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第一章
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「っ、っは…」
一歩、一歩進めるたびに、お腹がちゃぷちゃぷ揺れる。満杯のバケツを運んでいるみたいだ。
「吐きそうか?」
「ん…ちが…」
「そーか、ゆっくりでいいからな。もうちょっと頑張れ」
さっきのちんこの押さえがなくなって、今にも溢れそう。膝を重ね合わせて、腰を突き出しているけど、正直何の助けにもならない。意味も無くYシャツを引っ張る。
じょろ…
「っひっ…」
性器からの限界の合図。でも、足を止めるわけにはいかない。ここは学校で、一緒にいるのはクラスメート。先生の時とは違い、彼に守秘義務というものはない。明日からの人生がかかっているのだ。
「…あ…」
足が、震える。じゅ、じゅ…
力が、抜けそう。もう、出しちゃっていいかな…
「…時田?」
ふっと現実に押し戻される声。だめだだめだ…慌てて座って膝をすりあわせる。腰を曲げて、隠れた股間をギュッと握りしめる。
「おい、どーした?気分悪い?頭痛い?」
「っ、やめ…ぅ…ふぁ…」
おしっこ、出ちゃうから…!耳元で聞こえる柔らかい声に、ちんこが緩んじゃうから…!
「おい、何してるんだ。授業中だろ」
「あっ、村山せんせー!時田が急にうずくまっちゃってー!」
「時田が…!おい、時田、…!
篠田、後は先生が連れて行くから、授業に戻りなさい」
「え…でも…」
「大丈夫だから。時田一人運ぶのくらい、どうってことないから。」
「流石体育教師…じゃあ後はよろしくお願いします。じゃあ時田、ゆっくり休めよー」
足音が遠ざかっていく。聞こえなくなったときには俺はもう、なりふりかまっていられなかった。
「せんせ…おれ…も…むり…おしっこぉ…」
一歩、一歩進めるたびに、お腹がちゃぷちゃぷ揺れる。満杯のバケツを運んでいるみたいだ。
「吐きそうか?」
「ん…ちが…」
「そーか、ゆっくりでいいからな。もうちょっと頑張れ」
さっきのちんこの押さえがなくなって、今にも溢れそう。膝を重ね合わせて、腰を突き出しているけど、正直何の助けにもならない。意味も無くYシャツを引っ張る。
じょろ…
「っひっ…」
性器からの限界の合図。でも、足を止めるわけにはいかない。ここは学校で、一緒にいるのはクラスメート。先生の時とは違い、彼に守秘義務というものはない。明日からの人生がかかっているのだ。
「…あ…」
足が、震える。じゅ、じゅ…
力が、抜けそう。もう、出しちゃっていいかな…
「…時田?」
ふっと現実に押し戻される声。だめだだめだ…慌てて座って膝をすりあわせる。腰を曲げて、隠れた股間をギュッと握りしめる。
「おい、どーした?気分悪い?頭痛い?」
「っ、やめ…ぅ…ふぁ…」
おしっこ、出ちゃうから…!耳元で聞こえる柔らかい声に、ちんこが緩んじゃうから…!
「おい、何してるんだ。授業中だろ」
「あっ、村山せんせー!時田が急にうずくまっちゃってー!」
「時田が…!おい、時田、…!
篠田、後は先生が連れて行くから、授業に戻りなさい」
「え…でも…」
「大丈夫だから。時田一人運ぶのくらい、どうってことないから。」
「流石体育教師…じゃあ後はよろしくお願いします。じゃあ時田、ゆっくり休めよー」
足音が遠ざかっていく。聞こえなくなったときには俺はもう、なりふりかまっていられなかった。
「せんせ…おれ…も…むり…おしっこぉ…」
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