性悪女の監禁GAME

イセヤ レキ

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番外編

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「慶太ってば、どんくさいところは変わらなかったのね!」
私はそう言いながら、慶太の腕に装着されたギブスをチラリと見た。

現在、整形外科。
台所で私が探し物をしていて、脚立から落ちそうになったのを颯爽と助けてくれた慶太。
そこまではヒーローなのに、何故か奴は私を抱き止めながら転倒した為、自分の左腕を強く打ち付けてくれやがった。

全く、何でこの私が折角の休みに病院なんか来なきゃいけないんだろう!?


「佳純のお陰で病院来て良かったよ。俺一人だったら、多少痛くてもわざわざ病院までは来なかったしな。佳純が真っ青になってあんなに心配するとは思わなかったけど」

慶太はその時の事を思い出したのか、ニヤニヤ笑う。

「う、うるさいわねっ!後で痛みが強くなって私のせいにされても嫌だからよっ」
「フーン」

そのヒビの入った腕、叩いてやろうかしら!?
慶太の言い方に苛々が募る。


慶太は今回亀裂骨折をしたらしい。
患部が動かないように、ギブスを装着して固定。
これが何だかいちいち罪悪感を掻き立てるというか、目につく。
装着して骨が自然にくっつくのを待つらしいけど、数ヶ月もかかるらしいのが更に嫌だ。
流石にさっさと治って欲しいと願わずにはいられない。

「ま、佳純が怪我しなくて良かったよ。怪我もヒビだけだから、手術とかしないで済んだし」

本当にそう思っているのだろう。
清々しく答える慶太に、フンと顔を背けた。



***



「……へぇ。怪我もしてみるもんだな」
「こ、今回だけよっ!?じゃなきゃ、何で私がこんな事……っっ!あんた、無駄に身体大きいのも問題ね」

私は、慶太と一緒にお風呂に入っていた。
私がお風呂に入っている時は慶太は普通に乱入してきて大抵セックスにもつれ込むんだけど、慶太はシャワー派だ。私がぐったりしている時や寝ている時にさっと入っているらしく、慶太がシャンプーやボディソープを使っているところは見た事が殆んどなかった。

慶太の服を脱がせていくと、アメフトで鍛えた身体がその逞しさをアピールする。更にズボンやパンツを下ろすと、私の目の前で慶太のペニスが隆々と上を向いて飛び出してきた。

「な、何でおっきくなってんのよ……っっ!」

いつもならここで、フェラを強要されるところだが今日はそんな気分ではないらしい。

「そりゃ、佳純が俺にご奉仕してくれるって言うからさ」
「あんたの代わりに髪と身体洗うだけよっ」

じゅく♥️と膣が潤った事に気付かないふりをし、慶太のギブスが濡れない様にビニール袋を被せてから、風呂の洗い場に向かった。

「佳純は服脱がないのか?」
「勿論」

いつも、慶太の乱入のせいで折角のジャグジーを楽しんだ事が数える程しかないのだ。後でゆっくり入って、お気に入りの入浴剤とか入れて、邪魔者の来ないバスタイムを堪能したい。


「フーン。で、ノーパンノーブラで俺のTシャツ一枚着てるって?逆にエロくないか?」
「何でよ?パンツは履いてるし、あんたのTシャツデカいから一枚で事足りて便利でしょ?」

私のシャツは高級だ。恐らく私が今借りている慶太のシャツも高いんだろうけど、慶太のなら濡れようが縮もうがカビ生えようが知ったこっちゃない。


「なぁ、そのシャツ濡らして良いからさ……その身体を使って、俺の身体を洗ってみてくんない?」
「は?何でそんな面倒な事しなきゃいけないのよ?ただでさえあんたの身体、でかくて時間掛かるってのに」
「今日だけだからさ、今日だけ」
「今度また、買い物連れてってくれる?」
「ああ」

慶太は、普段めちゃくちゃ忙しい。
あの監禁された一週間はどうやって時間を捻出したんだろう?と思う程には忙しい。

土日は私の為に家に居てくれるけど、セックスした後に私が目を覚ますと、大抵パソコンに向かっている。
いや、別に金さえくれれば土日だって慶太は居なくていいし、寂しくもないんだけどっ!!


