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36. それぞれの明日
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総本山にたどり着くと、俺たちは荘厳な門の前で馬を降りた。するとすぐに、神官達たちが列をなして出迎えてくれる。
「神子様……ようこそお越しくださいました」
そう言って彼らは一斉に礼をした。
相変わらずの出迎えだが、神子と公表された事で一層信仰に似た何かを寄せられている気がする。
白金の法衣を纏った大司教が一歩前に出て、穏やかな目で俺を見つめる。
「ご来訪を心よりお待ちしておりました。どうかまずは、大聖堂へ」
導かれるまま、俺はユスティスとアルドと共に重厚な扉の奥へと足を踏み入れた。
大聖堂の内部は、圧倒されるほどの神聖な空気に満ちていた。高く伸びた天井に響く祈りの旋律。中央の祭壇には、白く輝くセウタピア神像が立ち、その足元にはかつて失われた左腕が、まるで帰還を喜ぶように慎重に祀られていた。
「専門家の調査によって、あの腕が間違いなくこのセウタピア神像の一部であることが確認されました。現在、修復の準備を進めております」
そう語る大司教の声に、俺は自然と胸の奥が熱を持つのを感じた。失われていたものが戻りつつある。力だけではなく、信仰も、希望も。
「各地で信仰の動きが強まっています。リオール様のお力も、その祈りに応えて、日々強まっておられるのではありませんか」
その言葉通り、俺の中には以前にはなかった力の流れを感じていた。体の芯が力に満たされているような感覚――今なら、10人、いやそれ以上の人々の瘴気を一度に浄化できるかもしれない。
そして翌朝、いよいよ俺たちは厄災の洞窟へと向かった。
厳重なゲートを抜けた先には、クレイグとジョシュアが待っていた。
「また会えたな」
そう言ってジョシュアが笑った。
「……リオール、来てくれてありがとう」
クレイグの顔に浮かぶのは安堵と敬意だった。ジョシュアも目を細め、黙って頷く。
「騎士たちには、真実を全て伝えてある。新たな盟約を交わし、我々は決して厄災の真実について口外しない」
「……はい」
本当は厄災などいないと知って彼らがどんな思いを抱いたか、想像するだけで苦しい。それでも全員が盟約を受け入れてくれたと聞いている。
洞窟の奥には、以前と同じように騎士たちが集まっていた。騎士たちは、驚くほど落ち着いていた。硬さも張り詰めた空気もなく、どこか懐かしい仲間に再会したような空気が流れている。
「リオール様! また来てくれてありがとうな」
どこからか、そんな気安い声が上がった。
騎士たちは俺を見ると自然に笑顔を浮かべ、まるで旧友に声をかけるように、ざっくばらんに声をかけてくれる。
その言葉には遠慮や畏れはない。けれど、軽んじているわけでもないことは、彼らの目を見れば分かる。
2度に渡ってこの地を訪れた――あの時の自分が間違いではないと思える。彼らは俺を“神子”としてではなく、“命を預けられる仲間”として見てくれている気がした。
俺はクレイグに促され、以前のように彼らの前に立つ。
「皆さん……」
俺は一度深く息を吸い込んだ。彼ら一人ひとりの顔を、しっかりと見つめながら言葉を紡ぐ。
「皆さんが命を賭して戦ってくださったから、今、俺たちの前に道が開けています。瘴気に満ちたこの地で、希望を手放さずにいてくれて……本当に、ありがとうございます」
誰もが黙って耳を傾けていた。けれど、その沈黙は重くはない。ただ静かに、胸の奥で何かを受け止めてくれているのが伝わった。
「今回は――皆さんを、大切な人たちの元へ帰すために来ました。どうか、俺と一緒に……空を見ましょう」
その言葉に、誰も泣くつもりなんてなかったはずなのに、まるで堰を切ったように、肩を震わせる騎士があちこちに現れる。
「まさか……また帰れる日が来るなんて……」
誰かがそう呟き、それに頷く声が続いた。
「準備を始めよう……俺たち、帰るんだもんな」
そこからの流れは早かった。祈りの場はすでに整えられていたが、騎士たちは自ら率先して灯火を整え、準備を進めていく。誰もが、穏やかな顔をしていた。死地に向かう覚悟ではない。生へと還る準備をする者の表情だった。
とはいえ、さすがに200人を一度に浄化することは今の俺にはできない。討伐隊内で、すでに浄化の順番は決められているようだった。
俺は10日ほどの時間をかけて、日毎に数十人ずつの浄化を進める。俺ひとりでは足りない神聖力は、ユスティスとアルドから、密やかに――互いの肌を重ねることで与えられた。
祈りの灯が揺れる夜。空の見えない洞窟の奥で、それでも俺は――確かに、青空の下へと続く道を見ていた。
