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12 いつも誰かに見られている
しおりを挟む中出しのリスクについてどうでも良くなってしまった王であったが、対処法が無い訳ではない。そもそも《浄化》を使えば簡単に排除出来るのであり、使わなかったのは異世界技術を隠そうとしていたからで、母がピルを注文してしまったから《浄化》を使おうとは思わなかったが、中出しさせてくれたサヤとの出会いでその考えも変わった。子を孕む事に積極的な彼女達にも、それを快く思わない者がいる事だろう。親然り、夫然り。互いの生活に支障を来さぬため、王は異世界技術を解禁する事に決めた。何より、中出しの快楽には抗えなかった。
《停滞》の掛かった部屋で、女達が十分満足するまで腰を振り、《浄化》を掛けてキレイにすると部屋を消し、また会えたらと言って別れた。そして20年振りの牛丼を食べ、図書館に戻り勉強を続けた。
─ノートが無くなったか。後は読んで覚えるか…あれ?─
ふと目をやると受付の職員と目が合った。公務員の女が熱っぽい視線を飛ばして王を見ている。《透視》にて、手慰みしている事が知れた。
「お姉さん、ずっと見てたの?」
「えっ…」
お姉さんと呼ぶには年増な女だが、若く見られて悪い気になる女はいない。王は館を出る振りをして受付に近付くと、小声で女に話し掛けた。
「トイレ、付き合ってよ」
「あの、まだ…」
「すぐだから、さ。ね?」
女は断れなかった。《誘惑》の乗った王の声に、抗える女はいないのだ。女は席を立ち、カウンターの奥からぐるりと回って王の元へ戻ると、こちらですと言って王を案内した。
「お姉さん、オナニーより気持ち良くしてあげるよ」
「は、はい…」
2人は当然の様に女性用トイレへ入り、当然の様に個室に入る。後ろ手に鍵を閉め、《結界》と《停滞》を掛けた王は女に語り掛ける。
「さあ、ズボンを降ろしてよ」
便座の蓋に座った女に腰を突き出すと、女は聞こえない程の声で返事をして王子に拝謁した。ブルンと鼻先に当たる王子に目を寄せた女は、はぁはぁと息を荒くして行く。自由にさせたら舐り出すと思われた。
「次はお姉さん、だよ。お尻向けて脱いで」
「はぁ、はぁ、はい…」
王は、女がズボンを降ろす姿を気に入っていた。それを知らない女はズボンからみっちりとした尻をはみ出させ、太い太腿を少しずつ剥いて行く。
「凄いお尻。音が出るくらい打ち込みたいな」
「は、恥ずかし…」
「俺は好きだよ?もう、すぐにでも挿れたいもの」
「あっ」
返事を待たず、王子を女の尻に挟み込んだ。スベスベした下着が王子の先端から発する粘液を拭い取り、食い込ませた尻肉越しに湿り気を与えた。
「早く、早く脱いで?挿れたいよ」
「は、はいっ」
大きくズボンを降ろした女に、王は我慢出来ず下着をずり降ろして挿入した。内部の圧や温かさには気に止めず、女のデカ尻に思い切り腰を打ち付ける。内部では粘膜が大きく圧迫されて、衝撃は口から漏れ出した。
「良いよっ、お姉さんのお尻っ、気持ち良いっ!」
「あっ!はがっ、んっ!んはっ!」
喘ぎ声とは違う、衝撃が息として発せられている。王は夢中になって王子を奮い、子種を吐き出させた。女は便器のタンクに手を掛けて頑張っていたが、王の責め苦に耐えきれず脱力してしまう。だが王の手は緩まない。女の上着に手を掛けてブラのホックを外すと、緩んだ隙間から手を差し入れて揉みながら持ち上げた。
「あはあっ!!」
上半身が持ち上げられ、下半身が王子を限界以上に飲み込むと、ようやく喘ぎ声が放たれた。
「おっぱいもっ、大きいね。んっ!出すよっ」
「んああっ!いっ、ひぐっ!イグイグッ!!イグーーーッ!!イッでるっイっでるがらっ!!んあああああっ!」
ブシャブシャと潮と小便を撒き散らし、女は大きく絶頂したが、王は子種を噴き出しながらも激しい抽挿を止めなかった。そしてそのまま二発目を吐き出し、抜かぬまま4回の射精を行った。その間幾度となく絶頂した女は、尻穴への挿入も易々と受け入れた。
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