異世界から帰ったのに何かおかしい 〜俺ってそんなにモテてたか?〜

もる

文字の大きさ
4 / 61

4 話し合い、取り決めを交わす

しおりを挟む


「きんちゃん、お母さんも美味しいわよ?食べたくなぁい?」

 女神の叶えた願いは、母を女に変えていた。王は今2人に起きている感情が、女神の失敗による事を説明した。したのだが、それがどうしたで流されてしまった。保内家の家長は単身赴任で今エクアドルに居る。帰って来てはくれないだろうし2人をエクアドルに飛ばす事も適わない。

「お母さんね、きんちゃんとエッチしたいのよ。ダメ?」

 母は椅子から立ち上がり、着ていたTシャツを脱いでそう言い放った。母は、ノーブラだった。

「私もお兄ぃとエッチする!絶対する!」

 妹が服のボタンを外して胸を晒す。こちらはスポブラ、健康的だ。

「……分かった。けどこれだけは守って欲しいし、条件が飲めないなら俺は家を出る。それでも良いならするよ。良い?」

 王から出された条件は、必ずゴムを着けるかピルを服用する事。絶対外に言い触らさない事。王が他所の女とセックスしても、決して害意を持たない事。この3つである。子を成したい2人は少しの間ゴネたが、母には夫がいて妹はまだ高一だ。母は自分の事を棚に上げ、娘の妊娠は否定した。妹を妊娠させられないから母も同じく我慢してもらうと王は母を納得させた。

「ピルはネットで買えるけど時間が掛かるわ?お母さん我慢できないのだけど…」

「ゴムもネットで買ってよ。業務用みたいなのもあるだろうし」

「それ買ったら毎日できるねっ」

─毎日は勘弁してもらいたい─

 ただ、最初で最後の子作りセックスで何十日も掛けた過去もあり、1箱10枚入なんて1日持たないと感じての発言であった。

「お母さんはピルが良いんだけど、樹里はゴムの方が良いわね。体に負担が掛かるから、慣れるまではゴムと併用した方が良いわ」

 母は上半身裸のまま、自前のスマホを操作してネットで買い物を始めた。ゴムはすぐに買えて明日届くと言う。そしてピルは来週だと告げた。

「これで良しっ。じゃあきんちゃん、洗い物手伝って」

 セックスだピルだと言っていたが、これでも食事中だったのだ。王は母の願いを聞き入れて、食器をキッチンへと運ぶ。妹と母も続いた。

「私濯ぐね。お母さんはテーブル拭いて」「はいはい」

 言葉だけ聞くと普通の家族の会話だが、方やスポブラ、方やノーブラ状態だ。

「樹里、ボタン閉めろよ」

「もう手がびちゃびちゃだもん無理~」

 王も手が泡泡だ。母は食卓に向かってしまったし、諦めるしかない。

「テーブル拭いたわよ?後は、何しようかしら…」

 テーブルを拭いて戻った母に背中から抱き着かれた。母の柔らかさが背中を伝わるが、赤ん坊の頃には吸っていたモノだ。それ以上の感情は起きない。

「ちょ!母さんダメだって!」

 突然の事で王は慌てた。母の手が王のズボンを引き降ろしたのだ。迂闊であった。カーゴパンツのままであればベルトを外そうとする間に回避できていたのに、プリントTシャツと一緒に部屋着の短パンへと着替えてしまっていたのだ。だが着替えるのも仕方の無い事。異世界での王は外では鎧を着用していたため、部屋に戻るとすぐ着替えるよう習慣付けられていたのである。

「早く洗っちゃいなさい」

 母は言う事を聞かない。王の短パンとパンツを降ろし、王子と玉子を揉み弄り始めた。子を持つ母は、躊躇いもなかった。

「お母さん、狡いよ…」

「洗い物が終わったらお兄ちゃんがさせてくれるわよ。ね?お兄ちゃん?」

 17歳の肉体が、股間の快楽に抗えるハズがない。王は母親から与えられる快楽に、王子を硬く、太くする。

「お兄ぃ…おっきい…」

「お父さんのより二回りは太いし、長さもこんな…2倍はあるかしら。楽しみねっ」

─流石にそれは短過ぎるだろ─

 褒められているのだろうが素直に喜んで良いのか分からない。とにかく皿洗いをしてる間は母からの愛を受け、終わってからは妹に弄らせた。そして最終的にはリビングのソファーに座り、2人の口に納められた。









しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

なほ
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模るな子。新入社員として入った会社でるなを待ち受ける運命とは....。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜

具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです 転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!? 肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!? その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。 そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。 前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、 「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。 「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」 己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、 結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──! 「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」 でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……! アホの子が無自覚に世界を救う、 価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!

石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。 クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に! だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。 だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。 ※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...