そして10日ほどが過ぎ、すべての騎士たちの瘴気が浄化された。最後まで残ったジョシュアと数十名の騎士たちと共に、この地を立つ準備を進める。
俺は、ふと立ち止まり、洞窟の奥を振り返った。
――魔物たちは、今もこの奥にいる。
セウタピアの力が増した今なら、もしかしたら彼らも癒せるのではないか。そう思って、俺は静かに目を閉じ、心の中であの時の魔物――俺を助けてくれた、あの優しい存在を呼んだ。
すると、しばらくすると闇の中から、静かに姿を現す影があった――あの魔物だ。
「……来てくれてありがとう」
俺はそっと手を伸ばし、その頭を撫でる。魔物は目を細め、柔らかく喉を鳴らした。
俺は魔物を撫でながら、目を瞑って祈りを捧げる。
微かに震える気配と共に、瘴気がゆっくりと剥がれていくのを感じた。
だが、明らかに以前よりも浄化が進んだが――まだ足りない。完全には癒せなかった。
「ごめん……まだ……だめだった……」
俺は眉を寄せ、もう一度そっと撫でる。
「絶対に……また力をつけて会いに来るから……だから、待っててくれ……」
魔物は静かに鳴き、俺の手に鼻先をすり寄せてくれた。
今、この洞窟に新たな魔物が現れることはきっとない。それでも、まだ完全に癒されていない魔物たちが、ひっそりとこの闇の中に生きている。
いや、きっと――この世界中に、そういう存在がまだたくさんいるのだ。
彼らもいつか、癒され、光の元に帰れるように。
俺は必ず、魔物たちも救ってみせる。
それが、セウタピアの神子としての――いや、“俺”という存在が、最後まで貫きたい祈りだった。
そして俺たちは、浄化を終えた騎士たちと共に総本山へ向かう。
最後まで残っていたジョシュアは、ゆっくりと馬に跨がり、何度も振り返っては、あの洞窟を見つめていた。彼の瞳には安堵と、ほんの少しの名残惜しさが宿っていた気がする。
道中、騎士たちは互いに冗談を言い合いながら、時に涙ぐみ、時に笑い、まるで長い遠征を終えた兵たちのようだった。
総本山が見えてくると、その様子が変わる。はじめに鐘の音が響き、ついで門が大きく開かれ、迎える人々の歓声が遠くからでも聞こえてきた。
「帰ってきたぞ!」
「全部、無事に!」
総本山はお祭り騒ぎだった。
至るところに花飾りが掛けられ、大聖堂の広場には人々が集まり、帰還した騎士たちを讃える歌が響く。
誰もが、騎士たちの帰還を心から喜び、この世界に奇跡が起こったのだと信じていた。
騎士たちには王都への出発前に、数日間の休息が与えられた。彼らは家族や愛する者の元に手紙を送り、傷を癒やし、仲間と語らいながらそれぞれの“明日”に目を向け始めていた。
「神子様……ようこそお越しくださいました」
そう言って彼らは一斉に礼をした。
相変わらずの出迎えだが、神子と公表された事で一層信仰に似た何かを寄せられている気がする。
白金の法衣を纏った大司教が一歩前に出て、穏やかな目で俺を見つめる。
「ご来訪を心よりお待ちしておりました。どうかまずは、大聖堂へ」
導かれるまま、俺はユスティスとアルドと共に重厚な扉の奥へと足を踏み入れた。
大聖堂の内部は、圧倒されるほどの神聖な空気に満ちていた。高く伸びた天井に響く祈りの旋律。中央の祭壇には、白く輝くセウタピア神像が立ち、その足元にはかつて失われた左腕が、まるで帰還を喜ぶように慎重に祀られていた。
「専門家の調査によって、あの腕が間違いなくこのセウタピア神像の一部であることが確認されました。現在、修復の準備を進めております」
そう語る大司教の声に、俺は自然と胸の奥が熱を持つのを感じた。失われていたものが戻りつつある。力だけではなく、信仰も、希望も。
「各地で信仰の動きが強まっています。リオール様のお力も、その祈りに応えて、日々強まっておられるのではありませんか」
その言葉通り、俺の中には以前にはなかった力の流れを感じていた。体の芯が力に満たされているような感覚――今なら、10人、いやそれ以上の人々の瘴気を一度に浄化できるかもしれない。
そして翌朝、いよいよ俺たちは厄災の洞窟へと向かった。
厳重なゲートを抜けた先には、クレイグとジョシュアが待っていた。
「また会えたな」
そう言ってジョシュアが笑った。
「……リオール、来てくれてありがとう」
クレイグの顔に浮かぶのは安堵と敬意だった。ジョシュアも目を細め、黙って頷く。
「騎士たちには、真実を全て伝えてある。新たな盟約を交わし、我々は決して厄災の真実について口外しない」
「……はい」
本当は厄災などいないと知って彼らがどんな思いを抱いたか、想像するだけで苦しい。それでも全員が盟約を受け入れてくれたと聞いている。
洞窟の奥には、以前と同じように騎士たちが集まっていた。騎士たちは、驚くほど落ち着いていた。硬さも張り詰めた空気もなく、どこか懐かしい仲間に再会したような空気が流れている。
