殿下、俺でいいんですか!?

神谷レイン

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殿下、俺じゃダメですか?

3 体調不良

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 翌日の朝、レオナルドの元にウィギーが訪れていた。
 レオナルドは今からイニエスト公国に行く為、厚手の服を着こんでいるところだった。

「ウィギー薬長、何か急用でも? そろそろ出る時間なので手短にお願いしたい」

 レオナルドは手袋を嵌め、ウィギーを見る素振りすら見せなかった。そんなレオナルドにウィギーはじっと視線を向けた。

「いえ、大した用ではないのですが、一応お伝えしておこうと思いましてね」

 含みのある言い方をするウィギーにレオナルドはようやく視線を向けた。その視線を受け、ウィギーは口を開く。

「セスが風邪を引いて寝込んでいるようです。本日は休むと連絡がありました」
「……それが?」

 試すように尋ねたウィギーにレオナルドはさも興味もなさそうに答えた。そんなレオナルドにウィギーは口にはしなかったが、内心激しく憤慨した。ウィギーは一方的に行われた、レオナルドの裏切りのような別れを知っていたからだ。

 そしてそれはウィギーだけでなく、城にいる誰もが知る事だった。

「本当に、もうセスの事を何とも思っていらっしゃらないのですか?」
「それは答えなければならない事か? それだけなら、私はもう行くが?」

 レオナルドは冷めた目でウィギーを一瞥した。
 だが、そんなレオナルドにウィギーは小さなため息を吐いた。

「貴方様の事でしょうから、何かお考えがあっての事かもしれませんが……。もし本気だというのなら、セスにはもうお関りにならないでください」

 ウィギーはハッキリとレオナルドに言い放った。それは王族に対して行き過ぎた発言だった。例え薬科室を束ねる薬長と言う役職に就き、侯爵と言う貴族であっても。
 だが、レオナルドは咎めずにじっとウィギーを見つめる。

「言いたいことはそれだけか?」
「はい。……レオナルド殿下がもしまたセスに構う事があればセスに新しい恋をさせられませんから」
「セスに?」

 レオナルドの片眉がピクリと上がる。

「ええ、うちの家系にいい年頃の娘がいますから、セスの心が癒えた後にでも引き合わせようかと。……悲しい恋を忘れさせるのは新しい恋だといいますからね。それでもよろしいですね?」

 ウィギーは試すようにレオナルドを見た。だが、レオナルドはウィギーの予想に反して、くすっと笑い、思わぬ言葉を吐いたのだった。

「好きにしたらいい。……失礼、私はそろそろ出なければいけないのでね。ノーベン、行くぞ」
「はい」

 レオナルドはノーベンに声をかけると、ウィギーの横を通り過ぎて行った。以前のレオナルドならば考えられない行動だ。
 以前なら、セスに女性を引き合わせると言っただけで呪い殺されてもおかしくなかった。それが今はどうだろう。

 ……レオナルド殿下は本当にルナ様に心を奪われてしまったのか?

 ウィギーでさえ、そう思う他なかった。例えどんなに不可解だとしても。
 そうしてレオナルドは馬車に乗り込み、多くの騎士と従者達を引きつれて、城を発った。ノーベンだけは残して。

『ノーベン、あとの事は頼んだぞ』

 そう言って去って行った主を乗せた馬車を見送り、ノーベンは眉間に皺を寄せていた。

 ……レオナルド殿下は一体何をお考えなのか。ウィギー薬長がああ言われるのも仕方がない。

 ノーベンは白い息を吐きながら城外で一人立ち尽くしていた。
 雪は降っていないが屋根には昨夜降り積もった雪がうっすらと残り、寒空が広がっている。足元や手先、鼻先が冷えていくがノーベンはそんな事、今は気にならなかった。

 ……今までセス君を第一に考えていた人が風邪を引いたというセス君を放置して、イニエスト公国に行かれるとは。もしや本当にルナ様の事が気に入られて? ……いや、それは。

 ノーベンはますます眉間に深い皺を刻んだ。

 ……ともかくレオナルド殿下は私に後を任されたのだ。私の仕事は主の意図を汲んで動く事、それしかない。

 ノーベンはぐっと拳を握り、それから城の中へ戻って行った。自分のすべきことをする為に。











 その頃、セスの方と言えば。

 カチャカチャッ。

 音が聞こえて目を覚ますと、傍に大家のおじいちゃんがいた。

「おじぃちゃん……」
「おお、目が覚めたかの? どうじゃ、気分の方は。まだ熱があるみたいじゃが」

 おじいちゃんは心配そうに俺を見て言った。俺はぼんやりとする頭で、ぼんやりと答える。

「う、ん……だい、じょうぶ」

 そう答えたのに、おじいちゃんは「まだ大丈夫じゃないようじゃな。スープは食べれるかの?」と聞いてきた。

 ……俺、大丈夫って答えたのにぃ。

 そう思いつつも今の俺には反論する力もない。

「ん……今は、いいかな」

 俺は天井を見上げながら、小さな声で返事をする。そんな俺におじいちゃんは何も言わなかった。

「そうか。テーブルに置いておくからの、今はゆっくり眠るといい」

 おじいちゃんは笑って俺に言った。

「……うん」

 俺は返事をして目を閉じる。
 自分でも熱が出ている事を感じながら、俺はそういえば、と思い出す。

 ……そういや、フェニが産まれる前。レオナルド殿下も数日風邪を引いていたな。

 眠りに落ちると共に、その時の事を鮮明に思い出した。
 それはフェニが産まれる前の事。

 季節の変わり目にレオナルド殿下は珍しく風邪を引いた。でも理由は簡単。ずっと働き通しで、休みを取っていなかったからだった。

 そして当然、その時のレオナルド殿下の看病をしたのは俺で……。












「だから言ったでしょう、休まないとって!」

 俺は頬を赤くしながらベッドで横になっているレオナルド殿下を見つめる。レオナルド殿下の額には薬草シートが貼られている。熱を抑えてくれるもので俺がさっき貼ったものだ。

