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料理

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 お父様をそそのかしてお菓子を作る許可をもらった!!
 やったね!
 そして、今日はお父様がお昼までお休みらしく私はホットケーキを焼くことにした。
 生クリームもホイップしたし、生地も出来上がった。
 今はシェフ達が後ろでウロウロオロオロしていてうざい。
 弱火で焼くから大丈夫だよ。
 シェフ達は手を出しちゃ駄目って言っているから気が気じゃないのだろう。
 だが、私は火器の………コンロの扱いもアゲハさんに習っている!!
 大丈夫なのだ!

「姉様!何をなさっているんですか?」
「ホットケーキを作っているのです」
「ホットケーキ?ケーキですか?」
「そうです。簡単なケーキですよ」
「僕も食べたいって言ったら駄目ですか?」
「大丈夫です。ちょっと待っていてくださいね」

 私はホットケーキを猫の形にして焼くとヤードに見せた。

「何だか解りますか?」
「姉様!カエルですね!可愛いです!僕、姉様が瞳が可愛いって言っていたので図鑑で沢山調べました!!今はカエルが大好きなんです!嬉しいです!」

 弟よ、私は猫をだね………

「そ、そうです!カエルです!か、カエル………」
「姉様?」
「チョコレートを溶かして顔を書きましょうか?」
「はい!姉様!」

 ごめん、猫だけどカエルで良いです。
 はい。





 ホットケーキを焼き終わるころ、お兄様とお父様が現れた。

「良い匂いがするな!」
「お腹がすく匂いですね」

 私はかなりの高さに積まれたホットケーキを誇らしげに見せた。

「これは?」
「ホットケーキですわ!お父様、お茶会をしましょう?」
「それは、言い考えだね。私の天使」

 私はシェフ達にニコッと笑って見せた。

「沢山焼いたので他の使用人の方達にも分けていただいても大丈夫ですか?」
「「「はい!御嬢様!」」」

 私はお父様とお兄様の分を別皿にうつしかえた。

「カーディ?もしかしてカーディが作ったのかい?」
「はい!」
「火を使うなんて火傷したらどうするんだい?」

 お兄様に心配されてしまった!

「バーテミック、うちの天使なら大丈夫だよ」
「ですが!」
「そんなことより、お茶会にしよう」

 お父様がフォローしてくれた!
 嬉しいです!



 お茶会は恙無く終わった。
 お兄様もホットケーキを食べたら私が火を使ったことなんてどうでもよくなってしまったみたいでその後は何も言ってこなかった。
 こうして私は料理をすることを家族に認められたのだった!
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