私は渋々と泡が出るシャワーを自分の身体にかけて、自分を泡まみれにしてから風呂椅子に座る慶太の傍に寄った。

手を伸ばすと、「違う」と言われてカチンとくる。

「身体を使えよ」

慶太が命令口調になり、ご主人様に変化した。


「……仕方ないわね」

私は胸をご主人様の身体に押し付け、泡を擦り付けた。
ご主人様が望んでいる事は、私に身体を洗って欲しい、という事ではない。私にイヤらしく、身体を使ってご主人様をその気にさせろ、という事なのだ。

「……横になって」

風呂場の洗い場は、大きなご主人様が寝転んでも差し支えのない広さだ。
ごろんと仰向けになったご主人様に、全身をくねらせる様にして泡をまぶしていく。けれども、ご主人様はOKを出さない。

「……」

私は、先程トロリと濡れたおまんこを片手でぱっくり割り開き、ご主人様の無事な方の腕や胸板、そして両足にも、はしたなく開脚したまま擦り付けた。

「良い眺めだ」
「……ありがとう、ございます」

ご主人様がやっと満足した様なので、最後の仕上げにご主人様の指一本一本を、足の指も含めて膣に一回ずつ埋めていく。

「ん♥️」
「良く出来たな、佳純。上出来だ」

そう言われた私は、ご主人様をじっと見て視線を合わせる。


「何だ?そんな潤んだ目で見て……まさか、ご褒美か?」

ご主人様は、私の乳首をきゅう♥️とつねった。

「はぁん♥️」
「仕方ないな、俺のちんこを自分で使うなら良いぞ。……ただし、俺は怪我をしているから体重はかけるなよ」
「は、はい♥️」

許可が出た私はご主人様に跨がり背を向け、天井を向いた立派な赤黒いペニスをそっと触る。

「お、お掃除フェラをさせて頂きます」

舌を伸ばして、皮の間を丹念にほじくり、竿全体に涎をまぶした。片手で竿を強めに擦り上げながら、玉を優しくやわやわと揉む。舌で、竿や玉も舐め回したところで、漸く「よし」と言われ、口をすぼめてペニスを頬張る。


じゅぼ♥️じゅぼ♥️と、極力口内に唾液をためつつ、最大まで喉を開いて、えずく直前まで剛直を迎え入れた。

「佳純……上手くなったな」

ご主人様に誉めて頂けたので、私は嬉しくて尻を振る。
ご主人様は、ご褒美に私の後ろの穴を親指で開いて、シワに添って舐めて下さった。


「ん……っ♥️んん……ッッ♥️」

腰が落ちてご主人様の身体に座り込まない様に、膝を洗い場の床につけると、ピシャン!とご主人様にお尻を叩かれた。

「~~ッッ♥️♥️」

叩かれたところから、じんじんとした痺れが広がって気持ちイイ。

「膝をつけるな。蹲踞そんきょだ」

そうご主人様の指示を受け、膝を左右にしっかりと開き、折り立てて腰を落とす。私は脚の力が弱いから、直ぐにプルプルと脚が震えて膝を着いてしまうため、ご主人様からお叱りを受けてしまう事も多い姿勢だ。

両手をご主人様の身体の横につき、腕立て伏せの原理でひたすらご奉仕させて頂く。

「……そろそろ良いぞ」

脚と顎と腕が疲労を訴え始めた頃、ご主人様の許可がおりた。


私は少し身体を前にずらし、ご主人様の股の間に左手をついて、Tシャツは腰まで持ち上げ、持ち上げた右手でそのままパンツをずらした。ご主人様から良く見える様に、お尻の穴とおまんこを曝しつつ、狙いを定めて腰を下ろしていく。

