【R18】BL短編集

煮卵

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ヒーロー陥落(乳首責め、メスイキ)

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下着代わりの布切れが無残に引き裂かれる音が響き渡った。寺島の股間がついに露わになってしまう。
「おぉ……これはなんとも……」

科学者は食い入るように一点を見つめ感嘆の溜息を漏らした。

「立派なモノを持っているじゃないか。流石はヒーロー殿といったところか」

揶揄するように言いながら指先で優しく撫で上げる。根元から竿全体をゆっくりとなぞられると寺島は羞恥に顔を歪めた。

「こんなところで恥ずかしがることはない。素晴らしい雄の象徴じゃないか」

まるで賞賛するかのような口ぶりだが実際は辱めの一環に過ぎない。無防備な急所を他人の手によって弄ばれる恐怖と屈辱に身震いするしかないのだ。

「ふふ……可愛い反応だな」

科学者は愉快そうに微笑みながら人差し指と親指を使って輪を作り亀頭を摘まみ上げた。敏感な粘膜に触れた刺激により一気に血液が集まり始めるのが見て取れる。

「ん……んっ……」
「どんどん硬くなっていくな。感じているのか?」

言葉での辱めにも耐えようと必死に歯を食い縛っている姿がいじらしい。しかしそれがかえって被虐的な雰囲気を醸し出してしまうのだから始末に負えない。
男はニヤリと笑うと再び股間への攻撃を再開する。

今度は掌全体を使い袋ごと優しく揉み込んでみる。弾力のある肉塊が指の間からはみ出し卑猥な形状を浮かび上がらせる。

「ほらどうだ?気持ち良いだろう?」
耳元で囁きかける言葉は甘く官能的だった。しかし寺島は決して屈しようとしない。どんなに辱められても心だけは絶対に折れないという強い意志を秘めていた。

「ふふふ、強情を張っていてもこちらに聞けば素直に答えてくれる」

敏感な場所への直接的な刺激に全身震え上がってしまう。

「ああ!!!!」

無言でそこばかり執拗に愛撫してくる。

「~ッ!!!!」

叫べば叫ぶほど相手喜ばせてしまう結果になりつつあった。それでも今はこれしか術がないくらい追い詰められている現状なのだ・・・
「…このままだとすぐイってしまって面白くない」
言われて嫌々見せつけられたモノは完全勃起状態まで到達していた
「今日はゆっくり楽しみましょう?」
意味深な言葉を吐いた男は引き出しから細長い革紐を取り出した。そしてそれを寺島の勃起した性器へ巻き付けていく。

「おい!やめろ!痛い!」
きつく締め付けられて血流が滞る感覚。痛みと同時に変な熱さが込み上げてきた。動けないまま無理やり固定されるもどかしさに苛立ちが募る。

「これでいくら射精しても終わりはない」
つまり精液が出ないまま何度も快楽だけ与え続けられる状態ということだ。寺島は恐怖すら覚えた。
「くそ……正気じゃない……」
悪態をつくものの実際には期待している自分もいることに気付かないフリをしている寺島であった。
しかし真の責め苦はここからだった。
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