 本当は治癒魔法ですぐに治すこともできるが、体の免疫を下げない為に魔法は使えない。熱や喉の痛みを和らげたりすることはできるが風邪程度なら自然治癒で治すのが基本。だから俺はレオナルド殿下を看病するしかなかった。

「この時期はいつも風邪が流行りますからね。体力が弱っていたところ、誰かから移されたんでしょう。……レオナルド殿下、はちみつレモンができましたよ」

 俺はスプーンでぐるぐると混ぜていたマグカップの中身が完成し、レオナルド殿下に告げた。マグカップの中にはレオナルド殿下ご希望のはちみつレモンが入っている。

 ダンウィッカー家では風邪と言えば、コレなのだ。それをレオナルド殿下に告げた所、飲みたいと言われて俺は作った訳だが。

 ……レオナルド殿下には甘すぎたかな? でも、喉の痛みにはこれくらい甘い方がいいし。

 俺はそう思いつつも、体を起こしたレオナルド殿下にそっとマグカップを差し出した。

「ありがとう、セス」
「いいえ。……あの、甘すぎたら水もここに用意してますから」

 俺はサイドテーブルに水をちゃんと用意して言った。だが、そんな俺にレオナルド殿下はくすりと苦笑して「いただきます」と小さく告げて、マグカップに口をつけた。
 こくっとレオナルド殿下の男らしい喉仏が上下する。

「おいしいよ、セス」

 レオナルド殿下の言葉に俺はほっと息を吐く。

「甘すぎたりしません?」
「痛む喉にはちょうどいいよ」

 レオナルド殿下はそう言うとコクコクッとはちみつレモンを飲んでいく。そして最後まで飲み切った。喉が渇いていたみたいだ。

「お水も飲みますか?」
「いや、大丈夫だ」

 そう返事をするレオナルド殿下から空になったマグカップを受け取る。でも、そんな俺の頬をレオナルド殿下が不意に触った。

「ん? レオナルド殿下?」

 ……なんだろう?

「セスに看病されるのは嬉しいが、キスできないのは残念だな」

 レオナルド殿下は恥ずかしいセリフを臆面もなく言い、俺は熱を分けられたように頬が赤くなってしまう。
 だって今日のレオナルド殿下は、おろした前髪に少しやつれた顔、それに無精髭が生えていて……なんだか男くさいというか、弱ってる姿が少し可愛いというか。

 とにかくいつもとちょっと違くて……だから、いつも以上に恥ずかしかった。

「な、何言ってるんですか……っ」
「何って私の本心だよ」

 レオナルド殿下はそう笑って俺に言った。

「もー、そんなこと言ってないで早く治してください」
「治ったら、たくさんキスさせてね? セス」

 サファイアの瞳に見つめられて、俺はむぎゅっと言葉に詰まる。
 だっていちいち、言う事がかっこいいんだもん!

「セス? 駄目なの?」

 しゅーんと悲し気に言われて、俺は慌てて声を上げる。

「い、いいですよ」

 俺が答えるとレオナルド殿下はにこにこと笑顔を見せた。全く、現金なものだ。

「それよりも今は治すことが先です。水分補給したら、しっかり眠って」
「ああ」

 レオナルド殿下は素直に俺の言う事を聞いて、またベッドに横になった。でも、その際俺の手を握る。いつもよりもっと熱い手で、ぎゅって。

「セス、看病してくれてありがとう」
「いいんですよ。気にしないで」

 俺は握られた手をぎゅっと握り返す。するとレオナルド殿下は朗らかに微笑んだ。

「もし、今度セスが風邪を引いたら私がつきっきりで看病してあげるからね」
「それは頼もしいですね」

 俺は笑って答えた。レオナルド殿下ならきっと言葉通り、俺の看病をしてくれると思ったから。




 でも今、俺の傍にレオナルド殿下はいなくて……。




 どうして? どうして? 俺の看病をしてくれるって言ったのに。レオナルド殿下の嘘つきッ!!

 心はレオナルド殿下を非難する。眠っているのに自分が泣いているのがわかる。ぽろぽろっと涙が勝手に溢れてくる。

「うっ……うぅぅぅっ」
「ス、セス……ッ」

 泣き眠る俺の耳にレオナルド殿下の声が聞こえてきた。

 ……レオナルド殿下? 幻聴かなぁ。

 ぼんやりとしながらも、うっすらと目を開けるとそこにはサファイアの瞳が。

 ……レオナルド殿下ッ!!

 俺は体を動かしてガバッと傍にいるレオナルド殿下に抱き着いた。

「れ、レオ……ッ!」

 レオナルド殿下が俺の元に戻ってきてくれたっ!!

 俺は嬉しくて、離さないと言わんばかりにぎゅうぅっとレオナルド殿下に抱き着いた。愛しい匂いに俺はほっと息を吐く。そしてレオナルド殿下も俺の体をそっと抱き締め、それからぽんぽんっと背中を宥めるように撫でてくれた。

 ……ああ、レオナルド殿下。約束を守ってくれたんだ!

 俺は嬉しくてぎゅうぎゅうっと抱き着いて、でも違う感触にすぐに違和感を覚えた。

 ……これはレオナルド殿下じゃない! ……じゃあ、俺が今抱き着いているのは?

 俺は慌てて体を離し、そこにいる人物の顔を見た。



 その人は俺の態度に苦笑した。


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