忘れられた絵本

 街の図書館が今日で閉館になってしまう。

 最後の日は、残っている本を好きなだけ持って帰る事ができる。
 私は最後に借りる本を探すために、図書館に向かう。

 私が見つけた一冊の絵本。
 なぜかすごく懐かしい。

 破かれて、汚れている絵本。

 この一冊の本が、私が借りる最後の一冊にした。

 絵本に呼ばれたのか?
 わからない。でも、この絵本は、私に掛け替えのない物を思い出させてくれた。
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