異世界から帰ったのに何かおかしい 〜俺ってそんなにモテてたか?〜

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18 入会の儀式が主目的

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「炭焼党は失敗するからダメよダメダメ~」

「炭焼党…ああ、世界史の」

 《知識》のある王にもカルボナリと言う言葉だけでは意味が分からず、イタリア語なのは理解したが、続く言葉を聞いて理解した。

「ヴァンデッタを増やさず、ルーポを作らず、バラッカ…にしては良い部屋ですが、秘密は守って行きましょう」

「王君勉強してるねっ」「食べたらぁ、またしよぉ?」

「とにかくみんな食べちゃって。それと、逮捕されないようにねっ」

 確かにそれは死活問題である。誰にとってもではあるが受験を控えた王には特にそう感じられた。

 食事を楽しみ、を楽しむ。5人は《分体化》した王達で思い思いの快楽に浸る。一人は2人の王に前後から二穴を抉らせた。一人は上から跨り両手で2本の王子を扱く。1人の王に耳元で囁かれながら収める者も居れば、大きな双丘に王子を挟み、子種で腹を満たす者もいる。空中に磔にされ、収まり切れない程長くした王子に突き挿されるのを好む者もいた。

 ゴムの使用は途中からは完全になくなった。持参したゴムが尽きたのだ。

 儀式が終わり、5人は意外な程時間が経ってない事を驚いたが、皆それぞれの生活に戻って行った。時間は15:22。帰るには早い王は最後に寄る場所へと向かった。

「さ、入って」

 気配を消した王に彼女は気付かなかったが、そこにいる事を確信するかのように家に招くとドアが閉まり王が現れるのを見て笑顔を零す。ここは自宅の2軒隣、皆崎さんのお宅である。

「王くぅ~ん、どうだったぁ~?」

「みんな気持ち良かったよ。けど優子さんが欲しくなっちゃって…」

「うんうん、分かるよぉ~。私もしたかったもぉ~ん」

 以前逸早く種付けセックスをした主婦の皆崎さんだが、王は彼女も抱きたくなった。彼女は他の女性と違い、中に出したままでも問題なく、またしたいとずっと思いを寄せていたのだ。

「夕飯は家で食べるけど、遅くなっても大丈夫?」

「泊まりに来たって良いんだからね?」

「それは、家族の時間だから、さ」

「まあ、仕方ないね。樹里ちゃん可愛いもんね」

「今は優子さんしか見えないよ」

「きゃ~、王くぅ~ん」

 王は激しく優子を求めた。つい先程まで5人の女と20時間以上交合っていたとは思えない程に優子と秘部を舐り合う。優子にはその愛撫の丁寧さがまるで愛に飢えている様に見えて、愛に飢えた自分が納めるべき鞘に思えてしまった。

「んっ、んっ、んぢゅ、あん、挿れてぇ…あん~っ」

「ん、受け止めて…」

 外では辺りが薄暗くなり行く19時台。外の時間で3時間は王達の時間では丸2日経っていた。もちろんその間何度も食事をし、1つのベッドで眠った。そして交合いを繰り返した。

「凄いね、魔法って」

「多用は出来ないけどね、歳食っちゃうから」「それはダメね」

 歳に敏感な主婦は即答し、王を元の生活へ帰した。王は約3日ぶりに自宅のドアを開ける。3日だが、出迎えに来た樹里が愛おしく、彼女が抱き着いて来るのを利用して唇を重ねた。

「んぢゅ、んん…お兄ぃ、浮気したでしょ」

「まあな。お兄ちゃんモテるから」

「お兄ぃ嫌い」

「なら母さんとだけするか」

「馬鹿あんっ」

 逃げ出そうとする樹里を捕まえる等造作もない。けしからんミニスカートの中へ指を這わすとすぐに湿り気を感じた。手慰みしていたのであろう。

「挿れて、良い?」

「……馬鹿。ご飯が先だよ」

 妹の真意を汲んで、背後から王子を収める。樹里は抵抗しなかった。そのままキッチンへ向かい、母へ帰着の報告をした。

「お帰り。今夜はね?アナタの好きな鰻チラシなの」

「杏里、愛してる」「私もお兄ぃ愛してるっんっあはっ激しっああん!」

「樹里の事も愛してるよっ」

 樹里への愛を注ぎ入れ、感謝と愛を込めた王子を杏里の股に収める。それから母の愛を舐り、子種をたっぷり吐き出すと、家族3人食事となる。過去一多くの鰻が散ったチラシ寿司に王は無言で箸を進めた。










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