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第三章 エスケープ・エスケープ
24 魅惑のビビー
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「さて!しっかり稼ぐよー!」
『かせぐよー!!』
「しおり」を読むのをやめて立ち上がり軍資金稼ぎに気合いを入れていたら、横でマリンも両腕をバンザイして張り切っている。
その可愛さプライスレス…
マリンを見ていたらついつい、和んでしまったが島はいつだって油断大敵、集中してとりかからないと!
「今日はこれから、比較的安全なハチミツ採取に行きたいと思います」
『ハチミツ??』
「そ!ハチミツ、行ってみたらわかるよ、それじゃレッツゴー」
『ゴー!』
私が右手のこぶしを空に突き出すと、マリンも一緒にバンザイした。
やっぱり可愛い…
いつもの、探索服に着替えて、今回ちょっと遠いので島の中心地に(dステ)ジャンプする。
島の探索もまだ半分もできていないな~、なんて思いながらマリンを抱き上げて肩車する。
「マリン肩にしっかりつかまっててね!」
『うん!』
(dステ)ポチっ!スタート!
地面に青白い足跡型が浮かび上がり、
3・2・1、カウントダウンが始まり足跡が動き始める。
左→左→左→左→右ターン
『イエ~イ!!エブリバディ今日も元気にジャンプしてるかぁ~い!俺の歌声に合わせてステキなステップ魅せてくんね~♪ハッハッハ!』
『それじゃ、準備はいいかぁ~い??いくぜ!スリー・ツー・ワン!光に合わせてLet's ステ~ップ』
『ヤッハー!左→左→左→左→右ターン♪決めポーズ!』
と歌に合わせてステップしていく。
左→左→左→左→右ターン♪ポーズ!
決まった!!
ターンして、ポーズを決めた足元の青白い光からキラキラした光の粒が舞い上がってくる。
『サンキュー♪ナイスステ~プ!いってらっしゃ~い』
目の前が光の粒で白く染まると同時に目的地にジャンプした。
一一一一一一一一
目の前が、白から緑に変わり森の中に移動してから地図を確認する。
「よし、目的地まですぐだね!」
『・・・・』
肩でマリンが、固まっているのか一言もしゃべらない。
「マリン?どうかしたの」
『どうちて??森になったの??』
あ、そうか説明してなかった…
「ごめん~マリン、今のは(dステ)ってアプリでステップ…決められた踊りをその通りに踊ると行きたい所に一瞬で行けるんだ」
『一瞬でいける?どこでも?』
「どこでもではないかな、今までに行ったことがある所だけだし、踊りを間違うと違う場所に行っちゃうとかもある」
『・・・すごーい!アイリ魔法使えるの?』
肩から私の顔を覗き込むとマリンが目をキラキラさせながら見つめてくる。
「期待させて申し訳ないけど、私が魔法を使えるわけではないんだ…すま~ほがすごいんだよ」
『すま~ほ…ナビ助?』
「うーん、まぁそうだねナビ助」
『・・・ナビ助すごい!へんだけど』
誤解を与えつつ、理解してもらえたような?とりあえずナビ助にすべて押し付けておこう。
「それじゃ無事に着いたしハチミツ採取にいくよ~」
難しい説明はなんくるないさ~。
マリンと2人森の道を更に奥へ進んでいく。
一一一一一一一
しばらく歩いていくと、色とりどりの花が咲く花畑に到着した。
「着いたよ!」
『ハチミツ?』
「そ!ハチミツ」
花畑には、よく見るとホタルみたいな、所々淡く光る小さい丸のようなものがある。
歩いて近づいてもその光はどこかへ行く事もなくその場にとどまっている。
『ハチミツ?』
マリンがじーっと光を見つめると、その中心には身体はむちむちでシマシマの尾っぽをパンパンに膨らませた羽根つきの、いわゆる妖精のような生き物がいた。
鑑定すると状態がわかった。
種族 ビビー(肥満体)
性別 なし
個体名 ✕✕✕
特技 蜜採取 発光 飛行(今は飛べない)
ちょっとアブラギッシュ
栄養とりすぎて、すっかり肥満体になったビビー。動くのおっくうゴロゴロ大好き。
一一一一一一一
花びらを日よけにして葉っぱの上でゴロゴロしていたビビーは、むちむちな脂肪で目が糸目になっていた。バレリーナのチュチュっぽい服を着てミツバチのようなシマシマの尻尾をしていた…全体的にむちむち。
バチッ!と目が合った!…合った?糸目過ぎてよくわからないんだけど…
『これがハチミツ?』
「うん…そう、ハチミツ…」
目が合ったように思ったが、コチラには興味がないように葉っぱの上でゴロゴロしているビビーをそっと右手で捕まえる。
『ビ!』
ちょっとジタバタしているが、動きが緩慢なので、まったく抵抗している感じはない。
リュックから、瓶を取り出し…その瓶にむかってビビーをギュッと搾る!
