118 / 148
4 それぞれの自由
見栄を張る生き物
しおりを挟む浴室に集まっていたのは6人の貴族にメイドが4人。アウディーを連れて来たメイドを含めた11人が1人の男を取り囲んだ。
「貴方が噂に聞く冒険者さんね?」
「王妃様がご覧遊ばされた宝物。私達にもお見せ下さいな」
「本当に二本も生えてらっしゃるの?」「嘘はなりませんのよ?」
「さあさ、お湯が冷めてしまいますわ。お前達」「「「「畏まりました」」」」
あれよあれよと服を脱がされるアウディーに、貴族女は黄色い声を上げる。そこらの貴族よりも鍛えられた肉体は彼女達からすれば目の保養になっているのであろう。そして股間の平民下着の腰紐が外される。
「「「「「「わあっ」」」」」」
6人が揃って同じ声を上げた。彼女達の視線の先には上下に並んで垂れ下がる2本の腕…のような肉塊。アウディーの、まだ立派になる前の腰の物である。6人は更に近寄り膝を着くと、躊躇いもなく手を伸ばした。
「や、柔らかいわ」「ですのにこんなに大きいの!?」
「侯爵夫人、重くて、暖かいですわっ」
「お口に収まるのかしら…」
「…冒険者さん、よろしくて?」「私もっ」
アウディーが許すと2人で1本の肉棒に口を付ける。残る2人はその様子を見詰め、肉棒の変化を観察しているようだ。ちなみにアウディー、今日は少し見栄を張っている。見知らぬ貴族に見られると言う事もあり、二本差しの長さと太さをほんの少し【恩恵】で増した。
「ん……叔母様、硬くなりましたわ。はむっ」
「ええ。反り立って、まるで物語にある聖剣デュレースカのようね」
─それは一本成りだが……─
聖剣デュレースカの話はアウディーも幼少の頃に聞かされた寝物語の一つだ。大岩に突き立てられた一振の大剣で、英雄レクスマーキーによって引き抜かれ、邪悪なドラゴンを退治すると言うモノである。
「退治するには見目麗し過ぎるドラゴンですね」
「まあ。お上手ね」
「ならば退治してお見せなさい。見事倒した暁には、英雄の称号を与えられてよ?」
「では、お覚悟を。まずは露払いにそこなメイドから」
夫人達は服を剥かれ、湯に浸かる。そしてアウディーは脱衣したメイド達を愛撫する。観客席に見えるように股を開かせ、後ろから伸びたアウディーの両手が2人をメイドから女に変えた。アウディーの背後には2人が控え、それぞれの手がご立派様を上下に扱いた。
「はしたない、はしたないわ。あんなにアソコを濡らして……」
「アソコに冒険者の聖剣が収められてしまうのですねっ」
「本当に、入るのかしら…」
「稚児の頭よりは……ですが」
「侯爵夫人っ子種が、子種が出そうですわっ」
一振の聖剣から勢い良く噴き出した白濁は、観客席にいた女達に降り注ぐ。女達は避ける隙もなく顔や髪を汚し、雄の匂いに包まれる。アウディーは女達の好意を増した。
「あ……」「殿方の、香り……」
「はぁ…なんて、芳しいのでしょう…。はぁ」
「あっ私の手が…指が勝手にっ、はしたないわっ」
「冒険者さんっ、暫し、もう暫しっお待ちになって!?」
何を待つのだろうか。観客達が湯の中で頬を染める中、手慰みを受けていた者を体の中心に寄せる。
「「「あ」」」
左のメイドを本物に宛てがい、ゆっくりと腰を落とさせる。誰とかは知らんがメイドは経験済みで、抵抗なくズブズブと音を立て飲み込んで行く姿に観客達は息を飲んだ。そしてメイドの最奥へ到達すると、右のメイドを促して、偽物が飲み込まれて行くのを見せ付けた。
「ふ……太、い…っ」「お腹で、ビクビクとして…おりますっ」
「お前達、ご婦人方に使い様を見せて差し上げろ」
「は…はい」「承知、しましたっ。んんっ」
聖剣を咥えた2人の屈伸が始まる。腰を下ろそうにも奥が支えて尻を着けず、鍛えてなければすぐにへばってしまうだろう。しかしそこは威力メイドと言った所、快楽を受けて腰砕けになりそうなのを耐えながら絶頂に到った。
10
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる