9 / 39
淫獄桃太郎(体格差、鬼、異種族性奴隷、調教)
奪還作戦
しおりを挟む
桃太郎が攫われてからひと月、桃太郎と共に鬼と戦った犬子、雉太、猿彦は、鬼に攫われた桃太郎を奪還すべく計画を練り密かに鬼たちの村に潜入していた。
そのうちの一人猿彦は、桃太郎を奴隷としてこき使っているというセイファム という鬼の情報を突き止め、その屋敷に潜入していた。
「!(誰か来るぞ!)」
足音に手近にあった部屋の衣装だなに身を隠す。
どうやら寝室のようだった。人が3人は寝れそうな大きな寝台がある。
室内の様子を除く猿彦は息を飲んだ。
入ってきたのは、桃太郎だったからだ。
すぐにでも飛び出して行きたかったが、出来なかった。
白いガウンだけを羽織った体は熱っているのかうっすらピンク色でその顔つきはとろりとしていた。長いまつ毛の下の黒目がちな瞳が潤んでいて夢を見るような視線を虚空に向けていた。わずかに開かれた熱いぽってりとした唇が色っぽい。桃太郎が片膝を立てるとガウンがはだけて白い太ももが露わになる。白く滑らかな太腿の奥には奇妙な形の刺青があった。しどけないその姿に猿彦はごくりと生唾を飲み込んだ。
彼のものよりも少し重い足音が聞こえた。どこか寂しげだった桃太郎の瞳に輝きがともり、入ってきた足音の主にガウンが乱れるのも構わず飛びつく。
「セイファム!」
「昨夜はすまなかった、崩れた堤防の件で連日泊まり込みで作業でな」
桃太郎よりも頭ひとつ大きい鬼の男だった。桃太郎の身体よりもさらに鍛え上げられた見事な筋肉についた隆々とした体に幾何学模様の入れ墨が入っている。
「いいんだ…でも…寂しかった」
抱き合い啄むようなキスを交わす
羽織っているガウンをするりと脱がし、白い裸体が露になる。引き締まった体つきだがどこかふっくらとしていて相変わらずむしゃぶりつきたくなるような身体だと猿彦は思った。人間の男性としては逞しい体つきだが、鬼の男の体はさらに大きく朝黒く、桃太郎の引き締まった腰の細さが一層際立った。逞しく浅黒い腕に包まれ、うっとりと体を預けていた。
「今日はどうして欲しい?」
鬼の手が少し指を食い込ませて肩甲骨の下あたりから柔らかそうな双丘、白い肌の感触を楽しむように撫で回す。
お互いの唇を食み合うようなキスの合間に桃太郎が自分の欲望を口に出した
「お前がいない夜…寂しくてたまらなくて自分で…前と後ろをいじってしまったから…それを…叱って欲しい」
セイファムと呼ばれた男が舌舐めずりをするように自分の唇を舐める。
「どうやって?」
上半身抱き合ったままで尻を少し離すように突き出した。消え入りそうな、だが甘い声で囁く
「お尻を……叩いて…」
そのうちの一人猿彦は、桃太郎を奴隷としてこき使っているというセイファム という鬼の情報を突き止め、その屋敷に潜入していた。
「!(誰か来るぞ!)」
足音に手近にあった部屋の衣装だなに身を隠す。
どうやら寝室のようだった。人が3人は寝れそうな大きな寝台がある。
室内の様子を除く猿彦は息を飲んだ。
入ってきたのは、桃太郎だったからだ。
すぐにでも飛び出して行きたかったが、出来なかった。
白いガウンだけを羽織った体は熱っているのかうっすらピンク色でその顔つきはとろりとしていた。長いまつ毛の下の黒目がちな瞳が潤んでいて夢を見るような視線を虚空に向けていた。わずかに開かれた熱いぽってりとした唇が色っぽい。桃太郎が片膝を立てるとガウンがはだけて白い太ももが露わになる。白く滑らかな太腿の奥には奇妙な形の刺青があった。しどけないその姿に猿彦はごくりと生唾を飲み込んだ。
彼のものよりも少し重い足音が聞こえた。どこか寂しげだった桃太郎の瞳に輝きがともり、入ってきた足音の主にガウンが乱れるのも構わず飛びつく。
「セイファム!」
「昨夜はすまなかった、崩れた堤防の件で連日泊まり込みで作業でな」
桃太郎よりも頭ひとつ大きい鬼の男だった。桃太郎の身体よりもさらに鍛え上げられた見事な筋肉についた隆々とした体に幾何学模様の入れ墨が入っている。
「いいんだ…でも…寂しかった」
抱き合い啄むようなキスを交わす
羽織っているガウンをするりと脱がし、白い裸体が露になる。引き締まった体つきだがどこかふっくらとしていて相変わらずむしゃぶりつきたくなるような身体だと猿彦は思った。人間の男性としては逞しい体つきだが、鬼の男の体はさらに大きく朝黒く、桃太郎の引き締まった腰の細さが一層際立った。逞しく浅黒い腕に包まれ、うっとりと体を預けていた。
「今日はどうして欲しい?」
鬼の手が少し指を食い込ませて肩甲骨の下あたりから柔らかそうな双丘、白い肌の感触を楽しむように撫で回す。
お互いの唇を食み合うようなキスの合間に桃太郎が自分の欲望を口に出した
「お前がいない夜…寂しくてたまらなくて自分で…前と後ろをいじってしまったから…それを…叱って欲しい」
セイファムと呼ばれた男が舌舐めずりをするように自分の唇を舐める。
「どうやって?」
上半身抱き合ったままで尻を少し離すように突き出した。消え入りそうな、だが甘い声で囁く
「お尻を……叩いて…」
31
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる