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4.ふたりの間の不協和音
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「誰?」
「わかんない」
真野ちゃんに女の子のことを尋ねられたけれど、わたしだって知らない。
華奢な体型で、淡いピンク地に花柄というガーリーなワンピースを上手に着こなしている。見た感じ、かなり年下に見えた。
「披露宴の出席者のなかにいたっけ?」
真野ちゃんが言いながら首を傾げる。
「覚えてないなあ。友人席にはいなかったと思う。親戚の子かな?」
「でも親戚の人は二次会に招待されないんじゃない?」
「ケースバイケースなんだろうけど。招待するっていうのは、あんまりないかもね」
だけど二次会には、披露宴に招待されなかった人たちもたくさん出席している。友達はもちろん、蒼汰くんと智花のそれぞれの職場の人たちもいる。
ということは、どちらかの友達、または職場の後輩なのだろうか。
「なにあれ? 馴れ馴れしいんだけど。こら、触るな!」
真野ちゃんがワイングラスを持ったまま、ピンクのワンピースの女の子に向かって文句を言う。それはまさにわたしも言いたかったこと。
航が気を許す女の子はそう多くない。大人げないけれど、わたしの心のなかには嫉妬が渦巻き、ムカムカしながらふたりを見ていた。
「航のやつ、わたしが男の人と話してるだけで怒るくせに……」
「妙に打ち解けてるよね。女の子のほうは、完全に日比谷さんを見る目がハートマークだよ」
「真野ちゃんもそう思う?」
「あれはやばいね。もともと知り合いっぽいけど」
「……うん」
あとで問いつめてやるんだから。あの笑顔は完全にアウトだよ!
でも航が浮気をするはずないし、信じているから、胸のなかにあるモヤモヤはとりあえずしまっておくことにする。わたしはワインを飲みながら、なんとか気を静めた。
そしてビンゴ大会が終わり、智花がわたしたちのテーブルにやって来た。
「お腹空いたー!」
主役らしからぬ、だらしない感じで、智花はわたしたちの向かい側に腰をおろす。「これ食べていい?」と、フォークでサーモンマリネをつついた。
「どんどん食べなよ。ワインも飲む? 持ってくるよ」
招待客への気遣いや分刻みのスケジュールで朝から気が張っていただろうから、疲れもピークなのだろう。「赤がいい」と、ちょっと疲れた顔でサーモンを頬張るのを見て、席を立った。
会場を見まわすと、航は男友達の集まるテーブルにいるのが見えた。
ほっとしながらカウンターに寄り、三人で飲めるように、お店の人に赤ワインをデキャンタで頼む。用意ができるまでカウンターの前で待っていると、ふいに横から声をかけられた。
「箱崎さん」
「あっ、志摩さん!」
空のグラスを手にした志摩さんが、お店の人におかわりを頼んでいた。
「箱崎さんに話しかけるタイミングをうかがってたんだけど、なかなかなくて。ようやく捕まえられたよ」
「そんな気を使わなくてもいいんですよ」
「でも婚約者の彼、日比谷さんに怒られちゃうから。日比谷さん、今ちょうど電話がかかってきたらしくて席をはずしたところ」
見ると、志摩さんの言う通り、今しがたいた場所に航の姿はなかった。
仕事の電話かもしれない。ホテルの部屋で過ごしていたときも、「かかってくるかも」とやたらスマホの着信を気にしていた。
「さっきはすみませんでした」
ずっと気になっていたホテルでのことを謝ると、志摩さんはやさしく微笑んだ。
「そりゃあ自分の婚約者にうさんくさい男がまとわりついてたら、心配にもなるよ」
「志摩さんはうさんくさくないですよ。うちの大学の助教ですから。立派な方です。志摩さんなら、すばらしい教授になれると思います」
「とんでもない。僕はまだ國枝先生の足もとにも及ばないよ」
志摩さんはカウンターに背中を向けて寄りかかり、どこか遠い目をする。
「教授かあ。いったい、あといくつ論文を書けばいいんだろう。そのとき僕は何歳になっているんだろうな」
「そんなに遠くない未来ですよ、きっと。志摩さんは優秀な方だと学内で評判ですから」
