堂崎くんの由利さんデータ

豊 幸恵

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早くイって<R18>

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「もうこのちっこい金○がぱんぱんじゃねえか」
 いたずらに堂崎のち○こを刺激しながら更にその下の睾丸を揉む。
「や、やめてっ、ゆりさん! ぼくのは触んないでっ……!」
 それに涙目でいやいやと首を振って悶える堂崎の姿は、俺の興奮を大いに煽った。

 こいつをこうして弄っているのが、何だかめっちゃ楽しい。
 この瞬間の俺は、これが夢の中であることとか、地味男のこととか、すっかり頭の中から消え失せていた。

 こんなに楽しいなら、これから気まぐれに堂崎を抱いてやってもいい。
 そんなことを考えながら他への刺激で堅くなってしまった彼の乳首に柔く噛み付く。それに喉を反らせた堂崎は、ここに来て初めてキッ! と俺を睨み付けた。
「ゆ、ゆりさんってなんでいつもそんなに意地悪なんですか!」
 堂崎の反応が俺をクズだと分かっているいつもの彼のものになる。しかし俺はすでにこの堂崎を現実の堂崎と混同していたせいで、全く違和感なくその科白を受け止めた。

 いや、逆か。おそらく俺が夢と現実の堂崎を混同したせいで、目の前の彼がいつもの堂崎になったのだ。
 どちらにしろ俺の頭はすでに堂崎をどうやって堪えきれずにイかせるかに占められて、そんなことに気が回らなかった。

「まだそんな文句を言う余裕があるのか。ならまだ大丈夫だろ? 分かってるよな? 俺より先にイくの、禁止だぞ」
 そう言いながら、内心では早くこいつがイかないかと心待ちにしている。過ぎる快感に何度も腰を引きつらせる堂崎の解放が近いのは間違いないのだ。
 そしてそう言う俺も、結構余裕がなくなってきている。

「すっげえな、ち○この根元抑えててもカウパーだらだら出てんじゃん。それに先っちょの穴、ぱくぱくさせてやらしいな。俺が零れないようにふさいでおいてやろうか?」
 言葉で責めつつ堂崎の先端のぬめる溝に指先を浅く差し込むと、それだけで彼が悲鳴に似た声を上げた。

「やっ、おねが、ゆりさんっ、は、早くイってくださ、だめ、出ちゃうっ……!」
 逃がしどころのない熱に身悶える堂崎に、つい舌舐めずりをする。
 ああくそ、俺もそろそろイきたい。
 こいつがイったら、俺はその後ろの穴でイかせてもらおう。初物は面倒臭い、前戯なんかしないとは言ったけれど、まあ、今回だけは俺がとろとろに解してやってもいい。
 こうして意地悪を仕掛けるけれど、ずっと一緒にいても苦ではないし、俺はもともと堂崎のことを嫌いなわけじゃないのだ。

 イかせた後、意地悪だクズだイケズだと文句を言われるのは承知の上で、俺はさらに堂崎を拙速に責め立てた。
「ゆりさ……っ、やっ、やめて! 触んないでっ、も、がまんできな……っ! あっ、ああ、っ」
 彼の掌中で張り詰めた竿が跳ねて、太股がビクビクと痙攣する。
 それにやっと、俺が待っていた瞬間が来たことを知る。
 汗で前髪を額に貼り付けて悩ましげに眉間を寄せ、紅潮した身体を震わせる堂崎に、思わずこくりと喉が鳴った。

「やっ、やだ、出ちゃ……っ、あああっ、あ……っ!」
 堰を切った熱の奔流が、ようやく強情だった彼の陰茎から飛び出す。びゅくびゅくと吐き出されたどろりと濃い飛沫は、白く堂崎の手と胸から下腹を汚した。
 結構長く続いた解放の、その最後の滴がとろりと竿を伝って後孔へ流れて行くのを見届ける。
 やべえ、こいつめっちゃ美味そう。

 俺は、逸る気持ちを抑えつつ堂崎を見下ろした。
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