転生して最強になったのだが、月額50000ゴールドが払えなくて女神に魂を奪われるかもしれない。

《物見の塔の〜を投稿中ですが、気晴らしに書いています。》

「はぁ……チート能力ですか?」
「そうそう!
 転生っていったらスキル取り放題とかハーレムでウハウハとか、強い魔物が仲間になったりとかあるじゃん!」
「いや、たしかに貴方の思うようなファンタジーに近い世界ではありますが。
 そのような能力を個人的に授けるなど……」

 天界、それは死者が見たただの夢だったのかもしれない。
 目の前に女神が存在し、剣と魔法の世界へ旅立てる……
 そんなことが起きるはずもない。

 そう思っていた一斗であったが、実際に目の前にしては興奮せざるを得なかった。
「そこをどうにかっ!
 こんな機会逃してしまったら、俺はもう悔やんでも悔やみきれねぇっ!」
「し……仕方ないですね。
 私が持つのは世界をつなぐ力。
 与えることは無理ですが、一部を貸し与えることならできます……」
「本当ですかっ!」
「ちゃんと毎月返済を……」
「借りますっ! 貸してくださいっ!」

 この時の俺は逃すまいと焦っていた。
 女神が言いたかったのはいわゆる利子のことだったのだ。
 借りるからには色をつけて返さねばならない。
 その額たるや月に50000ゴールド。
 しかも転生してから気付かされたことだが、返済が滞れば即時魂が喰われるのだそうだ。
 能力は魂に定着してしまう故に、取り立てはこうする他ないのだと書かれていた……

「ま……マジかよ……」

 最初の5年は猶予ありとは追記されていたものの、まさか0歳スタートでこれはないだろう……
 俺の転生生活は、いきなり窮地に立たされることとなってしまったのだった……
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