「はぁ……♥️ん……っ♥️」
「アナルも苛めながらな」
「は、い……っっ♥️」

私は膣にペニスの先端が刺さったところで、パンツを押さえていた手を離し、中指を躊躇なく菊門に滑り込ませる。


「……ぁ♥️あぁんっっ♥️」
「……佳純っ……イイぞっ……!」

おまんこの中で、ご主人様の肉棒は今にも弾けそうな位に膨張した。
それが、嬉しくてたまらない。


腰を振り、アナルに指を出し入れしながら、振り返ってご主人様の顔色を伺う。
眉間にシワを寄せて、吐精を耐えている様子に満足した。


「ご主人様っ……♥️」

私がおねだりをすれば、彼は上半身を起こし、片腕で私の腰をしっかりホールドする。そのまま乱暴に上下された。

じゅぼっ♥️じゅぼっ♥️ばちゅん♥️!!

「~~ッッ♥️♥️」

ご主人様のペニスが激しく出し入れし、子宮口をばちゅばちゅ♥️とノックされる。

視界がスパークし始め、膣だけが意思を持ったかの様に勝手に蠢き、逆に身体が満足に動かせなくなる。

「ぁ♥️あぁ♥️」
「佳純っ、中に、出すぞ……ッッ」
「うん♥️たくさん、頂戴♥️♥️」

膣に埋まったペニスが一際膨らんだかと思えば、胎の中に熱がじわじわと広がっていく。

「ん……♥️気持ちィ……♥️♥️」

最後まで射精を身体で受け止めてから、私は指を菊門から抜いてへにゃりと身体を倒した。結合部から、ご主人様の放った白濁液がとろとろと流れていくのを感じる。
はぁ、はぁ、という互いの荒い息遣いだけが、浴室内に響き渡った。



***



私はご飯なんて作らない。
だから、慶太が作れない時は基本的にお取り寄せやらデパ地下グルメで済ませている。

「……ちょっと、あんたは座ってなさいよ」

怪我人なのに皿を出そうとする慶太はソファに座らせ、目の前におつまみとワインを並べて開栓した。

「うろちょろされたら邪魔だから、ここにいて」
「……怪我するなよ?」
「大丈夫よ」

私が包丁で指を切ったのだって、ピーラーで自分の皮を削ったのだって、油をひっくり返して火事を起こしそうになったのだって、肉叩きを足の上に落としたのだって、お湯で火傷したのだって、結構前の事なのに慶太はいちいち五月蝿い。


慶太の視線に苛々しながらお取り寄せグルメをレンジで温めていると、慶太はワインを飲みながら私に聞いてきた。

「そういや佳純、キッチンで何を探してたんだ?」
「……別に」
「ふーん」


この家は、特に台所は何が置いてあるのかわからないから、ちょっと調べていただけだ。


「……一応、念のために言っとくが」
「なによ?」
「来週は確かに俺の誕生日だけど、佳純は絶対、俺の見てないところでキッチンに入るなよ?」
「はぁ?何それ。まさか、あんたの為に私が何か作るとでも?自惚れないでよ」
「なら良いが」
「……」


何故、慶太がいきなりそんな事を言うのかわからない。

「何か欲しいものあるなら買っとくけど?あんたの金で」

私がそう言えば、慶太は「そうだなぁ……」と考える素振りをした。


1ヶ月程前から、慶太の誕生日に私でも・・・作れそうな七面鳥料理はないかとパソコンで探してみたけど、どれも無理そうだった。

ホットケーキミックスの粉で作るクッキーなら作れそうだと思ったけど、オーブンに手を突っ込んで火傷してからオーブンは使わせてもらえない。
料理は諦めて何かどうでも良い物をプレゼントしようとしたけど、何が欲しいんだかわからない。


男性 プレゼント
嬉しいプレゼント 男
欲しいランキング 20代~30代
誕生日プレゼント 喜ばれたもの
バースデープレゼント 人気
手料理 誕生日
誕生日ケーキ 自作


色々調べてみたけど、どれもピンとこなくて。
パソコンの検索履歴を見た慶太が微笑んでいる事など知らずに、私は結局、慶太へのプレゼントを本人に丸投げするのであった。
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