異世界クラス転移した俺氏、陰キャなのに聖剣抜いたった ~なんかヤバそうなので学園一の美少女と国外逃亡します~

みょっつ三世

文字の大きさ
31 / 67

冒険者ギルドに登場する荒くれ者は一種の芸術①

しおりを挟む

「さてさてかたっ苦しい歓迎の挨拶も終わったところで基本的なことを説明するニャッ!」

 用紙の記入が終わり、今度は冒険者ギルドの詳しい説明へと移行した。まぁアリスがどうかは知らないが俺はエリート陰キャ。授業中とか無駄にネット小説を読み漁ってたからこの手の知識は深かったりする。

「まずこのギルドカード! 失くしたら再発行に銀貨一枚かかるから失くしたら駄目ニャ!」

 そう言って名前とランクの彫られた金属プレートを渡された。失くさぬようにこっそりとアイテムボックスに放り込んだ。

 しかしここまで登録が簡単だと容易に偽装が出来てしまわないだろうか。疑問に思い尋ねてみたら、そこは異世界。このギルドカードや身分証に類するものは魔術が組み込まれており、偽装かどうか判別が可能らしい。

 まぁそれでも偽装は後が立たないらしいが、バレれば重い刑が課せられる。最悪、死刑にもなるそうな。こわ異世界。
 
「いいかニャ。冒険者はFから始まりSSSまでの等級に分かれるニャ。なんでAの次はSだって? それは知らんニャ!!」

 まぁテンプレだよね。アリスは首を傾げていたが分かる分かる。

 猫耳受付嬢曰く最低のFランクは薬草等の採集のみだが、かといってテンプレよろしく簡単なものではないらしい。安全地帯にピクニック気分で行ける初心者用の依頼など存在しない。あるのは険しい獣道や我が物顔で闊歩する魔獣達を乗り越えなければならない命懸けのミッションだ。

 当然、死人だって出るそうだ。最低なFランクですらこれだ。他のランクなど推して知るべしである。

「ま、駆け出しのうちは危ない橋は渡らず命を大事に採集をこなしていくべきニャ。死なれても寝覚めが悪いからほどほどに頑張るニャ―」

 猫耳受付嬢はFランクの依頼をいくつかキチンとこなせばEランクに上がれると付け足した。

 とはいえ俺達の当面の目的はアリスのレベルアップの為の魔獣討伐だ。
 カウンター左横のボードにはいくつかの魔獣討伐依頼が張り付けられていた。その中で特に気を引いたものが大きく赤字で×印を描かれたものだ。

「明星君これって……」

「うん、多分のあの絶対龍種ドラゴンのことだよね」

 依頼書には

【山脈赤龍】
 推奨ランク:Sランク以上。
 生息地域:魔ノ森最奥
 ※下手に刺激すると二次被害が予想されるためAランク以下の冒険者は絶対近づかないで下さい。いやほんとマジで。

 と記載されていた。
 こんなヤバいのに初っ端からぶつけてきた聖剣ちゃんはマジでイカレていると思う件について。

『てへ☆ぺろ』

 脳内に直接大変ウザさ極まりない声が鳴り響いた。お前マジふざけんなよ。『こいつはいつか一度締めなければならい』、俺はそう決意した。

 絶対龍種はさておき、今は手軽にこなせそうな魔獣討伐依頼だ。何かいいのはないか。
 お、大量繁殖した魔角猪の討伐依頼だ。推奨ランクもDランクだし今の俺達、いや正確にいえばアリスにはおあつらえ向きだろう。

魔角猪ホーンボア

 推奨ランク:Dランク以上。
 生息地域:魔ノ森浅部
 ※大量繁殖につき注意。

 いいねいいね。特に大量繫殖ってところが最高だ。アリスのレベルを簡単に上げられることだろう。
 しかし、討伐目標を決め意気込んだところで、

「おいおい駆け出しのルーキーが何一丁前に依頼書なんて見てんだよ!」

 明らかにガタイが良く人相の悪い荒くれた冒険者の一人に絡まれた。こ、これは。

 で、でた~~~よくある異世界テンプレのやつだ~~~!
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

拾った子犬がケルベロスでした~実は古代魔法の使い手だった少年、本気出すとコワい(?)愛犬と楽しく暮らします~

荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
旧題: ケルベロスを拾った少年、パーティ追放されたけど実は絶滅した古代魔法の使い手だったので、愛犬と共に成り上がります。 ========================= <<<<第4回次世代ファンタジーカップ参加中>>>> 参加時325位 → 現在5位! 応援よろしくお願いします!(´▽`) =========================  S級パーティに所属していたソータは、ある日依頼最中に仲間に崖から突き落とされる。  ソータは基礎的な魔法しか使えないことを理由に、仲間に裏切られたのだった。  崖から落とされたソータが死を覚悟したとき、ソータは地獄を追放されたというケルベロスに偶然命を助けられる。  そして、どう見ても可愛らしい子犬しか見えない自称ケルベロスは、ソータの従魔になりたいと言い出すだけでなく、ソータが使っている魔法が古代魔であることに気づく。  今まで自分が規格外の古代魔法でパーティを守っていたことを知ったソータは、古代魔法を扱って冒険者として成長していく。  そして、ソータを崖から突き落とした本当の理由も徐々に判明していくのだった。  それと同時に、ソータを追放したパーティは、本当の力が明るみになっていってしまう。  ソータの支援魔法に頼り切っていたパーティは、C級ダンジョンにも苦戦するのだった……。  他サイトでも掲載しています。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します

名無し
ファンタジー
 毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...