漆ヶ谷揚羽の猟奇事件録

少子高齢化社会の果て、日本は苦肉の策として国内での中絶、離婚を原則的に禁止し、子供の数を増やす事を目指した。

結果的に子供の数は増えたものの、同時に大量の捨て子や育児放棄が発生する事となる。
後に国内では親から捨てられた子供たちによる犯罪が多発し、日本の治安は急激に悪化した。

この事態に対し、日本警察は秘密裏にある計画を実行していた。
それは、過去に凄惨な事件に巻き込まれ、犯罪者の心理と同調した疑いのある『ストックホルム症候群』と診断された子供達……通称『ストックホルム・チャイルド』を捜査に導入し、犯行内容や現場から犯人像を割り出すという、事件被害者を捜査に利用するという非人道的な対策『ストックホルム・チャイルド計画』

そして警視庁捜査一課・加山純の元に、実験体ストックホルム・チャイルド第1号である『漆ヶ谷揚羽』と名乗る少女が送り込まれる。
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