をぐりぐりと擦りまわす。

「んぁっ」

物凄い刺激に、私は呻く。

マイクは手の動きはそのままに
私の樹幹を横から舐め上げた。

丁寧に上から下へと舐め、
そのまま花袋まで舐め上げる。

私は足をガタガタ震わせ
何度も襲い来る快感を必死でやり過ごす。

「こちらも、舐めてさしあげますね」

マイクが顔を上げ、私の胸の突起に触れる。

ちゅーっと吸われ、
私はディランの指をぎゅうぎゅう締め付ける。

「エロいし、可愛いな」
ディランの指が体内から出ていく。

「いれるぞ」
と言ったのは、私にだったのか
マイクにだったのか。

ディランは私の身体を少し浮かせて、
後ろから……地面に座っているディランの
腰の上に私の身体を落とした。

「っぁあぁ!」

いきなり深く、ディランの欲棒に貫かれる。

「おい、無茶をするな」

マイクはディランを咎めたが、
ディランは聞く耳を持たない。

それどころか後ろから
私の胸の突起を摘まみ、それを引っ張ったりする。

その刺激についつい体に力を
入れてしまうのだが、それがイイみたいだ。

「まったく、これでは獣と同じではないか」

マイクがディランを非難して、
私の頬に手を掛ける。

「私はこの男のように無体なことは致しません」
そう言いながら、指が私の口の中に入ってくる。

「ただこの可愛らしい舌や、
お口を愛でさせていただきたいのです」

マイクの指が私の舌を摘まむ。

口を閉じれない私は、
唾液をだらだらと垂らしてしまう。

「ユウさまの口の中はあたたかくて
柔らかくて……」

マイクはにこやかに言うが、
私の視線の先には、勃ち上がった欲棒が見える。

「ユウはもいいぜ」
ディランが対抗するように言い、
ずん、と下から突き上げる。

私はだらしなく声を挙げ、
マイクに手を伸ばした。

「マイクも……する?」

「ユウさま?」

「わ……たしが、する?」

マイクが息を飲む。

「こっちに、来て?」

マイクの手を引き、立ち上がらせると
ちょうどマイクの欲棒が私の目の前に来る。

「ユウ……さま、そのような……」

マイクは戸惑う声を出すが、
表情は期待している。

だから私は迷わずマイクの欲棒に手を添え
それを扱いた。

「いいな、それ。
俺のもあとで舐めてくれよ」

と後ろから言われ、私は手の動きはそのままに
マイクの欲棒を口に入れた。

ディランに舐めろと言われたと思ったからだ。

キモチイイのか、マイクも呻き、
腰を私に突き出してくる。

息は苦しくなってきたが、
私は欲棒に舌を這わせ、マイクがいつも
してくれるみたいに、じゅるじゅると
吸い上げる。

「はっぁ、ユウさま……なんて…」

マイクの手が私の頬に触れる。

「俺も、イキそうだ。
ユウ、いいだろ、中に出す……ぞっ」

急にガツガツとディランに突き上げられ、
私はマイクの欲棒に軽く歯を当ててしまった。

瞬間、刺激が強かったのだろう。
マイクが私の口の中で射精した。

苦い味が口に広がり、
驚いた私が身体に力を入れた瞬間、
ディランもまた私の体内に精液を吐き出す。

荒々しい二人の息が静かな夜に響いた。

火照った体は、外の冷たい空気で
すぐに冷やされていく。

体内からディランの欲棒が出ていくと、
正面からマイクに抱きしめられた。

「ユウさま、申し訳ありません。
私のものをユウさまの口に
出してしまうなど……」

マイクは射精した瞬間、
私の口から欲棒を引き出したが、
マイクの精液は私の口の中と、
頬、そして胸へと飛び散っていた。

「気持ちよかった?」
って聞くと、はい、と頬を赤くした
マイクが頷く。

「俺もよかったぜ、ユウ」
ディランが後ろから同じように返事をした。

「でも、まだまだ付き合ってくれるよな?」

後ろから聞こえるディランの声に、
私は目の前のマイクの胸に
もたれるように顔を押し付ける。

「………うん」

小さな返事は、聞こえただろうか。

マイクの腕が、私をしっかりと
抱きしめて来た。

ディランが立ち上がる気配がして、
後ろから髪を撫でられる。

「このまま……ここでするか?
部屋に戻るか?」

ディランの声に、私は……。

どちらとも取れるように、
あいまいに頷くしかできなかった。



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