マリンがビクッとして、アイリの右手で搾られるビビーを見つめる…
パンパンに膨れた尻尾から黄色の蜜が搾り出されて瓶にたまっていく。
ギュッ!ギュッ!最後の一滴まで搾り取ると、アイリは右手を葉っぱの上で開きビビーを放った。
コロコロ…っと葉っぱの上で転げたビビーは先ほどまでの緩慢な動きが嘘のようにシャキ!と起き上がり、ふわふわっと浮かび上がった。
『とんだ…』
鑑定すると、情報が更新されていた。
種族 ビビー(スッキリボディ)
性別 なし
個体名 ✕✕✕
特技 蜜採取 発光 飛行(今は飛べる!)
溜めすぎた栄養を搾り出してもらって、すっかり元通りのスッキリボディになったビビー、今ならどこまでも飛んでいける!搾ってくれてありがとう!
一一一一一一一
くるくると踊るように舞いながら、お礼をするように目の前の葉っぱの上に着地したビビーは糸目だった面影もなく、くっきりしたつり目は赤い宝石のようにキラキラ輝いている。半透明の昆虫のような羽も先ほどまではシワシワだったが今は淡く光を放っている。
「この一瞬のビフォーアフターがハンパないのがビビーっていう生き物でね…ギュッ!って搾ると黄色の蜜が取れるの」
びっくりして、固まっているマリンに簡単に説明する。
「このビビーは、普段から花の蜜を栄養にしているんだけど島の花は魔素が豊富だから普通の蜜よりすごい栄養価が高くて外敵もいないから、どんどん蜜ためてパンパンに膨れて肥満体になっちゃうらしくて、最初に搾った時は私もびっくりしたんだけど、搾ってあげるとスッキリするらしくて喜んでもらえるんだよ」
搾られて、スッキリボディになったお礼をするようにアイリの頭の周りをクルっと身軽に飛び回るとそのままビビーは飛び去っていった…
飛び去っていくビビーをマリンと二人なんともいえない気持ちで見送り、マリンに採取の手伝いをお願いする。
「さて…今見ていたように、このあたりには肥満体のビビーがアチコチにいるのでマリンには捕まえるのを手伝ってもらいたいんだ」
『つかまえる…』
「そ!動きはほとんどないから簡単!捕まえてギュッ!として瓶にいっぱいハチミツをためる!しかも感謝されちゃう!私もビビーもハッピーでいいことづくめ!」
私の話を聞きながら、瓶にたまったハチミツと私を交互に見て、マリンは両手を握りしめ、首を縦にふった。
『つかまえる!がんばるー!!!』
そのまま、マリンは言いながら走っていってしまった…
「え!?マリン!どこいくのぉーー!?」
ざざざざ…葉っぱを掻き分ける音を立てながらマリンの姿はあっという間に見えなくなった…
「止める間もなかった…だ、大丈夫かな…」
『かせぐよー!!』
「しおり」を読むのをやめて立ち上がり軍資金稼ぎに気合いを入れていたら、横でマリンも両腕をバンザイして張り切っている。
その可愛さプライスレス…
マリンを見ていたらついつい、和んでしまったが島はいつだって油断大敵、集中してとりかからないと!
「今日はこれから、比較的安全なハチミツ採取に行きたいと思います」
『ハチミツ??』
「そ!ハチミツ、行ってみたらわかるよ、それじゃレッツゴー」
『ゴー!』
私が右手のこぶしを空に突き出すと、マリンも一緒にバンザイした。
やっぱり可愛い…
いつもの、探索服に着替えて、今回ちょっと遠いので島の中心地に(dステ)ジャンプする。
島の探索もまだ半分もできていないな~、なんて思いながらマリンを抱き上げて肩車する。
「マリン肩にしっかりつかまっててね!」
『うん!』
(dステ)ポチっ!スタート!
地面に青白い足跡型が浮かび上がり、
3・2・1、カウントダウンが始まり足跡が動き始める。
左→左→左→左→右ターン
『イエ~イ!!エブリバディ今日も元気にジャンプしてるかぁ~い!俺の歌声に合わせてステキなステップ魅せてくんね~♪ハッハッハ!』
『それじゃ、準備はいいかぁ~い??いくぜ!スリー・ツー・ワン!光に合わせてLet's ステ~ップ』
『ヤッハー!左→左→左→左→右ターン♪決めポーズ!』
と歌に合わせてステップしていく。
左→左→左→左→右ターン♪ポーズ!
決まった!!
