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本編
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くの字に曲げられた脚の間に、彼の頭がうずもれる。
「え? やっ、何っ……ひゃあっ……」
粘膜の上を、彼の厚い舌が這いはじめた。
「えっ……あっ……あっ……やだ、そんなとこ、やめっ……」
「やめねぇよ……」
ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ、下方から聴こえてきて、羞恥で頭がおかしくなりそうだ。
舌を動かされるたびに、金の髪がさらさら揺れた。
「あっ……やぁっ……ああっ……あんっ……」
しばらくしていると、やたらと敏感な部分をぺろりと舐められた。
体がびくんと跳ねる。
「ひゃんっ……!」
「もう硬いな……」
「やぁっ……何、ギル、やめっ……」
尖った芽を、唇で食まれ伸ばされる。
そのまま口の中で転がされ、言いようのない快感が背筋を駆けていった。
体がおかしくなってしまいそうな恐怖と、未知の快楽が同時に襲ってきた。
「あっ……何か来ちゃうっ……も……――!」
彼の舌による愛撫が激しくなった瞬間、目の前が真っ白になる。
「ああっ……――!」
全身がびくびくと跳ね上がる。
「俺から離れられなくなるぐらい、激しくしてやる……」
下の口がひくひくと蠢くのが分かった。
愛液が溢れだし、脚の間を零れ落ちていく。
「ふえっ……は……」
ギルフォードが身体を起こしたかと思うと、カチャカチャと音が鳴る。
「あ……」
取り出された巨塊を見て、目を白黒させた。
動揺している間に、先端を狭穴にぐちゅりとあてがわれる。
「ルイーズ、覚悟は良いか?」
ギルのことをやっぱり忘れられなかったし、他の男性とはこんなことするつもりはもうない。
想像以上に羞恥と育ててもらった両親への罪悪感があったものの、もう覚悟は決めてある。
(だけど、言っておきたいことがある)
きゅっと唇を引き結んだ後、ギルフォードを見上げた。
「あの……婚約解消した後、貴方から離れられなくなるのは困るけど……できれば――」
「なんだ?」
顔が真っ赤になる。
「……出来れば、最初だから、お手柔らかに頼みたいの……」
「は――」
ギルフォードの動きが止まった。
「だ、だいたいキスだって、今日の馬車の中のが初めてで……」
「――キスも……初めて?」
「子どもの頃に、貴方としたのは数えていないわ」
「ルイーズ、お前、庶民に交じって働いていたんだろう? キス位はあると……ああ、いや、確かに相手にされなかったと言って……」
何か問いかけてきたかと思うと、ギルフォードはぶつぶつ言いはじめる。
「庶民という言い方は、平民の皆に対して失礼だわ。貴方、平民の皆でも貞淑な女性は多いし、貴族の女性でも奔放な人は多いのだから。全員を一緒くたに考えるのはよくないわよ」
「……しくじったな」
ポソリとギルフォードが呟いた。
すっと彼が離れた。
「どうしたの?」
いよいよ機嫌を損ねてしまっただろうか。
「俺は……キスも初めてのような女に無理強いするほど、女に困っちゃいない」
「あ……」
ギルフォードは、私にキスぐらいは経験があると思い込んでいたのだろうか。
(ますます面倒な女だと思われてしまった……?)
焦りが生じる。
「ギル、その、貴方の資産に比べたら、大したお金も持ってないけど……その、地味だし、貴族なのに仕事したりして変わってるし……お金持ちの貴方にあげられる価値のあるものは身体ぐらいしかなくって……」
ギルフォードがぴくりと反応したことに、この時の私は気づけなかった。
「貴方もちょうど、身体で払えって言ったし、だったらって……」
しどろもどろ、意味の分からない言い訳をしてしまった。
「ルイーズ、ドレスを整えろ」
「え?」
「行くぞ」
「え? やっ、何っ……ひゃあっ……」
粘膜の上を、彼の厚い舌が這いはじめた。
「えっ……あっ……あっ……やだ、そんなとこ、やめっ……」
「やめねぇよ……」
ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ、下方から聴こえてきて、羞恥で頭がおかしくなりそうだ。
舌を動かされるたびに、金の髪がさらさら揺れた。
「あっ……やぁっ……ああっ……あんっ……」
しばらくしていると、やたらと敏感な部分をぺろりと舐められた。
体がびくんと跳ねる。
「ひゃんっ……!」
「もう硬いな……」
「やぁっ……何、ギル、やめっ……」
尖った芽を、唇で食まれ伸ばされる。
そのまま口の中で転がされ、言いようのない快感が背筋を駆けていった。
体がおかしくなってしまいそうな恐怖と、未知の快楽が同時に襲ってきた。
「あっ……何か来ちゃうっ……も……――!」
彼の舌による愛撫が激しくなった瞬間、目の前が真っ白になる。
「ああっ……――!」
全身がびくびくと跳ね上がる。
「俺から離れられなくなるぐらい、激しくしてやる……」
下の口がひくひくと蠢くのが分かった。
愛液が溢れだし、脚の間を零れ落ちていく。
「ふえっ……は……」
ギルフォードが身体を起こしたかと思うと、カチャカチャと音が鳴る。
「あ……」
取り出された巨塊を見て、目を白黒させた。
動揺している間に、先端を狭穴にぐちゅりとあてがわれる。
「ルイーズ、覚悟は良いか?」
ギルのことをやっぱり忘れられなかったし、他の男性とはこんなことするつもりはもうない。
想像以上に羞恥と育ててもらった両親への罪悪感があったものの、もう覚悟は決めてある。
(だけど、言っておきたいことがある)
きゅっと唇を引き結んだ後、ギルフォードを見上げた。
「あの……婚約解消した後、貴方から離れられなくなるのは困るけど……できれば――」
「なんだ?」
顔が真っ赤になる。
「……出来れば、最初だから、お手柔らかに頼みたいの……」
「は――」
ギルフォードの動きが止まった。
「だ、だいたいキスだって、今日の馬車の中のが初めてで……」
「――キスも……初めて?」
「子どもの頃に、貴方としたのは数えていないわ」
「ルイーズ、お前、庶民に交じって働いていたんだろう? キス位はあると……ああ、いや、確かに相手にされなかったと言って……」
何か問いかけてきたかと思うと、ギルフォードはぶつぶつ言いはじめる。
「庶民という言い方は、平民の皆に対して失礼だわ。貴方、平民の皆でも貞淑な女性は多いし、貴族の女性でも奔放な人は多いのだから。全員を一緒くたに考えるのはよくないわよ」
「……しくじったな」
ポソリとギルフォードが呟いた。
すっと彼が離れた。
「どうしたの?」
いよいよ機嫌を損ねてしまっただろうか。
「俺は……キスも初めてのような女に無理強いするほど、女に困っちゃいない」
「あ……」
ギルフォードは、私にキスぐらいは経験があると思い込んでいたのだろうか。
(ますます面倒な女だと思われてしまった……?)
焦りが生じる。
「ギル、その、貴方の資産に比べたら、大したお金も持ってないけど……その、地味だし、貴族なのに仕事したりして変わってるし……お金持ちの貴方にあげられる価値のあるものは身体ぐらいしかなくって……」
ギルフォードがぴくりと反応したことに、この時の私は気づけなかった。
「貴方もちょうど、身体で払えって言ったし、だったらって……」
しどろもどろ、意味の分からない言い訳をしてしまった。
「ルイーズ、ドレスを整えろ」
「え?」
「行くぞ」
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