転生したら、王道に暮らしたい。

8

「ちょっと！！そこのヤンキー！！」



うわぁ｡めんどくさい予感しかしない……｡


「僕は、司様の親衛隊隊長高橋史緒たかはししお！！教室でのあれは、なんなの！！近すぎじゃない？！」


いや｡書記様が勝手にやってただけで……


「いや｡知らねぇよ。ってか、そんな足ガクガクで来んなよ。怖いんだろ」


「そ、そんなことない！ってか、質問に答えなよ！」


「司様と、話してたら懐かれた。まぁ、司様を殴ったりはしねぇから安心しろ｡」


「本当に！？」


チワワの割には度胸あるし、すげぇな｡王道感ねぇな


「おう｡だから、心配すんな。親衛隊たいちょーさん」


と、ニコッと笑い高橋の頭を撫でる｡


「なっ！……」


びっくりしたのか、口をパクパクさせて俺の顔を見る……


そんな、見るなよ。照れるじゃんか(´>ω∂`)てへぺろ☆


「そんじゃーな」


～


テレン


目の前にチワワが現れた！！


「親衛隊を作らせてください！！」


なんか言ってる！！
▷無視
▷睨む
▷事情を聞く

俺は、事情を聞くを選んだ！


「なんで？」


「あなたの可愛さに惚れました！ヤンキーとしての強さとのギャップにキュンキュンです！」


まぁ、BLゲームでもヤンキー君は親衛隊持ちだった気がするし、OKでいいのかな？


「別に、いいけど。目立つことはすんなよ？」


と首を傾げて行ってみる。


「…は、ぃ」


顔を真っ赤にさせて、パクパクさせていた。流行ってんのか…？


テレン


ヤンキー君に親衛隊ができた！
ヤンキーとしての強さに惚れた人4分の1
ギャップ萌えが4分の3らしいよ！


そういえば、親衛隊総隊長だったら、この話どうすんだろーな……｡


～


「高城幸哉か……｡」


「親衛隊総隊長！！どうしますかこいつ！」


「司様が、迷惑だと思っているなら制裁が必要だろうね。


でも、司様からの事だし気にしなくていいのでは？今はね……｡」



いつか──────────



会ってみようかな──────────











「待っててね｡」









高城幸哉──────────