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16 144枚入りの箱
しおりを挟む「んもー、配膳くらい手伝ってよ~」
お茶を乗せたトレイを持ってキッチンから戻ったのは家主のマナミさん。この砦の女王であり、一番の世話焼きだ。
「はいはいはいはい分かりましたよっ」「だからそれ死んでるからぁ」
王には分からぬ言葉を使い、ローテーブルにカップを移すのはイハルさん。どこのパーティーにも大体一人はいるムードメーカーなのだろう。言葉の生き死に?に拘るのは甘えん坊の瑠璃子さんで、今も王の左腕に身体を絡ませ少し気持ち良くなっている。
「王くぅんはお砂糖入れるぅ?」「では1つで」
甘い声の早苗さんは一部の包容力に特化した女性で、大きな双丘を揺らしながら王のカップに角砂糖を入れ、大きな双丘を揺らしながらスプーンで攪拌した。
「王君って、大きな胸が好きなのね」
王を案内して来たヨシエさんはソファーの対面からじっとりとした目を向けているが、股を大きく開いて王の視線を誘う。
「胸だけじゃ、無いですよ」「王君正直ぃ~」
「冷めない内に頂きましょ」
「じゃあ、王君のおちんぽにカンパーイ」「馬鹿っ」「「「カンパーイ」」」
「はは、乾杯」
お茶を頂き、女達の話が弾む。マナミさん、ヨシエさん、瑠璃子さん、イハルさん。お喋りをしていても皆王から視線を外さない。それはお喋りもそこそこに王子にしゃぶり付く早苗さんが終わるのを待っているからであろう。
「んっ、んふっ…んちゅ」
「早苗さん、気持ち良いです。瑠璃子さん、キスしたいです」
「んも~、王君の欲しがりさん……んちゅ」
「まあ、こうなるわよね。私も濡れて来ちゃったし」「私なんて外にいた時からヌルヌルよ…」「もうさ、ズッコンバッコンしよーよ」
王と瑠璃子さんの舌が絡み、上下で卑猥な音が鳴る。王の手は自然と瑠璃子さんの敏感そうな胸に伸び、さわさわとなだらかな丘陵から隆起する突起を探し当て、服越しにそれを摘んだ。
「んはっ、あ、私おっぱい無いのにっ」
「瑠璃子さんが欲しい」
ワンピースをたくし上げ、王は瑠璃子さんの胸に顔を寄せる。そしてまるで自分の持ち物の様にブラシャーのホックを外すと、薄くても確実に存在する柔らかさに舌を伸ばした。
チュ。ジュルル…。んちゅ。
「そんな音聞いたら出ちゃう。王君、母乳好き?」「んんっ!」
母乳が好きかと問われたら、嫌いと答える男は居まい。事実はどうあれ、少なくとも王はそう考えた。そしてその反応は王子を大きく跳ねさせて早苗さんを嘔吐かせる。母乳が出ると言うのはイハルさん。イハルさんの子供には悪いが、授乳されながらのズッコンバッコン?に王は瑠璃子さんへの吸い付きを増した。
「あはぁん、わ、私はもう終わってるからああっ!乳首でイッちゃうっ!パンツ脱がせてええっ」
「全く…。ベッドに行きましょ。王君は誰が最初か決めといてね?」
─そんなの決まってる─
王はマナミさんに問われる前から誰の中へ最初の一撃をお見舞いするかを決めていた。口を離し、口を離され皆が席を立つと、マナミさんの案内で寝室へ向かう。王は1人の女性の背後に周り、女性の腰を両手で抑えた。
「あ……」
「我慢、出来ないから…さ」
王は彼女の纏うタイトスカートを捲り上げ、パンティーの横から王子を埋める。今回はゴムを使う事で話がまとまっているため、《収納》から箱を取り出すとその身に封印を施した。
「あん、手馴れてる…ね……それに、凄い量」
「買ったばかりだから、さ」
「ああ!ヨシエさん狡~い」
逸早く異変に気付いたのは瑠璃子さんで、王子を収めたヨシエさんに食って掛かる。だが王の手が瑠璃子さんの丘に伸びるとすぐに大人しくなった。
「暑い中、待っててくれましたから。瑠璃子さんも、待っててくださいっ」
「ダメッ、離さないからっ!ドンドン突いてっ!!」
王はヨシエさんの脚を抱えて持ち上げると、女達の待つ寝室へと向かう。王子と腕だけで支えられたヨシエさんは最奥の部屋を圧迫され、王が歩く度に声を上げた。
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