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34 ご近所付き合い
しおりを挟む王は桐山家に自宅と同じ処理をすると、並びのベッドで寝ている2人に《催眠》を掛けた。
「奥さん、起きて」
「……ん…、き…王……くん」
「おはよう。奥さん、セックスレスなんでしょ?セックスしよ?」
「…隣であの人が寝てるのよ……」
「大丈夫。寝てるから」
「……そうね。静かに……ね?」
夫婦は別々のベッドで寝ている。多少揺れても気付かぬだろうと奥さんは布団をズラして王を迎える。王はベッドに横になると、奥さんのネグリジェを脱がそうとして思い止まる。
「奥さん、色っぽいネグリジェだね」
「そんな事、全然言われた事ないわ」
「透け透けでおっぱい丸見えじゃん。ブラだって紫かな?乳首の所、開いて見えてるよ」
「この人、コレでもダメなの」
「俺はこうだけど?」
「…大きいわ……」
「中に出すけど、良いよね?」
「ええ。好きなだけ、出して。その代わり壊れるくらい…抱いて」
王はネグリジェとブラを着けたまま舌を伸ばし、奥さんの乳首にしゃぶり付く。両手はネグリジェの下を進み、ブラを押し上げ膨らみを揉んだ。硬く反った王子は奥さんのパンティを押し込み染みを作る。それは当然、王の物だけではなかった。
「奥さん、良いかな?我慢出来なくなっちゃった」
「聞かないで良いのよ?好きなだけして?それと…、清美って、呼んで?」
「清美っ」「ああっ、王くんっんんんっ」
清美にとっては14年振りの快楽に、声を抑える事等出来はしなかった。自らも腰を振り、セミダブルのベッドを軋ませる。その振動は部屋全体に及び、ともするとこの家の主を起こしてしまう程の刺激となっていた。
「あっ!あっ!あの人っ!起きちゃうっ!!あああっ!」
「清美っもっと!もっともっと!!出すよ?もう出すよ!?」
「来てっ!王くんの精子で孕ませてっ!!イくっ!イクイクイッくううああああっ!!イッてるっ!イッてるからあはああああっ!!」
清美は大きく絶頂するが、それでも王は抽挿を止めない。それ所か増々激しく腰を振り、清美の潮噴きを誘った。清美もまた、腰の動きを止める事は無い。王の動きに合わせるように、先端が一番奥に当たるよう腰を深く沈ませて、最大の歓喜に備えた。
「あはっ!来たっ!王くんの精液っ、子宮の中で詰まってるっ、ああああああああぁぁぁ……」
王の射精は長く、量も日本人を凌駕している。それは《性豪》のパッシブ効果であり、使えば使う程《性豪》の効果量は増えて行く。清美の子袋に注がれた玉子は王子の詰まった産道を掻き分け体外に放出された。それでもドクドクと噴き出る玉子に清美は更なる絶頂を得る。
─そろそろ、寝とくか─
王はまだ続けたかったが明日も学校、早起きしなくてはならない。王子を引き抜き清美の口に押し込むと、部屋を《浄化》し家に帰る。清美の記憶を消す事も忘れなかった。
「行ってくる」「行ってきまー」
「あら、王くんおはよう。樹里ちゃんもおはよう」
「あ、おはようございまーす」
「おはよう。行ってきます」
王を見る清美の目が夫に向けられる事は二度とないだろう。《催眠》で脳の記憶は消せたとしても、子宮の記憶までは消えないのであった。
それもあり、杏里と樹里を抱いた後、清美と皆崎さんを抱く事が増えた。元々皆崎さんは学校帰り等にも抱いていたが、快楽のレパートリーが増えた事に王は喜んだ。初めては皆崎さんのお宅へお邪魔した時、桐山さんが居合わせたのだ。股間の意思に従って、王はそのまま2人を誘い、2人は喜んで股を開いた。
「お兄ぃ、またお向いさん?」
「お前途中で力尽きるじゃん。それに桐山さんはセックスレス。WinWinだろ」
「私勝ってない」
「きんちゃん、私もセックスレス夫婦なのよ?」
「母さんとも毎日してるでしょ?」
「きんちゃんに愛してもらえるだけ、マシなのかしらね」
「も~っと愛して欲しい!」
望み通りにしてやった。《回復》のない2人は当然耐えられるハズもなく、清美と優子は愛された。
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