「リオール様! また来てくれてありがとうな」
どこからか、そんな気安い声が上がった。
騎士たちは俺を見ると自然に笑顔を浮かべ、まるで旧友に声をかけるように、ざっくばらんに声をかけてくれる。
その言葉には遠慮や畏れはない。けれど、軽んじているわけでもないことは、彼らの目を見れば分かる。
2度に渡ってこの地を訪れた――あの時の自分が間違いではないと思える。彼らは俺を“神子”としてではなく、“命を預けられる仲間”として見てくれている気がした。
俺はクレイグに促され、以前のように彼らの前に立つ。
「皆さん……」
俺は一度深く息を吸い込んだ。彼ら一人ひとりの顔を、しっかりと見つめながら言葉を紡ぐ。
「皆さんが命を賭して戦ってくださったから、今、俺たちの前に道が開けています。瘴気に満ちたこの地で、希望を手放さずにいてくれて……本当に、ありがとうございます」
誰もが黙って耳を傾けていた。けれど、その沈黙は重くはない。ただ静かに、胸の奥で何かを受け止めてくれているのが伝わった。
「今回は――皆さんを、大切な人たちの元へ帰すために来ました。どうか、俺と一緒に……空を見ましょう」
その言葉に、誰も泣くつもりなんてなかったはずなのに、まるで堰を切ったように、肩を震わせる騎士があちこちに現れる。
「まさか……また帰れる日が来るなんて……」
誰かがそう呟き、それに頷く声が続いた。
「準備を始めよう……俺たち、帰るんだもんな」
そこからの流れは早かった。祈りの場はすでに整えられていたが、騎士たちは自ら率先して灯火を整え、準備を進めていく。誰もが、穏やかな顔をしていた。死地に向かう覚悟ではない。生へと還る準備をする者の表情だった。
とはいえ、さすがに200人を一度に浄化することは今の俺にはできない。討伐隊内で、すでに浄化の順番は決められているようだった。
俺は10日ほどの時間をかけて、日毎に数十人ずつの浄化を進める。俺ひとりでは足りない神聖力は、ユスティスとアルドから、密やかに――互いの肌を重ねることで与えられた。
祈りの灯が揺れる夜。空の見えない洞窟の奥で、それでも俺は――確かに、青空の下へと続く道を見ていた。
そして10日ほどが過ぎ、すべての騎士たちの瘴気が浄化された。最後まで残ったジョシュアと数十名の騎士たちと共に、この地を立つ準備を進める。
俺は、ふと立ち止まり、洞窟の奥を振り返った。
――魔物たちは、今もこの奥にいる。
セウタピアの力が増した今なら、もしかしたら彼らも癒せるのではないか。そう思って、俺は静かに目を閉じ、心の中であの時の魔物――俺を助けてくれた、あの優しい存在を呼んだ。
すると、しばらくすると闇の中から、静かに姿を現す影があった――あの魔物だ。
「……来てくれてありがとう」
俺はそっと手を伸ばし、その頭を撫でる。魔物は目を細め、柔らかく喉を鳴らした。
俺は魔物を撫でながら、目を瞑って祈りを捧げる。
微かに震える気配と共に、瘴気がゆっくりと剥がれていくのを感じた。
だが、明らかに以前よりも浄化が進んだが――まだ足りない。完全には癒せなかった。
「ごめん……まだ……だめだった……」
俺は眉を寄せ、もう一度そっと撫でる。
「絶対に……また力をつけて会いに来るから……だから、待っててくれ……」
魔物は静かに鳴き、俺の手に鼻先をすり寄せてくれた。
今、この洞窟に新たな魔物が現れることはきっとない。それでも、まだ完全に癒されていない魔物たちが、ひっそりとこの闇の中に生きている。
いや、きっと――この世界中に、そういう存在がまだたくさんいるのだ。
彼らもいつか、癒され、光の元に帰れるように。
俺は必ず、魔物たちも救ってみせる。
それが、セウタピアの神子としての――いや、“俺”という存在が、最後まで貫きたい祈りだった。
そして俺たちは、浄化を終えた騎士たちと共に総本山へ向かう。
最後まで残っていたジョシュアは、ゆっくりと馬に跨がり、何度も振り返っては、あの洞窟を見つめていた。彼の瞳には安堵と、ほんの少しの名残惜しさが宿っていた気がする。
道中、騎士たちは互いに冗談を言い合いながら、時に涙ぐみ、時に笑い、まるで長い遠征を終えた兵たちのようだった。
総本山が見えてくると、その様子が変わる。はじめに鐘の音が響き、ついで門が大きく開かれ、迎える人々の歓声が遠くからでも聞こえてきた。
「帰ってきたぞ!」
「全部、無事に!」
総本山はお祭り騒ぎだった。
至るところに花飾りが掛けられ、大聖堂の広場には人々が集まり、帰還した騎士たちを讃える歌が響く。
誰もが、騎士たちの帰還を心から喜び、この世界に奇跡が起こったのだと信じていた。
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