18 / 61
18 入会の儀式が主目的
しおりを挟む「炭焼党は失敗するからダメよダメダメ~」
「炭焼党…ああ、世界史の」
《知識》のある王にもカルボナリと言う言葉だけでは意味が分からず、イタリア語なのは理解したが、続く言葉を聞いて理解した。
「ヴァンデッタを増やさず、ルーポを作らず、バラッカ…にしては良い部屋ですが、秘密は守って行きましょう」
「王君勉強してるねっ」「食べたらぁ、また儀式しよぉ?」
「とにかくみんな食べちゃって。それと、逮捕されないようにねっ」
確かにそれは死活問題である。誰にとってもではあるが受験を控えた王には特にそう感じられた。
食事を楽しみ、儀式を楽しむ。5人は《分体化》した王達で思い思いの快楽に浸る。一人は2人の王に前後から二穴を抉らせた。一人は上から跨り両手で2本の王子を扱く。1人の王に耳元で囁かれながら収める者も居れば、大きな双丘に王子を挟み、子種で腹を満たす者もいる。空中に磔にされ、収まり切れない程長くした王子に突き挿されるのを好む者もいた。
ゴムの使用は途中からは完全になくなった。持参したゴムが尽きたのだ。
儀式が終わり、5人は意外な程時間が経ってない事を驚いたが、皆それぞれの生活に戻って行った。時間は15:22。帰るには早い王は最後に寄る場所へと向かった。
「さ、入って」
気配を消した王に彼女は気付かなかったが、そこにいる事を確信するかのように家に招くとドアが閉まり王が現れるのを見て笑顔を零す。ここは自宅の2軒隣、皆崎さんのお宅である。
「王くぅ~ん、どうだったぁ~?」
「みんな気持ち良かったよ。けど優子さんが欲しくなっちゃって…」
「うんうん、分かるよぉ~。私もしたかったもぉ~ん」
以前逸早く種付けセックスをした主婦の皆崎さんだが、王は彼女も抱きたくなった。彼女は他の女性と違い、中に出したままでも問題なく、またしたいとずっと思いを寄せていたのだ。
「夕飯は家で食べるけど、遅くなっても大丈夫?」
「泊まりに来たって良いんだからね?」
「それは、家族の時間だから、さ」
「まあ、仕方ないね。樹里ちゃん可愛いもんね」
「今は優子さんしか見えないよ」
「きゃ~、王くぅ~ん」
王は激しく優子を求めた。つい先程まで5人の女と20時間以上交合っていたとは思えない程に優子と秘部を舐り合う。優子にはその愛撫の丁寧さがまるで愛に飢えている様に見えて、愛に飢えた自分が納めるべき鞘に思えてしまった。
「んっ、んっ、んぢゅ、あん、挿れてぇ…あん~っ」
「ん、受け止めて…」
外では辺りが薄暗くなり行く19時台。外の時間で3時間は王達の時間では丸2日経っていた。もちろんその間何度も食事をし、1つのベッドで眠った。そして交合いを繰り返した。
「凄いね、魔法って」
「多用は出来ないけどね、歳食っちゃうから」「それはダメね」
歳に敏感な主婦は即答し、王を元の生活へ帰した。王は約3日ぶりに自宅のドアを開ける。3日だが、出迎えに来た樹里が愛おしく、彼女が抱き着いて来るのを利用して唇を重ねた。
「んぢゅ、んん…お兄ぃ、浮気したでしょ」
「まあな。お兄ちゃんモテるから」
「お兄ぃ嫌い」
「なら母さんとだけするか」
「馬鹿あんっ」
逃げ出そうとする樹里を捕まえる等造作もない。けしからんミニスカートの中へ指を這わすとすぐに湿り気を感じた。手慰みしていたのであろう。
「挿れて、良い?」
「……馬鹿。ご飯が先だよ」
妹の真意を汲んで、背後から王子を収める。樹里は抵抗しなかった。そのままキッチンへ向かい、母へ帰着の報告をした。
「お帰り。今夜はね?アナタの好きな鰻チラシなの」
「杏里、愛してる」「私もお兄ぃ愛してるっんっあはっ激しっああん!」
「樹里の事も愛してるよっ」
樹里への愛を注ぎ入れ、感謝と愛を込めた王子を杏里の股に収める。それから母の愛を舐り、子種をたっぷり吐き出すと、家族3人食事となる。過去一多くの鰻が散ったチラシ寿司に王は無言で箸を進めた。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる