衣魚くんの腕には鱗がある

同級生の腕に鱗があるのを見つけてしまった少女・三枝律子と、鱗があらわれてしまった少年・衣魚(しみ)京介の秘密を共有する夏休み。

「ねえ、鱗はいつからなの? 私今日まで気づかなかった」
 京介の話よりも自身の興味にまっしぐらな律子に、彼の目はまたまるくなった。そして吹きだすように笑ってから
「明日、魚女池で待ってる」
約束を口にした。知りたいことを教えてあげるよ、と。その夜、律子は宿題がほとんど手につかなかった。


※昼の12時に2話ずつ公開し、3日で完結します。
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