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婚約破棄に向けて
ドロシーに会う
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ミーナにドロシーについて話を聞いた。まさかの隣のクラスにいたとは驚きだ。トーマス様が貴族院に通い始めてから連絡が来なかったので、勝手にトーマス様と同じ学年かと思っていたのだ。
私は早速ドロシーという方を探すため隣のクラスに寄ってみた。
他のクラスの人と関わるといっても挨拶程度なので、誰に声をかけたらいいかわからず廊下をうろうろしていると目の前で人が、派手に転んだ。
「いったーい!!何するのよぉ!!!」
「え?何もしてないですが、すごい綺麗に転んでましたけど大丈夫ですか?」
よく見るとピンクの髪だ。確かミーナがさっきドロシーはピンクの髪をしていると言っていた気がする。
「触らないでよ。また何かするつもりでしょ?もうやめてよー。」
「触るつもりもなければ何もする気もありませんが。またってなんでしょう?そもそも貴方、誰ですか?」恐らくドロシーだろうと思ったけど、確信が持てなかったので念のために誰か聞いてみる。この子が勝手に騒ぐからか周りに人が寄ってきていた。
「おい、そこで何をしているんだ。」
「トーマス様!」泣きながら駆け寄るドロシー。私は一瞬何をみさせられているのだろうと不思議に思った。
「やっぱり、君がドロシーをいじめていたのは本当だったんだな?」睨みながら何か言ってるトーマスを見て、私はなんでこんなに騒いんでいるのかわからなかった。まぁ、取り敢えず怪我はないようだ。
「何処のどなたか名前を存じませんがあそこまで綺麗に転んで怪我がないのはサーカス団の方か、演劇などをされているのでしょうか。急に転んだら足捻ったりしますもんね。トーマス様に駆け寄る元気がおありのようなので私は失礼いたします。」カーテシーをしてその場を去る。
周りからは「さすがあの方ね!」
「やっぱりあの方がドロシー相手に何かするわけがないわ。」など声が聞こえてきた。
あぁ、やっぱりあのピンクの髪がドロシーだったのか。
これで周りの人がドロシーとトーマスが一緒にいる姿を見たので証言してくれるかもしれない思いながら教室に入った。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
ルイス視点
お昼を生徒会室で食べて午後から授業を受けようと廊下を歩いていると何やら騒がしい事に気づいた。
騒がしいところに寄っていくとそこにはあの方と、ドロシーがいた。何があったのか周りの人に聞いてみると、なんでもドロシーが勝手に転んで、それをあの方のせいにしようとしているらしい。
ドロシーはうまく転んだと思っていたようだが、周りから見たら勝手に自分で転んだのが丸わかりだったようだ。ただ、なぜかトーマス先輩だけがそれを信じているらしい。
「恋は盲目とはまさにこのことか。」そう思いながら人をかき分けて前に進むと、ドロシー嬢とトーマス先輩が抱きしめあっている。
「えっ?何を見せられてるの?」意味がわからず隣りにいた級友にきいてみる。
「さぁ。取り敢えず悲劇のヒロインが、あの方を陥れようとして失敗したけどバカなヒーローはそれに気づかず悲劇のヒロインを抱きしめている図かな。」
2人の世界に入っているようで周りは見えていないみたいだ。僕たちは2人を横目にそそくさと教室に入った。
いつになったら誰もいないことに気づくのかと思っていたら外から先生の声が聞こえてくる。
「さっさと教室に入れ。大バカ者が!」
クラスの全員がそれを聞いて笑っていた。
私は早速ドロシーという方を探すため隣のクラスに寄ってみた。
他のクラスの人と関わるといっても挨拶程度なので、誰に声をかけたらいいかわからず廊下をうろうろしていると目の前で人が、派手に転んだ。
「いったーい!!何するのよぉ!!!」
「え?何もしてないですが、すごい綺麗に転んでましたけど大丈夫ですか?」
よく見るとピンクの髪だ。確かミーナがさっきドロシーはピンクの髪をしていると言っていた気がする。
「触らないでよ。また何かするつもりでしょ?もうやめてよー。」
「触るつもりもなければ何もする気もありませんが。またってなんでしょう?そもそも貴方、誰ですか?」恐らくドロシーだろうと思ったけど、確信が持てなかったので念のために誰か聞いてみる。この子が勝手に騒ぐからか周りに人が寄ってきていた。
「おい、そこで何をしているんだ。」
「トーマス様!」泣きながら駆け寄るドロシー。私は一瞬何をみさせられているのだろうと不思議に思った。
「やっぱり、君がドロシーをいじめていたのは本当だったんだな?」睨みながら何か言ってるトーマスを見て、私はなんでこんなに騒いんでいるのかわからなかった。まぁ、取り敢えず怪我はないようだ。
「何処のどなたか名前を存じませんがあそこまで綺麗に転んで怪我がないのはサーカス団の方か、演劇などをされているのでしょうか。急に転んだら足捻ったりしますもんね。トーマス様に駆け寄る元気がおありのようなので私は失礼いたします。」カーテシーをしてその場を去る。
周りからは「さすがあの方ね!」
「やっぱりあの方がドロシー相手に何かするわけがないわ。」など声が聞こえてきた。
あぁ、やっぱりあのピンクの髪がドロシーだったのか。
これで周りの人がドロシーとトーマスが一緒にいる姿を見たので証言してくれるかもしれない思いながら教室に入った。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
ルイス視点
お昼を生徒会室で食べて午後から授業を受けようと廊下を歩いていると何やら騒がしい事に気づいた。
騒がしいところに寄っていくとそこにはあの方と、ドロシーがいた。何があったのか周りの人に聞いてみると、なんでもドロシーが勝手に転んで、それをあの方のせいにしようとしているらしい。
ドロシーはうまく転んだと思っていたようだが、周りから見たら勝手に自分で転んだのが丸わかりだったようだ。ただ、なぜかトーマス先輩だけがそれを信じているらしい。
「恋は盲目とはまさにこのことか。」そう思いながら人をかき分けて前に進むと、ドロシー嬢とトーマス先輩が抱きしめあっている。
「えっ?何を見せられてるの?」意味がわからず隣りにいた級友にきいてみる。
「さぁ。取り敢えず悲劇のヒロインが、あの方を陥れようとして失敗したけどバカなヒーローはそれに気づかず悲劇のヒロインを抱きしめている図かな。」
2人の世界に入っているようで周りは見えていないみたいだ。僕たちは2人を横目にそそくさと教室に入った。
いつになったら誰もいないことに気づくのかと思っていたら外から先生の声が聞こえてくる。
「さっさと教室に入れ。大バカ者が!」
クラスの全員がそれを聞いて笑っていた。
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