ルビーのダイヤモンドのエメラルド

麗子には忘れられない原風景があった。麗子の父は銀座にある大きな宝石商の跡取りだった。佐伯は父の大事な部下だった。小さい時、麗子は佐伯に手を引かれて、その原風景に行った。そこは麗子の家のすぐ近くだったのに、大人になった今も彼女はそこがどこなのか知らない。
急に懐かしさを覚え、佐伯に頼んでそこへ行くことに。丘の上から見たネオンは思った通りの美しさだった。
佐伯と麗子は、父が浮気をしていると思い、探偵を雇ってパリ行きの飛行機に乗り込む父を激写する。相手はなんと父の宝石商のナンバーワンデザイナーだった。デザイナーは男性でフランス人。父はバイセクシャルだった。
18歳になる直前の麗子に、大好きなピアニストのコンサートチケットが送られてくる。覚えのないチケット。当日現れたのは、知らない若い男性。インターミッションの時、現れたのは佐伯だった。
タキシードの彼は麗子にプロポーズする。
二人はあの、思い出の丘に登る。ルビーのダイヤモンドのエメラルド。宝石のように輝くネオン。
24hポイント 0pt
小説 144,016 位 / 144,016件 ライト文芸 6,121 位 / 6,121件