「ありがとう。でも箱崎さんの婚約者には完全に負けてる。家柄も将来性も」
「えっ?」
「日比谷さんのことを人づてに聞いたんだ。あの深見地所のトップに立つ有力候補のひとりだって」
「トップというのは、たしかに可能性はゼロではないとは思います。でもどうなんでしょうね。わたしにはわかりません」
航に関して、実際にそんな噂も耳にする。
でも深見地所の深見社長には、航の従兄弟にあたる息子さんがふたりいらっしゃる。おふたりとも類《たぐい》まれな才能があり、トップに立つ器を持っているとも聞く。
もちろん航が彼らに劣っているとは思っていない。けれど航はあまりそういうことには興味がないみたいで、周囲の人から後継者の話題を持ち出されると、飽き飽きしたような顔をするのだ。
ただ、大学卒業後は有無を言わさず深見地所に入社させられた経緯もあり、航本人は自分の運命に逆らえないと覚悟はしているようだけれど。
「いつからつき合ってるの?」
「大学一年のときからです」
「けっこう長いね。僕も、もっと早く箱崎さんと出会いたかったな」
ぐっと顔を近づけてくるので、一歩引いた。
ここまでされたら、いくら恋愛経験の乏しいわたしでも、さすがに察しがつく。
「……やだ、からかわないでください」
会場のざわめきに救われる思いだった。こんな気まずいなかで、どうにもいたたまれない。
すがるように薬指の婚約指輪を撫でると、志摩さんもそれに視線を移した。
「困らせて、ごめん。ここまで言うつもりはなかったんだけど、その指輪を見てたら、なんか悔しくなってね」
「志摩さん、わたしは……」
「わかってる。じゃまするつもりはないんだ。まあ、こんな話をしてる時点で十分じゃまをしているんだけど」
志摩さんはカウンターに置かれたグラスを手に取ると、ワインを半分ほどあおった。喉ぼとけが上下に動いて、コトンとグラスがカウンターに置かれる。うなだれるようにため息をつき、目も少しうつろだった。
もしかして、酔っているのだろうか。
志摩さんがいきなり告白してきたのは、アルコールが原因なのかもしれないと思った。オレンジ色の照明のせいで、顔色ははっきりとわからないけれど、そういえば赤いような気もする。
それならば、この状況も説明がつく。職場で常に親しげな笑顔を向けてくる人なのに、必ず一歩引いてくれて、わたしのプライベートに深く踏み込んでくることはなかったから。
「あまり飲みすぎないようにしてくださいね」
今はこれくらいしか思いつかない。志摩さんはグラスを手に取り、力なく笑った。
すると急に志摩さんが目を見開いた。わたしじゃない、別のところを見ている。
「わかんない」
真野ちゃんに女の子のことを尋ねられたけれど、わたしだって知らない。
華奢な体型で、淡いピンク地に花柄というガーリーなワンピースを上手に着こなしている。見た感じ、かなり年下に見えた。
「披露宴の出席者のなかにいたっけ?」
真野ちゃんが言いながら首を傾げる。
「覚えてないなあ。友人席にはいなかったと思う。親戚の子かな?」
「でも親戚の人は二次会に招待されないんじゃない?」
「ケースバイケースなんだろうけど。招待するっていうのは、あんまりないかもね」
だけど二次会には、披露宴に招待されなかった人たちもたくさん出席している。友達はもちろん、蒼汰くんと智花のそれぞれの職場の人たちもいる。
ということは、どちらかの友達、または職場の後輩なのだろうか。
「なにあれ? 馴れ馴れしいんだけど。こら、触るな!」
真野ちゃんがワイングラスを持ったまま、ピンクのワンピースの女の子に向かって文句を言う。それはまさにわたしも言いたかったこと。
航が気を許す女の子はそう多くない。大人げないけれど、わたしの心のなかには嫉妬が渦巻き、ムカムカしながらふたりを見ていた。
「航のやつ、わたしが男の人と話してるだけで怒るくせに……」
「妙に打ち解けてるよね。女の子のほうは、完全に日比谷さんを見る目がハートマークだよ」
「真野ちゃんもそう思う?」
「あれはやばいね。もともと知り合いっぽいけど」
「……うん」
あとで問いつめてやるんだから。あの笑顔は完全にアウトだよ!
でも航が浮気をするはずないし、信じているから、胸のなかにあるモヤモヤはとりあえずしまっておくことにする。わたしはワインを飲みながら、なんとか気を静めた。
そしてビンゴ大会が終わり、智花がわたしたちのテーブルにやって来た。
「お腹空いたー!」
主役らしからぬ、だらしない感じで、智花はわたしたちの向かい側に腰をおろす。「これ食べていい?」と、フォークでサーモンマリネをつついた。
「どんどん食べなよ。ワインも飲む? 持ってくるよ」
招待客への気遣いや分刻みのスケジュールで朝から気が張っていただろうから、疲れもピークなのだろう。「赤がいい」と、ちょっと疲れた顔でサーモンを頬張るのを見て、席を立った。
会場を見まわすと、航は男友達の集まるテーブルにいるのが見えた。
ほっとしながらカウンターに寄り、三人で飲めるように、お店の人に赤ワインをデキャンタで頼む。用意ができるまでカウンターの前で待っていると、ふいに横から声をかけられた。
「箱崎さん」
「あっ、志摩さん!」
空のグラスを手にした志摩さんが、お店の人におかわりを頼んでいた。
「箱崎さんに話しかけるタイミングをうかがってたんだけど、なかなかなくて。ようやく捕まえられたよ」
「そんな気を使わなくてもいいんですよ」
「でも婚約者の彼、日比谷さんに怒られちゃうから。日比谷さん、今ちょうど電話がかかってきたらしくて席をはずしたところ」
見ると、志摩さんの言う通り、今しがたいた場所に航の姿はなかった。
仕事の電話かもしれない。ホテルの部屋で過ごしていたときも、「かかってくるかも」とやたらスマホの着信を気にしていた。
「さっきはすみませんでした」
ずっと気になっていたホテルでのことを謝ると、志摩さんはやさしく微笑んだ。
「そりゃあ自分の婚約者にうさんくさい男がまとわりついてたら、心配にもなるよ」
「志摩さんはうさんくさくないですよ。うちの大学の助教ですから。立派な方です。志摩さんなら、すばらしい教授になれると思います」
「とんでもない。僕はまだ國枝先生の足もとにも及ばないよ」
志摩さんはカウンターに背中を向けて寄りかかり、どこか遠い目をする。
「教授かあ。いったい、あといくつ論文を書けばいいんだろう。そのとき僕は何歳になっているんだろうな」
「そんなに遠くない未来ですよ、きっと。志摩さんは優秀な方だと学内で評判ですから」
「ありがとう。でも箱崎さんの婚約者には完全に負けてる。家柄も将来性も」
「えっ?」
「日比谷さんのことを人づてに聞いたんだ。あの深見地所のトップに立つ有力候補のひとりだって」
「トップというのは、たしかに可能性はゼロではないとは思います。でもどうなんでしょうね。わたしにはわかりません」
航に関して、実際にそんな噂も耳にする。
でも深見地所の深見社長には、航の従兄弟にあたる息子さんがふたりいらっしゃる。おふたりとも類《たぐい》まれな才能があり、トップに立つ器を持っているとも聞く。
もちろん航が彼らに劣っているとは思っていない。けれど航はあまりそういうことには興味がないみたいで、周囲の人から後継者の話題を持ち出されると、飽き飽きしたような顔をするのだ。
ただ、大学卒業後は有無を言わさず深見地所に入社させられた経緯もあり、航本人は自分の運命に逆らえないと覚悟はしているようだけれど。
「いつからつき合ってるの?」
「大学一年のときからです」
「けっこう長いね。僕も、もっと早く箱崎さんと出会いたかったな」
ぐっと顔を近づけてくるので、一歩引いた。
ここまでされたら、いくら恋愛経験の乏しいわたしでも、さすがに察しがつく。
「……やだ、からかわないでください」
会場のざわめきに救われる思いだった。こんな気まずいなかで、どうにもいたたまれない。
すがるように薬指の婚約指輪を撫でると、志摩さんもそれに視線を移した。
「困らせて、ごめん。ここまで言うつもりはなかったんだけど、その指輪を見てたら、なんか悔しくなってね」
「志摩さん、わたしは……」
「わかってる。じゃまするつもりはないんだ。まあ、こんな話をしてる時点で十分じゃまをしているんだけど」
志摩さんはカウンターに置かれたグラスを手に取ると、ワインを半分ほどあおった。喉ぼとけが上下に動いて、コトンとグラスがカウンターに置かれる。うなだれるようにため息をつき、目も少しうつろだった。
もしかして、酔っているのだろうか。
志摩さんがいきなり告白してきたのは、アルコールが原因なのかもしれないと思った。オレンジ色の照明のせいで、顔色ははっきりとわからないけれど、そういえば赤いような気もする。
それならば、この状況も説明がつく。職場で常に親しげな笑顔を向けてくる人なのに、必ず一歩引いてくれて、わたしのプライベートに深く踏み込んでくることはなかったから。
「あまり飲みすぎないようにしてくださいね」
今はこれくらいしか思いつかない。志摩さんはグラスを手に取り、力なく笑った。
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