【R18】BL短編集

煮卵

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淫獄桃太郎(体格差、鬼、異種族性奴隷、調教)

奪還作戦

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桃太郎が攫われてからひと月、桃太郎と共に鬼と戦った犬子、雉太、猿彦は、鬼に攫われた桃太郎を奪還すべく計画を練り密かに鬼たちの村に潜入していた。
そのうちの一人猿彦は、桃太郎を奴隷としてこき使っているというセイファム という鬼の情報を突き止め、その屋敷に潜入していた。
「!(誰か来るぞ!)」
足音に手近にあった部屋の衣装だなに身を隠す。
どうやら寝室のようだった。人が3人は寝れそうな大きな寝台がある。
室内の様子を除く猿彦は息を飲んだ。
入ってきたのは、桃太郎だったからだ。
すぐにでも飛び出して行きたかったが、出来なかった。 
白いガウンだけを羽織った体は熱っているのかうっすらピンク色でその顔つきはとろりとしていた。長いまつ毛の下の黒目がちな瞳が潤んでいて夢を見るような視線を虚空に向けていた。わずかに開かれた熱いぽってりとした唇が色っぽい。桃太郎が片膝を立てるとガウンがはだけて白い太ももが露わになる。白く滑らかな太腿の奥には奇妙な形の刺青があった。しどけないその姿に猿彦はごくりと生唾を飲み込んだ。 
彼のものよりも少し重い足音が聞こえた。どこか寂しげだった桃太郎の瞳に輝きがともり、入ってきた足音の主にガウンが乱れるのも構わず飛びつく。 
「セイファム!」 
「昨夜はすまなかった、崩れた堤防の件で連日泊まり込みで作業でな」 
桃太郎よりも頭ひとつ大きい鬼の男だった。桃太郎の身体よりもさらに鍛え上げられた見事な筋肉についた隆々とした体に幾何学模様の入れ墨が入っている。 
「いいんだ…でも…寂しかった」 
抱き合い啄むようなキスを交わす 
羽織っているガウンをするりと脱がし、白い裸体が露になる。引き締まった体つきだがどこかふっくらとしていて相変わらずむしゃぶりつきたくなるような身体だと猿彦は思った。人間の男性としては逞しい体つきだが、鬼の男の体はさらに大きく朝黒く、桃太郎の引き締まった腰の細さが一層際立った。逞しく浅黒い腕に包まれ、うっとりと体を預けていた。 
「今日はどうして欲しい?」 
鬼の手が少し指を食い込ませて肩甲骨の下あたりから柔らかそうな双丘、白い肌の感触を楽しむように撫で回す。 
お互いの唇を食み合うようなキスの合間に桃太郎が自分の欲望を口に出した 
「お前がいない夜…寂しくてたまらなくて自分で…前と後ろをいじってしまったから…それを…叱って欲しい」 
セイファムと呼ばれた男が舌舐めずりをするように自分の唇を舐める。 
「どうやって?」 
上半身抱き合ったままで尻を少し離すように突き出した。消え入りそうな、だが甘い声で囁く 
「お尻を……叩いて…」 
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