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3章 地獄に堕ちても構わない
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「ここが僕たちの家だよ」
「アステル様、愛の巣とお呼びください」
「……ノエル、何時もはそのようなこと云わないだろう?嫉妬してくれるのは嬉しいけれど、彼には最愛の奥さんがいるよ」
「…………失礼いたしました。お客様、どうぞ中へ」
俺……云ったよな?何で【奇跡の魔女】の言葉は丸ごと信じるのに、俺の言葉は信じなかったんだ?
…………まあ、俺もリズの言葉しか信じねぇけど。
リズが【奇跡の魔女】を信じてたから、俺も信じてるだけだしなぁ。
似てるなぁ、俺と黒髪のアイツ。
「さて、本題に入ろうか?」
「本題って何だよ?」
「君の願いの話だよ?」
「は?願い?」
「そうだよ」
「ねぇけど」
「あるよ」
「は?」
「僕は強い願いにのみ引き寄せられる」
「だから?」
「その願いに良いも悪いも無いんだよ」
「……………成る程なぁ」
俺は信じられないモノを見る目で美しい人を見た。
結果、黒髪の男が魔王になったが、知ったことではない。だって俺の願いは、許されないものだから。
「許されないと誰が決めたのかな?」
「それは法律とかそういうやつだよ!」
「成る程……で、法律は君を助けてくれるのかな?」
「自分を助けるかどうかじゃなくて、守らなきゃいけねぇモンなんだ!」
「うん、守らない人を守るモノ……だよね?」
「………ッ」
「だから【罪人】なんて言葉があるんだよ?」
俺は、俺の本心を見抜く言葉に愕然とした。
地獄に堕ちても構わないと思ってる。
それは俺の本心だ。
だけど……もしも願いが叶うなら、俺はリズを殺した奴に生きたまま罪を償わせたい。
死ぬなんて許さねぇ。
生きて生きて生きて生きて生きて生きて……後悔するまで生き続けろよ。
通り魔だって云ってやがったんだ。
リズの他にも犠牲者がいる。
一番の苦しみは生きて償うことだろう?
けど、平気で命を奪えるやつが生きてるのは………。
「どんな願いでも叶えるよ。願いに対する代償は払ってもらうことになるけれど、地獄に堕ちる覚悟があるのなら、払えない代償など無いだろう?」
「………ッ、俺が決めるのか?」
「ああ、君が決めるんだ」
「アステル様、愛の巣とお呼びください」
「……ノエル、何時もはそのようなこと云わないだろう?嫉妬してくれるのは嬉しいけれど、彼には最愛の奥さんがいるよ」
「…………失礼いたしました。お客様、どうぞ中へ」
俺……云ったよな?何で【奇跡の魔女】の言葉は丸ごと信じるのに、俺の言葉は信じなかったんだ?
…………まあ、俺もリズの言葉しか信じねぇけど。
リズが【奇跡の魔女】を信じてたから、俺も信じてるだけだしなぁ。
似てるなぁ、俺と黒髪のアイツ。
「さて、本題に入ろうか?」
「本題って何だよ?」
「君の願いの話だよ?」
「は?願い?」
「そうだよ」
「ねぇけど」
「あるよ」
「は?」
「僕は強い願いにのみ引き寄せられる」
「だから?」
「その願いに良いも悪いも無いんだよ」
「……………成る程なぁ」
俺は信じられないモノを見る目で美しい人を見た。
結果、黒髪の男が魔王になったが、知ったことではない。だって俺の願いは、許されないものだから。
「許されないと誰が決めたのかな?」
「それは法律とかそういうやつだよ!」
「成る程……で、法律は君を助けてくれるのかな?」
「自分を助けるかどうかじゃなくて、守らなきゃいけねぇモンなんだ!」
「うん、守らない人を守るモノ……だよね?」
「………ッ」
「だから【罪人】なんて言葉があるんだよ?」
俺は、俺の本心を見抜く言葉に愕然とした。
地獄に堕ちても構わないと思ってる。
それは俺の本心だ。
だけど……もしも願いが叶うなら、俺はリズを殺した奴に生きたまま罪を償わせたい。
死ぬなんて許さねぇ。
生きて生きて生きて生きて生きて生きて……後悔するまで生き続けろよ。
通り魔だって云ってやがったんだ。
リズの他にも犠牲者がいる。
一番の苦しみは生きて償うことだろう?
けど、平気で命を奪えるやつが生きてるのは………。
「どんな願いでも叶えるよ。願いに対する代償は払ってもらうことになるけれど、地獄に堕ちる覚悟があるのなら、払えない代償など無いだろう?」
「………ッ、俺が決めるのか?」
「ああ、君が決めるんだ」
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