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フォロ―ノ編
第12話 苦戦
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ディアネロと向き合うヨルド達のもとに、パピルスだけが下の階から戻ってきた。
「メラは、どうだった?」
アルキンがそう尋ねるが、パピルスは首を振った。
「死んだ」
感情を押し殺したような声で、淡々とそう言われた。泣いていたのか、彼の瞳は真っ赤に充血していた。
次の瞬間、パピルスは、棍棒を振り上げディアネロのもとに駆け出した。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
獣のような雄たけびをあげながら、パピルスが走る。
ディアネロは、人差し指をクイッと動かし大量の石をパピルスにぶつけるが、パピルスがそれを棍棒で叩き落とした。それでも、散らばった破片が彼の皮膚に食い込むが、気にせず進み続ける。
「肉の分際で、神に勝てるとでも?」
「お前だけは殺す!!!」
「身の程を知れ、愚民が!!!私は神だぞ。自ら死を選ぶ忠誠心くらい示したらどうだ?」
「死んでも嫌だ」
パピルスが棍棒でディアネロの頭を潰そうとするが、急に現れた石の剣が彼の棍棒を止めた。
そして、その剣を持ったディアネロがパピルスに打ち込んでいく。大きな石の剣を光のような速さで自由自在に操っている。パピルスの右腕に大きな傷ができて、数歩後ろに彼が下がった。
「速いっ」
「あいつ、接近戦も得意なのかよ」
じゃあ、どうやって倒せばいい?俺の剣なら、彼に近づくことはできる。だけど、あれほど早く剣を動かすことはできない。
勝つ方法をイメージしなければ、すぐに殺されるだけだ。
「お前だけは許さない‼ よくもメラを殺したな! ぶっ殺す!!!」
ボロボロになったパピルスが、そう泣きながら叫ぶ。
「女を喰うのは久しぶりなんだ。今日のご馳走だな」
「この化け物が!!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
パピルスがディアネロに向けて突っ込むが、ディアネロの動きの方がずっと早かった。パピルスの棍棒を容易く受け流す。
「死ねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼」
パピルスは大振りで棍棒を振り回すが、ディアネロはそんな彼を見て鼻で笑った。
「図体は大きいくせにお前の力は、そんなものか」
「くそっ」
「ノロマだな。もうよい」
ディアネロは、あっさりとパピルスの心臓を一突きで刺して、すぐに剣を抜いた。
「ごふっ」
心臓を刺されたパピルスは、赤い血を口から吐きながら、その場に倒れた。
辺りには、ドシンとした揺れが起きる。
ディアネロは、剣についた血を美味しそうに舐めとった。
「実にうまい。血は美味しいが、醜く目障りな顔だな」
そう言うと、ディアネロは大きな岩をパピルスの頭に墜落させた。
ぐしゃり。
まるで林檎を潰すように容易く彼の頭が潰れた。
潰れた頭から、深紅の血が流れていく。
「あ、ああ……」
言葉にならない声がイースの唇から漏れた。
「パピルスがやられるなんて……。もうダメだ。俺たちみんな死ぬんだ」
アルキンが死体のように青ざめた顔で、震えていた。
しかし、ヨルドは戦意を失わず、ディアネロを睨みつける。
「……戦わなきゃ、殺される。もう諦めることなんてうんざりだ。お前たちが戦わないんだったら、俺一人で戦ってあいつを殺す」
(父さんは言っていた。魔術師は、全部悪魔だと。一匹残らず殺さなければならないと。本当にそうだったんだろうか。俺が憧れたシルヴェストですらも悪人であったのだろうか。わからない。でも、少なくとも、こいつは人殺しだ。ここを訪れた多くの人間を殺してきたのだろう)
「俺がこの剣を持ったまま近づく。そしたら、お前らで背後を狙ってくれ」
この剣は、おそらく魔剣だ。石の魔術が通用しない。ヨルドが、魔剣を使って、ディアネロと戦えば隙ができるはずだ。
「大丈夫か?あいつ、接近戦もめちゃくちゃ強いぞ」
「それしかないだろう」
「そうだな」
「行くぞ。はあああああああああ」
一気にディアネロの近くまで走り、切り込んだが、すぐに剣を受け止められる。
「ガキが調子に乗るな。遅いんだよ」
「はあ、はあ」
ヨルドは、必死で剣を振る。
(俺は、こいつに勝てなくても意識さえ向けられれば、ライルがこいつを殺してくれるはずだ)
「死ねえええええええええええええええええええ!!!」
ライルが背後からディアネロの心臓を刺すが、ディアネロは不敵に笑った。
「バカだな。神がこんなことで死ぬわけない」
次の瞬間、ライルは地面から生えてきた石の槍に体を貫かれていた。
そして、ディアネロは、心臓に刺された剣を引き抜き、床に落とした。彼の動きが鈍った様子はない。
バカな。ありえない。
今、心臓を刺されたよな。どうして生きているんだ?
「撤退だ!後ろに下がれ!!!」
イースの言葉でハッとして、後ろに後ずさる。ヨルドの後ろに、イースとアルキンがすぐに駆け込んできた。
「こ、こ、こ、こんな奴どうやって倒せばいいんだ?無理だろ」
「私は、神だ。倒せるわけない。武器を捨てて敬え。私の血肉になれることを喜ぶがいい」
「はっ。お前のどこが神なんだ?ここに閉じ込められている囚人みたいに哀れな存在じゃないか」
イースは、震えながらもそう挑発した。
「無礼者が」
ディアネロが怒りに満ちた声で吐き捨てる。
「もっと敬え。奉れ!!!私は、神だぞ!!貴様らは、神のために死ななければならない」
どうしてこいつは、自分を神だなんていうのか。神になれるのは、生まれつき神として生まれた奴か、選ばれた人間だけなのに。
「俺は、ディアネロという神なんて、聞いたことがない。天界に行ったことなんてないだろう?お前は、ただの神を語る人間だ」
そういうと、怒り狂ったようにヨルド達に大量の石をぶつけてきた。しかし、ヨルドの剣のおかげで石は近くの壁にぶつかった。
「黙れ!!!貴様が何も知らない馬鹿だから、そんなことを言えるんだ!!!私は、神だ!全ての人間に敬われる存在だ!!!この世界の誰よりも価値があり、尊いんだぞ!!!何も知らない馬鹿ばかりが!貴様らは、ただ地面に這いつくばって命乞いをしていればいいんだ。そうすれば、幸せな死というものを与えてやる」
今度は、ディアネロが剣を持ったまま飛び掛かってきた。ヨルドは、必死にそれを受けるがあまりの衝撃に後ろに下がる。
そのまま、何回か打ち合うが、ディアネロにより蹴り飛ばされ壁に激突した。
「あぐっ」
すぐにイースがディアネロに切りかかるが、彼の剣の速度についていけず、剣を吹き飛ばされた。
剣を失って呆然とするイースの首をディアネロが右手で掴んだ。そして、掴んだ首を持ち上げてから、絞めていく。
「ぐはあ」
イースが必死で足をバタバタと動かし、ディアネロの右手を掴むが、彼の首を絞める手は緩まない。
「やめろ‼」
ヨルドもすぐに立ち上がるが、間に合わない。死体となったイースは、地面に落とされた。
「あ、あ、あ……」
アルキンは、すっかり戦意を喪失して地面に座り込んでいる。
もう戦える奴は、自分しか残っていないのか。
(……くそ。やるしかない。俺があいつを絶対に倒すんだ)
剣を構えながら、相手の動きを見続ける。
どうする?どうやって倒す?
「待てよ、死にぞこない」
不意に背後から声がした。
「俺も、まだ戦える」
立ち上がったのは、ボロボロになっているオシリスだった。
「オシリス!!!」
「そいつは、俺が殺しやる」
「ふん。雑魚が」
ディアネロが大量の石をオシリスに向けて飛ばしてきたが、すぐに彼の前に立って石の軌道を変える。
「お前、目障りだな」
ディアネロは、再びヨルドに狙いを定めるが、その間にオシリスが入り込む。よし、これならチャンスができる。
背後に回り込もうとするが、ディアネロはヨルドとオシリスを同時に相手にしていた。
しかし、オシリスと激しく打ち合うディアネロに隙ができた。
(よし。首を狙える)
そう思った瞬間に、脇腹を強く蹴り上げられた。
「うぐっ」
ヨルドは、後ろに飛ばされ頭を強く打ち付けた。
「メラは、どうだった?」
アルキンがそう尋ねるが、パピルスは首を振った。
「死んだ」
感情を押し殺したような声で、淡々とそう言われた。泣いていたのか、彼の瞳は真っ赤に充血していた。
次の瞬間、パピルスは、棍棒を振り上げディアネロのもとに駆け出した。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
獣のような雄たけびをあげながら、パピルスが走る。
ディアネロは、人差し指をクイッと動かし大量の石をパピルスにぶつけるが、パピルスがそれを棍棒で叩き落とした。それでも、散らばった破片が彼の皮膚に食い込むが、気にせず進み続ける。
「肉の分際で、神に勝てるとでも?」
「お前だけは殺す!!!」
「身の程を知れ、愚民が!!!私は神だぞ。自ら死を選ぶ忠誠心くらい示したらどうだ?」
「死んでも嫌だ」
パピルスが棍棒でディアネロの頭を潰そうとするが、急に現れた石の剣が彼の棍棒を止めた。
そして、その剣を持ったディアネロがパピルスに打ち込んでいく。大きな石の剣を光のような速さで自由自在に操っている。パピルスの右腕に大きな傷ができて、数歩後ろに彼が下がった。
「速いっ」
「あいつ、接近戦も得意なのかよ」
じゃあ、どうやって倒せばいい?俺の剣なら、彼に近づくことはできる。だけど、あれほど早く剣を動かすことはできない。
勝つ方法をイメージしなければ、すぐに殺されるだけだ。
「お前だけは許さない‼ よくもメラを殺したな! ぶっ殺す!!!」
ボロボロになったパピルスが、そう泣きながら叫ぶ。
「女を喰うのは久しぶりなんだ。今日のご馳走だな」
「この化け物が!!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
パピルスがディアネロに向けて突っ込むが、ディアネロの動きの方がずっと早かった。パピルスの棍棒を容易く受け流す。
「死ねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼」
パピルスは大振りで棍棒を振り回すが、ディアネロはそんな彼を見て鼻で笑った。
「図体は大きいくせにお前の力は、そんなものか」
「くそっ」
「ノロマだな。もうよい」
ディアネロは、あっさりとパピルスの心臓を一突きで刺して、すぐに剣を抜いた。
「ごふっ」
心臓を刺されたパピルスは、赤い血を口から吐きながら、その場に倒れた。
辺りには、ドシンとした揺れが起きる。
ディアネロは、剣についた血を美味しそうに舐めとった。
「実にうまい。血は美味しいが、醜く目障りな顔だな」
そう言うと、ディアネロは大きな岩をパピルスの頭に墜落させた。
ぐしゃり。
まるで林檎を潰すように容易く彼の頭が潰れた。
潰れた頭から、深紅の血が流れていく。
「あ、ああ……」
言葉にならない声がイースの唇から漏れた。
「パピルスがやられるなんて……。もうダメだ。俺たちみんな死ぬんだ」
アルキンが死体のように青ざめた顔で、震えていた。
しかし、ヨルドは戦意を失わず、ディアネロを睨みつける。
「……戦わなきゃ、殺される。もう諦めることなんてうんざりだ。お前たちが戦わないんだったら、俺一人で戦ってあいつを殺す」
(父さんは言っていた。魔術師は、全部悪魔だと。一匹残らず殺さなければならないと。本当にそうだったんだろうか。俺が憧れたシルヴェストですらも悪人であったのだろうか。わからない。でも、少なくとも、こいつは人殺しだ。ここを訪れた多くの人間を殺してきたのだろう)
「俺がこの剣を持ったまま近づく。そしたら、お前らで背後を狙ってくれ」
この剣は、おそらく魔剣だ。石の魔術が通用しない。ヨルドが、魔剣を使って、ディアネロと戦えば隙ができるはずだ。
「大丈夫か?あいつ、接近戦もめちゃくちゃ強いぞ」
「それしかないだろう」
「そうだな」
「行くぞ。はあああああああああ」
一気にディアネロの近くまで走り、切り込んだが、すぐに剣を受け止められる。
「ガキが調子に乗るな。遅いんだよ」
「はあ、はあ」
ヨルドは、必死で剣を振る。
(俺は、こいつに勝てなくても意識さえ向けられれば、ライルがこいつを殺してくれるはずだ)
「死ねえええええええええええええええええええ!!!」
ライルが背後からディアネロの心臓を刺すが、ディアネロは不敵に笑った。
「バカだな。神がこんなことで死ぬわけない」
次の瞬間、ライルは地面から生えてきた石の槍に体を貫かれていた。
そして、ディアネロは、心臓に刺された剣を引き抜き、床に落とした。彼の動きが鈍った様子はない。
バカな。ありえない。
今、心臓を刺されたよな。どうして生きているんだ?