ターンして、ポーズを決めた足元の青白い光からキラキラした光の粒が舞い上がってくる。
『サンキュー♪ナイスステ~プ!いってらっしゃ~い』
目の前が光の粒で白く染まると同時に目的地にジャンプした。
一一一一一一一一
目の前が、白から緑に変わり森の中に移動してから地図を確認する。
「よし、目的地まですぐだね!」
『・・・・』
肩でマリンが、固まっているのか一言もしゃべらない。
「マリン?どうかしたの」
『どうちて??森になったの??』
あ、そうか説明してなかった…
「ごめん~マリン、今のは(dステ)ってアプリでステップ…決められた踊りをその通りに踊ると行きたい所に一瞬で行けるんだ」
『一瞬でいける?どこでも?』
「どこでもではないかな、今までに行ったことがある所だけだし、踊りを間違うと違う場所に行っちゃうとかもある」
『・・・すごーい!アイリ魔法使えるの?』
肩から私の顔を覗き込むとマリンが目をキラキラさせながら見つめてくる。
「期待させて申し訳ないけど、私が魔法を使えるわけではないんだ…すま~ほがすごいんだよ」
『すま~ほ…ナビ助?』
「うーん、まぁそうだねナビ助」
『・・・ナビ助すごい!へんだけど』
誤解を与えつつ、理解してもらえたような?とりあえずナビ助にすべて押し付けておこう。
「それじゃ無事に着いたしハチミツ採取にいくよ~」
難しい説明はなんくるないさ~。
マリンと2人森の道を更に奥へ進んでいく。
一一一一一一一
しばらく歩いていくと、色とりどりの花が咲く花畑に到着した。
「着いたよ!」
『ハチミツ?』
「そ!ハチミツ」
花畑には、よく見るとホタルみたいな、所々淡く光る小さい丸のようなものがある。
歩いて近づいてもその光はどこかへ行く事もなくその場にとどまっている。
『ハチミツ?』
マリンがじーっと光を見つめると、その中心には身体はむちむちでシマシマの尾っぽをパンパンに膨らませた羽根つきの、いわゆる妖精のような生き物がいた。
鑑定すると状態がわかった。
種族 ビビー(肥満体)
性別 なし
個体名 ✕✕✕
特技 蜜採取 発光 飛行(今は飛べない)
ちょっとアブラギッシュ
栄養とりすぎて、すっかり肥満体になったビビー。動くのおっくうゴロゴロ大好き。
一一一一一一一
花びらを日よけにして葉っぱの上でゴロゴロしていたビビーは、むちむちな脂肪で目が糸目になっていた。バレリーナのチュチュっぽい服を着てミツバチのようなシマシマの尻尾をしていた…全体的にむちむち。
バチッ!と目が合った!…合った?糸目過ぎてよくわからないんだけど…
『これがハチミツ?』
「うん…そう、ハチミツ…」
目が合ったように思ったが、コチラには興味がないように葉っぱの上でゴロゴロしているビビーをそっと右手で捕まえる。
『ビ!』
ちょっとジタバタしているが、動きが緩慢なので、まったく抵抗している感じはない。
リュックから、瓶を取り出し…その瓶にむかってビビーをギュッと搾る!
マリンがビクッとして、アイリの右手で搾られるビビーを見つめる…
パンパンに膨れた尻尾から黄色の蜜が搾り出されて瓶にたまっていく。
ギュッ!ギュッ!最後の一滴まで搾り取ると、アイリは右手を葉っぱの上で開きビビーを放った。
コロコロ…っと葉っぱの上で転げたビビーは先ほどまでの緩慢な動きが嘘のようにシャキ!と起き上がり、ふわふわっと浮かび上がった。
『とんだ…』
鑑定すると、情報が更新されていた。
種族 ビビー(スッキリボディ)
性別 なし
個体名 ✕✕✕
特技 蜜採取 発光 飛行(今は飛べる!)
溜めすぎた栄養を搾り出してもらって、すっかり元通りのスッキリボディになったビビー、今ならどこまでも飛んでいける!搾ってくれてありがとう!
一一一一一一一
くるくると踊るように舞いながら、お礼をするように目の前の葉っぱの上に着地したビビーは糸目だった面影もなく、くっきりしたつり目は赤い宝石のようにキラキラ輝いている。半透明の昆虫のような羽も先ほどまではシワシワだったが今は淡く光を放っている。
「この一瞬のビフォーアフターがハンパないのがビビーっていう生き物でね…ギュッ!って搾ると黄色の蜜が取れるの」
びっくりして、固まっているマリンに簡単に説明する。
「このビビーは、普段から花の蜜を栄養にしているんだけど島の花は魔素が豊富だから普通の蜜よりすごい栄養価が高くて外敵もいないから、どんどん蜜ためてパンパンに膨れて肥満体になっちゃうらしくて、最初に搾った時は私もびっくりしたんだけど、搾ってあげるとスッキリするらしくて喜んでもらえるんだよ」
搾られて、スッキリボディになったお礼をするようにアイリの頭の周りをクルっと身軽に飛び回るとそのままビビーは飛び去っていった…
飛び去っていくビビーをマリンと二人なんともいえない気持ちで見送り、マリンに採取の手伝いをお願いする。
「さて…今見ていたように、このあたりには肥満体のビビーがアチコチにいるのでマリンには捕まえるのを手伝ってもらいたいんだ」
『つかまえる…』
「そ!動きはほとんどないから簡単!捕まえてギュッ!として瓶にいっぱいハチミツをためる!しかも感謝されちゃう!私もビビーもハッピーでいいことづくめ!」
私の話を聞きながら、瓶にたまったハチミツと私を交互に見て、マリンは両手を握りしめ、首を縦にふった。
『つかまえる!がんばるー!!!』
そのまま、マリンは言いながら走っていってしまった…
「え!?マリン!どこいくのぉーー!?」
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