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2 王国から帝国へ
大人と子供
しおりを挟む「ぷは…はぁ、忘れず、来たね?」
「ふぅ。会いたかった。皆健在か?」
長い長いキスの果て、女は呼吸を乱して再会を喜ぶ。男は本音を吐露した。
「治療院には定期的に…だが、診てもらった方が早いかね。おい、3日に分けて全員呼びな」
カウンターで作業をしていた女に指示を出すランデル。昼間は家で寝ている女達、すぐに集まるなんて事は出来ない。シフトを調整して、検診は翌日から始まる事となった。
「また雇ってもらえて嬉しいよ」
「こっちこそよろしく頼むよ。今夜は1人だけだが、働いておくれ」
アウディーは自室に通されると、食事を供され夕方まで休みを取らされる。女は支度に時間を掛けるモノだ。そして外の色が変わり営業が始まると、ノックと共にドアが開く。そこには侍女を侍らせ、完璧な戦闘スタイルになったランデルが立っていた。
「キレイだ…」
「嬉しいよ」
ランデルが入室するとドアは閉められ、外の喧騒は聞こえなくなる。魔法が付与されているのではない。目の前の女しか目に入らなくなっているためだ。
「あれから誰にも抱かせちゃあいないよ」
「浮気者ですまん」
服を脱がされながら、アウディーは詫びた。ランデルは逆に笑みを浮かべて返した。
「モテない男を愛したつもりは無いよ」
ランデルのドレスがスルりと肌け、半球を隠していた双丘が露になると、硬直していたアウディーの体は一段と反応した。
「アタシへの気持ち、目に見えるから、ね…ハム」
久々に感じるプロの技術。離れたくないと切実に感じる。感じ過ぎて、我慢ならなかった。それでもランデルは気にも止めずに嚥下して、更なる刺激を与え続ける。この程度で収まる事はないと理解しているからだ。だからこそ、愛撫は長く続いた。互いに舐め合い、粘液を飲む。1度収めてしまってからは、朝まで抜く事はなかった。
「坊や…、仕事の時間、だよ…」
「もう1回、だけっ」
「仕方ないねぇ、思い切りっ、出しなっあっ」
仕事初日と言うのに遅刻をしたアウディーは女達に呆れられ、女達が呆けるまで検診と言うなの交合いに興じた。もちろん検診は滞りなく行われ、病魔は悉く消滅せしめ、検診を受けた者へご褒美が与えられた。客からは得られぬ程の快楽と、腹に満たされる愛の塊。女達にとって健康はおまけでしかなかった。
「まだ子供だろ?」
「客は待ってくれないのさ」
3日経ち、その翌日。ランデルとの交合いを期待していたアウディーの前には4人の少女が連れ込まれた。口減らしで見受けされたのだろう、皆10を過ぎた頃合か。細い手足がそうせざるを得なかった境遇を思わせる。子供であっても、子供だからこそ求める客があると言うランデルは、せめて最初くらいは…と、アウディーの元へ連れて来たと言う。普段余程飢えてもない限り、女性への扱いが激しくなる事のないアウディーには、彼女等がどの様な扱いをされるのか理解出来なかった。
「釘を刺しても所詮は密室。やらかす糞は多いのさ。もちろんアタシ等ぁ黙っちゃないけどね。それでもキズにされた女は残るんだよ」
「分かった。優しくする。ランデルも一緒にな」
「…馬鹿。お前等、しゃぶってやんな」
二本差しに2人ずつ。脚と腹に跨って怒張を舐る。初々しい舌技に彼の感情を昂らせる力はない。だがその初々しさが愛おしく感じる。子供を取るクズの気持ちが少しだけ分かってしまうアウディーであった。そして少し遠い未来、少女達は知る事になる。普通の男に性器が二本生えてない事、そして新たに何本も生えない事を。
「アウディーしゃまぁ~」「もっとシてくらしゃ~い」「んちゅ、んっちゅ…」「あっ、あはっ」
少女達は快楽を覚え、女になった。アウディーの虜になってしまった少女達は初めての快楽に箍が外れ、もっともっとと快楽を求めた。
「お前等っ、客にはっ、するなよっ!んっ、サービスしっ、し過ぎだからねっ、んくっ!」
ランデルもだ。
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