「撤退だ!後ろに下がれ!!!」
イースの言葉でハッとして、後ろに後ずさる。ヨルドの後ろに、イースとアルキンがすぐに駆け込んできた。
「こ、こ、こ、こんな奴どうやって倒せばいいんだ?無理だろ」
「私は、神だ。倒せるわけない。武器を捨てて敬え。私の血肉になれることを喜ぶがいい」
「はっ。お前のどこが神なんだ?ここに閉じ込められている囚人みたいに哀れな存在じゃないか」
イースは、震えながらもそう挑発した。
「無礼者が」
ディアネロが怒りに満ちた声で吐き捨てる。
「もっと敬え。奉れ!!!私は、神だぞ!!貴様らは、神のために死ななければならない」
どうしてこいつは、自分を神だなんていうのか。神になれるのは、生まれつき神として生まれた奴か、選ばれた人間だけなのに。
「俺は、ディアネロという神なんて、聞いたことがない。天界に行ったことなんてないだろう?お前は、ただの神を語る人間だ」
そういうと、怒り狂ったようにヨルド達に大量の石をぶつけてきた。しかし、ヨルドの剣のおかげで石は近くの壁にぶつかった。
「黙れ!!!貴様が何も知らない馬鹿だから、そんなことを言えるんだ!!!私は、神だ!全ての人間に敬われる存在だ!!!この世界の誰よりも価値があり、尊いんだぞ!!!何も知らない馬鹿ばかりが!貴様らは、ただ地面に這いつくばって命乞いをしていればいいんだ。そうすれば、幸せな死というものを与えてやる」
今度は、ディアネロが剣を持ったまま飛び掛かってきた。ヨルドは、必死にそれを受けるがあまりの衝撃に後ろに下がる。
そのまま、何回か打ち合うが、ディアネロにより蹴り飛ばされ壁に激突した。
「あぐっ」
すぐにイースがディアネロに切りかかるが、彼の剣の速度についていけず、剣を吹き飛ばされた。
剣を失って呆然とするイースの首をディアネロが右手で掴んだ。そして、掴んだ首を持ち上げてから、絞めていく。
「ぐはあ」
イースが必死で足をバタバタと動かし、ディアネロの右手を掴むが、彼の首を絞める手は緩まない。
「やめろ‼」
ヨルドもすぐに立ち上がるが、間に合わない。死体となったイースは、地面に落とされた。
「あ、あ、あ……」
アルキンは、すっかり戦意を喪失して地面に座り込んでいる。
もう戦える奴は、自分しか残っていないのか。
(……くそ。やるしかない。俺があいつを絶対に倒すんだ)
剣を構えながら、相手の動きを見続ける。
どうする?どうやって倒す?
「待てよ、死にぞこない」
不意に背後から声がした。
「俺も、まだ戦える」
立ち上がったのは、ボロボロになっているオシリスだった。
「オシリス!!!」
「そいつは、俺が殺しやる」
「ふん。雑魚が」
ディアネロが大量の石をオシリスに向けて飛ばしてきたが、すぐに彼の前に立って石の軌道を変える。
「お前、目障りだな」
ディアネロは、再びヨルドに狙いを定めるが、その間にオシリスが入り込む。よし、これならチャンスができる。
背後に回り込もうとするが、ディアネロはヨルドとオシリスを同時に相手にしていた。
しかし、オシリスと激しく打ち合うディアネロに隙ができた。
(よし。首を狙える)
そう思った瞬間に、脇腹を強く蹴り上げられた。
「うぐっ」
ヨルドは、後ろに飛ばされ頭を強く打ち付けた。
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