死んだら鉛筆さえも握れやしない。

僕には亡くなった同級生がいた。
社会人になって数年経ったある日、その同級生の母親がやっと遺品整理をすると言った。

いつもと違う同級生の命日。
色んな偶然が度重なった。
それはたまたまなのか、それとも同級生が仕掛けた事なのか。

そんな事わかるはずもないけれど、僕はこの言葉の意味だけは確かにわかっていたんだ。
「死んだら鉛筆さえ握れやしない」
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