51 / 61
51 外国人は歳が分かりにくい
しおりを挟む言葉の意味を理解出来る王は、食事を終えると誘いに乗った。そして2人、植樹の中へと入って行く。
『《結界》を張ったよ』
『魔法使い?それとも忍者?前者なら焼かれる辺り私と一緒ね』
フランスジョーク、ではなくジャンヌジョークである。ちなみにすぐ隣にはジャンヌ・ダルク学校があり、時期が違えば学生達が騒いでいると言う。
《結界》等を駆使して目隠しと時間操作を行い、ジャンヌさんの上着を肌けさせる。
─やはりジャンヌと言ったらドラクロワ─
王は勘違いしているが、絵画に描かれた女性は自由の女神でモデルはいないとされているし、フランス革命でもない。だが目の前に剥かれた双丘に、そんなことどうでも良くなった。
『ンチュ…愛してるわ、ロワ…』
唇を重ねたジャンヌは王をフランス語で呼んだ。王はジャンヌの膨らみを揉み、腰を押し付ける。脚が長い。背丈は同じくらいなのにズボン越しに硬くなったモノ先が彼女の臍に当たらない。西洋人が羨ましく感じるが、屈まなくても挿れられると思うと丁度良い。王は唇から首筋を通って乳房、そして乳首に舌を這わす。同時に両手は尻を撫で、少しゆったりとしたストレートなデニムパンツを降ろした。
『キレイな脚だね』
『あなたの脚も逞しくて素敵よ』
リーバイス501。フランスエルフの中で流行っていると言う。妹に買って行っても文句を言われそうだ。互いに脚を褒め合うと、ジャンヌは長い脚を折り曲げて王子にキスをする。王は地面を床張りし、仰向けに寝そべると、ジャンヌを顔に跨らせ、フレンチ・ジョブを継続する。突然現れた床張りに、ジャンヌは何も言わなかった。彼女の目は、王の怒張に釘付けであり、言葉を発する暇もなく王子を飲み込んだ。
『ンッ、グプッ!ンンッ』
「んっ、んっ、んっちゅ」
王から解き放たれる白濁が、ジャンヌの喉を打ち付ける。その度に彼女は声を漏らし、喉を鳴らして子種を収める。王もまた、ジャンヌの愛液を嚥下しては自身の唾液を流し込む。
『ンッ…ロワ……貴方の子供が欲しいわ』
「Insère-le, Jeanne.」
「Oui, mon cher roi.」
ジャンヌの股間が王の顔を離れ、王子を先端に押し付けられると彼女は一気に降下する。ブチッと裂ける感覚が、ジャンヌが処女である事を示した。王は急いで《回復》を掛け彼女の体を労った。
『初めてなのっ、けどっ、気持ち良いっ!あんっ』
『ジャンヌのまんこ、凄く締め付けて、凄く良いよっ』
『乳首を吸って!ああん、んん~っ』
ジャンヌは乳首を吸われる事を好み、後背位で突かれるのを好んだ。相反する好みを叶えられる王は、《分体化》して応え、前後の穴を王の所有物に変えた。もちろんたわわな双丘も、魅惑的な唇も王の物である。王は初めてのフランスエルフに本気の種付けを施す。何度も、何度も。事後、ジャンヌが14歳と知って慌てて《浄化》したが、その日はジャンヌの家に泊めてもらい、何度も射精した。当然母子丼でだ。
ジャンヌが年末で暇なのが分かると王は年明けまでジャンヌと過ごそうかと考えてしまったが、愚妹のお土産ぇ~の声が頭を過り思い留まった。何より魔物の調査や素材の買取にも興味があるのだ。どちらかを選ばなければならない。
『モンスター?どこかで出たとは聞いたけど、私ニュース見ないもの』
─中二ならそんなもんか─
『セヴェンヌの周辺に出たと聞いたわ』
ジャンヌの母は食事の後片付けをしながらニュースで見聞きした事を教えてくれた。セヴェンヌ国立公園はジェクスの南西にあり、モン・ダルデシュ自然公園、オーブラック自然公園等と隣接していると言う。
『ねえロワ、私も連れて行ってよ』
『お嬢さんは戦えないでしょう?』
『私だって戦えるわ』
『ジャンヌ、貴女が戦うと火炙りにされるわよ?』
『ならそんな名前付けないでよっ』
付けたのは父だそうだが、よくある名前なので文句を言っては可哀想だ。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる