予想外な展開は期待してません

3章

イベントが開始されたらしいです⑫ ※

「あかり…あかり…僕のあかりん…」




　今の状態の貴方なら「お前」とか「おい」とか冷たく呼ばれると思っていたのに、ちゃんと名前を呼ばれた…


普段優しく私を甘やかしてくれる彼がこんな衝動的行動を起こしたのは、やはり私が音信不通で逃げ回ってたから彼のプライドを酷く傷付けたのだろう。

　こんなひどい事をされているのに、愛しく思い彼を諦めきれない恋心が胸を苦しくさせる。




「ピヨ男さんっ、、んっ、」




　名前を呼ぼうとした口を塞がれる。するりと入り込んでいた生暖かいぬるぬるした舌がピヨ男さんの舌だと気が付いた時には、口の中を舐めまわされていた。




「んっ、、んんんっ！！」



叩かれ乱暴されると身構えていたら、激しい口付けになすがまま、だらりと開いた口からはだらしなく涎が溢れ出て口周りを汚す、呑み込む余裕など与えて貰えず深呼吸もままならず大きな荒波に飲まれてるかのようで…



「ふっはぁぁ、、、」



呼吸困難で思わず首を横に動かし深呼吸すれば、強引に正面向かされ入り込んでいた生暖かい舌がぬるぬると口内を蹂躙する。

荒波中溺れる私は必死にもがいて呼吸するが、再度深海に引き摺りこまれ苦しくて苦しくて辛くて辛くて涙目でもがく…

力の入らない手で、とんとんとピヨ男さんの胸板を叩くが、まったくもって効果が無い




「苦しい？苦しいよね…辛いよね辛いね辛くて叫びたくなるよね…僕も僕も僕も僕も僕も僕も苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて会いたかった会いたかった会いたかった会いたかった会いたかった会いたかった会いたかった…」


「ハァハァ…ぴ…よ…ハァハァ男さん…」



重いぐらいピヨ男さんの想いが伝わってくる、必死にがむしゃらに食らい付く彼が恐ろしい。

私を見下ろす彼は酷く歪んだ顔で私を睨み付ける



「君…君だけは…嫌だ嫌だ嫌だ！！逃がさない逃がさない逃がさない逃がさないどんなに僕の事嫌いでも憎くても怖くても離してあげない…皆、皆、僕の事を嫌って罵倒して消えていくけど君だけは逃がしてあげない…」


「ヒッ…ヒィィィ…」



ロングスカートの中へと彼の手が侵入し、性急に太腿の付け根を撫で回される。下着越しに割れ目に触れられれば、ビクッと身体が跳ねる。



「下着が湿ってるよ…」



プルプルと首を左右に振るけど、怖くて声が出てこず…問答無用でガバリと下着を膝したまで下ろされた。まだ僅かにしか湿ってない秘部が外気に触れる…いつもは恥ずかしいぐらいグチャグチャに涎を垂らす下半身が、今は恐怖で力が入り快感を拾うより脅えていた。

彼は無表情のままカチャカチャとベルトをはずしズボンを下着ごと脱ぎ去り、天井へと反り返った逸物を出した




「今日は解かさないで挿れるよ…少し痛いかもね…」



一言つげると、私の両膝を自らの肩にかけて躊躇なく一気に下の口に欲望を突き立てた。



「うっぐぅぅぅ…」



強引に突き進む逸物を、拒否するかの様に膣壁が押し留めるがゴリゴリと欲望は硬く熱く奥へと突き進み、痛みでホロリと涙が溢れる



「いった…痛い…アァァぁ…」


「どんどん奥へと挿っていくよ…」



どうしてこんなことまでされなければいけないのだろう。悲しくて苦しくて理解できない。



「僕から逃げようとした罰だ」


「・・・・・・！！！」




　ズンズン、と鈍い痛みと衝撃を伴って体の奥へとそれが入り込んだ。身体を割られるような錯覚に陥り。逸物を受け入れている場所に心臓の、どくどくと激しく脈打つ振動が響き、膣壁を揺らす。



「なん…で…どぉして…？」



恐怖と痛みよりも、なんでこんな事されてるんだろうという気持ちと、ショックが大きくポロポロと溢れる涙が止まらない。

私の涙を見て彼も一瞬怯える様な、悲しそうに懺悔に似た表情をするが




「つらがって泣いているけど…」



ず、と軽く抜かれてすぐに強く突き上げられる。



「濡れてきてるじゃん…さっきより簡単に奥まで挿るよ…」


「い…や…嫌…嫌嫌嫌…」


「結局君も僕を受け入れてないんだ…でも逃がしてあげないよ…どんなに嫌がっても泣いても今日こそ…今日こそは…僕だけのものにするから…君だけは絶対離さないからぁぁぁ！！」




緩やかな律動がどんどん激しくなり、焦る私を他所に次の瞬間凄い勢いでピストンされ、部屋にパンパンと卑猥な音が鳴り響き最奥に吐き出され、蜜壺の中がほんのり暖かく白濁液を注がれてるのがわかった・・・・




こんな気持ちが通じ合ってない行為は強姦だ…



酷く惨めで悔しくて…



唇を噛みしめ荒波が去るまで耐えていた…